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「オートバイ」と呼ぶと、ちょっと古めかしい。
語尾を尻上がりに「バイク↑」と呼ぶのは、若者気取りで似合わない。
「モーターサイクル」は正式な英語表現だが、普通はこんな風には呼ばない。
仕方がないので運転免許証や車検証に書かれているとおり、自動二輪車とした。

Sexy Rider’s BBS

2000/06/11


オートバイとの付合い

 高等学校の一年生で自動二輪免許を取得。当時は小型(〜125cc)とそれ以上の二区分の時代、教習所に五日間通って実技試験にパス。最初の二日間は125ccビジネスタイプで外周、8の字、S字、クランクなど。あとの三日間は350ccスポーツタイプで坂道発進、急制動、一本橋など。実に簡単、お手軽な自動二輪免許取得であった。

 「自動二輪免許を取得したい」とのワタクシの申し出に両親は喜んだ。それまで純文学ばかり読み、トランペットを吹き、クラシックのレコードを聞くのが趣味だった少年である。スポーツは嫌いだし友達も少ないワタクシは、両親から見てもアブナイ少年だったろう。それが人並みに自動二輪車に興味を示したのだから、普通だったら「危ないからやめとけ」と言うところ、喜んだわけである。

 自宅から6キロメートルの道のりにあった高等学校には自転車で通った。オートバイ通学は一定距離以上であれば認められていたが、排気量125ccまでに限られていた。両親が買ってくれたのは350ccの中古スポーツ車だったから、これで通学したら反則になる。しかし大らかな校風だったので、堂々とナナハンに乗ってくる生徒も咎められることはなかった。

 都内の大学に進学、下宿生活となり置き場所がなかったのでオートバイは実家に置き去り。4歳年下の弟が乗っていたようだが、いつの頃か廃車されていた。それでも何度かは実家から東京まで乗ってきて、大学まで乗り付けたこともあったが、田舎道しか走ったことがないワタクシにとって、都内の道路は苦痛で、とうていオートバイの楽しさなど感じられなかった。

 1981年、都内の区役所に就職して独身寮に入居すると、若い人達がオートバイ(彼等は「バイク↑」と尻上がりに発音した)を乗っているのを見て私も再びライダーになりたいと思うようになった。就職後1年ほど過ぎてから結婚、それに先立ち独身寮を出て市川市の南行徳にアパートを借りて住むようになっていた。同僚が斡旋してくれてKAWASAKIのZ400LtdIIとかいうアメリカンを購入。数回職場まで乗っていったがアメリカンはどうしても馴染めず1986年に手放し、スーパーカブ90に乗り換えた。

 1988年に新車同様の中古CBR250Fourを購入。憧れのマルチシリンダー。6万キロメートル以上は乗ったがメンテナンスに気を付けていなかったのでカムシャフト摩耗で廃車。1995年に中古のZXR750を購入。CBRの超軽量な車体と比べるとボッテリと重たく、慣れるまでが恐かったが本格的なレーサーレプリカらしくステップ荷重でクルリと向きを変えてくれる素直なハンドルで、現在まで愛用。1998年1月の大雪の夜、2度の転倒でステップ破損、カウル破損。雪の日にオートバイに乗るのは大変危険なことであると痛感した。 

 1999年4月頃から、ZXR750の調子が悪くなってきた。アイドリングが維持できない、カブる、とにかく乗りにくい。キャブ同調をバイクショップに依頼したが直らない。
 結局、TZR250に乗り換えた。後方排気の最終型。いやー、これが実に面白い。ガソリン消費はすさまじく、満タンでナナハンの半分しか走らない。同じ17リットルのガソリンタンクなのに、である。
 しかし、ホントに面白い。まず、エンストしないで勤務先までたどりつけるようになるのに2週間を要した。軽い車体なのでブレーキングが正確に行える。CBR250Fourの軽さとは別の軽さを感じる。


(この項目は工事中につきアテにしないこと。うろ覚えで書いている。そのうち精査する予定。)

自動二輪車と原動機付自転車

排気量
(単位cc)
運転免許 車検 車種 ナンバー
プレート
一般道路での
制限速度
高速道路
自動車専用道路
での制限速度
税金
(年額)
自賠責
(年額)
〜50 原動機付自転車 なし 第一種原付 30 通行不可    
50〜90 (小型)
自動二輪車
第二種原付 50    
90〜125    
125〜250 (中型)
自動二輪車
軽自動車 60 80    
250〜400 あり 小型自動車 白・緑枠    
400〜 自動二輪車    

光と影

 爽快感は、身体むき出しの危険と隣り合わせで味わっている。しかし命を懸けることが目的ではない。

 オートバイの免許取得が難しくなってから、若者の無謀運転による事故が減ったのだろうか。自賠責の保険料が安くなったから、効果はあったんだろうな。

 大抵のライダーは自分の腕前、体力をオートバイ選びの尺度にする。モチロン懐具合も考える。ところが四輪車のドライバーのどれだけが同じような基準で自分のクルマを選んでいるのだろうか。
 最近の自動車はパワーステアリングが標準装備だったり、ブレーキにアシストが付いているが、そのことさえ知らない人達が運転しているクルマは、考え様によっては非常に危険である。教習所で一度はパワーアシストがないクルマに乗せておく方が、クルマを運転することの難しさと危なさを実感できてよいのではないか。
 もう一つ気になっていることは最近のデカイ4WD車、可愛いお嬢さんが走らせていたりするけれどタイヤ交換できるのかな。ワタクシは学生時代にアルバイトで2トンのダンプを運転していたけれど、タイヤの交換はヒイコラ言いながらの大変な作業だった。今では初老域に突入したので自分でタイヤ交換できるサイズのクルマというと、あのデカイ4WDは無理があるため軽自動車にシフトしてしまった。


つづく(予定)