心象風景。まさにそんな感じの海だった。
市大男子寮に置きっぱなしだったチャリを取りに行ったのだが、その途中で見た海。思わず立ち止まって眺めていたら動けなくなってしまった。それほど私の心はひっぱられていた。ひっぱられてひっぱられて、海風とマーブル状になってしまうほど。叫びだしたいような、ずっと黙っていたいような、あの気持ちはもどかしいほど忘れられない。
わたしの海
海のにおい
忍び込めないところなどないように
灰の残り火が静かに横たわる
風をきって
塩辛い夢をきって
昔 泣きじゃくった後
こんなにおいがしたよね 2/19
2001年