TOEFLGRE勉強法

 

TOEFL

1.  使用教材

 ・TOEFL Test Preparation Kit 2nd Edition

 ・TOEFL Practice Test Vol. 1 & Vol. 2

TOEFL Sample Test

TOEFL攻略本

TOEFL英単語3800

TOEFL英熟語850

TOEFL予想問題700

TOEFL英文法440

TOEFLリーディング270

TOEFL攻略マニュアル(松柏社)

Complete Guide to the TOEFL TestHEINLE&HEINLE’S

TOEFL PREPARATION COURSETHE HEINEMANN

TOEFLリスニング大特訓(アルク)

 

2.  Listening(入塾前48点→最高点61点)

 Listeningの勉強方法は、(1Part AからPart Cまで休まずに問題を解く、(2)答え合わせをしながら、聞き取れなかったところ、知らなかった単語・イディオムに蛍光ペンで印を付ける、(3)1問1問テープを聴き、スクリプトを見ながら3回くらいSpeakingする、というやり方を基本としました。そして、解き終えた日から1週間くらいは、その問題のテープを徹底的に聴き続けます。そうすると、ほぼそのテープの内容が頭に入りますので、その後新しい問題に移り、また上記のやり方を繰り返します。僕の場合は、TOEFLの勉強を開始した時点でのListening能力がかなり低かったので、ETSの教材に関しては、全て100回以上聴いたと思います。イディオム対策は、英熟語850を繰り返し聴いただけです。

 色々な教材に当たってみて感じたのは、まずはETSの教材で基礎を固めて(傾向を理解して)から他の教材に手を広げていくのが効果的だということです。といいますのも、様々な問題集が販売されていますので、当然のことながら良いものばかりではありません。ですから、押さえるべきところを押さえてから、次の段階へと移っていった方が効率が良いと思います。僕は、神部先生に相談しながら、新しい教材を買い足していきました。

 Listeningは、いくら勉強してもなかなか結果が出ないので、挫けそうになりました。しかし、攻略本にある、「階段状にあがる」という言葉を信じ、ひたすら問題集のテープを聞きSpeakingし続けました。僕が60点以上取れたのですから、皆さん必ず取れるはずです。問題はあきらめずに続けられるかどうかだけだと思います。

 

3.  文法(55点→65点)

 文法は、僕にとっては一番苦労したSectionです。不注意な性格が災いして、なかなか安定して高得点を取ることができませんでした。問題は、最後までポカミスを防ぎ切れなかったことにあると思います。ですから偉そうなことは言えないのですが、(1)攻略本等でTOEFLで問われる基本的なポイントを押さえる、(2)ETSの教材を完全に理解するまで繰り返し解く、その後は、(3)教材を絞って繰り返し解く、ということに尽きるでしょう。

 

4.  Reading(51点→61点)

 Readingは、語彙力の伸びに比例して60点前後までは順調に行きましたが、最後までそれ以上の得点への壁を破ることはできませんでした。僕の場合は速読力がなかったので、攻略本のCDのピッチに合わせて、毎日必ず速読練習をしました。問題演習の際は、(1)Passage1からPassage5まで休まず解く、(2)答え合わせをしながら、分からなかった単語の意味を全て調べる、そのうえで、(3)間違った問題の見直しをし、最後に、(4)上述のCDのピッチに合わせて、全てのPassageを速読する、という勉強方法をとりました。

 

5.  Vocabulary

 これはもう、ひたすら「英単語3800」を覚えるしかないでしょう。最初勉強し始めた頃は、RANK3は半分以下、RANK4に至っては1割くらいしか分かる単語がありませんでした。そこで、比較的分かる単語のあるRANK2、3をひとまとめにし、毎日1週間分の単語に当たりました。この際、分からなかった単語に印を付けておきます。次の日は、前日に分からなかった単語と、次の1週間分の単語に当たり、これを本試験の1週間前以外は毎日繰り返します。RANK4はほとんどが分からない単語でしたので、さすがに1日1週間分はきついので、最初は2〜3日分を目途に、新しい単語+前日の復習を繰り返しました。正解率が概ね50%以上になった段階で、RANK2、3と同じように、1週間分+前日の復習へと量を増やしていきました。この様なやり方で、「英単語3800」を購入してから最後のTOEFLまで、基本的には毎日語彙力強化の勉強を続けました。これは最も辛い勉強でしたが、最終的にはRANK47割以上は分かるようになりました。Vocabularyに関しては、やるかやらないかそれだけです。僕は30代で記憶力が相当落ちていることを考えると、僕より若い皆さんは、もっと楽に覚えられるとは思いますが…、とにかく覚えましょう。

 

GRE

1.   使用教材

GRE Big Book

GRE POWERPREP

 

2.   Verbal(初受験時320点→最高点370点)

 AnalogiesAntonymsについては切りがないので、とりあえずPOWERPREPに出てきたものは全て暗記しました。それ以外は、Big Bookに載っているものを覚えようと努力はしました。結果的には、時間が足りず十分な勉強はできませんでした。Sentence CompletionsBig Bookの問題を、Readingは、G-classで問題を解いたのみです。

 

3.   Quantitative630点→760点)

 僕は高校時代かなり数学が苦手でしたし、数学から離れて十数年経っていましたが760点取れましたので、少し問題演習すれば全く問題無いでしょう。G-classで問題を解き、数学に出てくる英語を覚えた程度です。

 

4.   Analytical620点→670点)

 Analyticalは、本試験ではとにかく時間が足りません。時間内に全問解くのは非常に困難だと思います。ですから僕は、Analytical Reasoningに力を集中させました。Logical Reasoningは、G-classで問題を解いた程度で、特別な勉強はしませんでした。Analytical Reasoningは、POWERPREPの問題は完璧に理解し、Big Bookの問題もほとんど解きました。条件を確実に図式化して問題を解けば、9割以上は正解できると思います。ポイントは図式化です。以下に具体例を挙げます。

Seven airline flights-101, 102, 103, 104, 105, 106, 107- are to be scheduled for departure, one at a time on the hour, from 9:00 a.m. until 3:00 p.m. The schedule must conform to the following requirements.

     Flight 101 must depart at 9:00 a.m.

     Flight 105 must depart later than Flight 103, and also later than Flight102.

     Flight 104, 106, and 107 must depart on consecutive hours in that order.

Big Book P. 1079より)

例えば上記の問題の場合、僕は以下のように図式化しました。

101, 102, 103, 104, 105, 106, 107

9, 10, 11, 12, 1, 2, 3

1.     101 = 9

2.  103 > 105

   102

2.     104 – 106 – 107

こうすると、設問を読んだ時いちいち問題文に戻って確認する必要がないので効率的ですし、問題を単純化して考えることができます。どんなに難しそうにみえる問題も、図式化することによりかなり簡単に考えられます。これを練習していけば、時間の制約さえなければ、ほぼ全問正解できるようになると思います。