朝の車窓から
遠くにかすむビルがすき
遠くにひかる川がすき
車窓の風景が
ふと心にとまる
自分の心をぎゅっとつかんで
向こうへとどくように
思いっきり投げとばしたい
この気持ち
朝の電車に乗って流れてゆく
遠くにかすむビルがすき
遠くにひかる川がすき 3/8
秋のものおと
秋は人の心を
あのうすい紫のヴェールで包み込む
その中で
ほら、あなたの心が
かさこそ音を立てているのが
聴こえるでしょう?
その音が妙にさびしげで
耳をそばだててみる
私にしてはめずらしく的確な言葉使い。あるべきところにおさまってる感じの詩。いつもこういう風に頭へストンと言葉が落ちてくればなぁと思う。
まぁ、曖昧な自分も好きなんだけど。
1995年