泣いたり叫んだりする雲を
君は見ないという
わたしは空を見上げて
尾をかむ蛇を思い出す
言葉のひとつひとつを
つないで渡しても
君は首の後ろで結んで
すべてを受け入れるように笑った
枯れた花びらを拾って
君はまた笑うのかな
砂となって飛んでゆく前に
どうかその手で抱きしめて
わたしの心が荒れる夜には
嵐になればいいのに
君のドアをたたいて
ほら、この世を見せてあげる
ぬいつけた影はがして
ひきだしにしまう
どこへも行けないことも知らず
飛び立つことはできないの
枯れた木の葉を拾って
きみはまた笑うのかな
影が大地に戻ってしまう前に
その窓をけって
わたしを探して
へびの環