東北〜北海道旅行
’02年9月8日〜13日(5泊6日)
参加者:オレ、山形、せっしー、野呂、てっぺー
4日目
明け方、居眠り運転寸前になった山形が容赦なく窓を開けてくれて目が覚める。 早朝の北の大地の空気は顔を突き刺すように冷たい。 だがそれでも山形の運転はまだまだ怖い。 一回、霧のワインディングを走っていたら突如オーバーランし、 対向車線はおろか反対側のガードレールに突っ込みかけた。 そこでオレがもう一度シートベルトを確認したことは言うまでもないが、 後ろにいたオレと野呂は、電話で契約できる外資系保険会社の電話番号を 必死に思い出し、生命保険を結ぶべく努力をしていた。 が、いくら外資系でも、こんな朝早くからやっているところはなく断念。 神に祈る気分で全身を緊張させて構えていた。 ようやく出勤ラッシュの時間になり、 (といっても北海道。車の姿を見るようになったレベル。しかも走り屋仕様ばっかり) 運転も落ち着いたところで、安心してしまいもう一眠り(といってもほんの数十分)。 起きると7時。コンビニの駐車場で仮眠する運転手山形。 (どこなの?ここ。今なにをしているの?) 昨夜からご機嫌ナナメな山形を起こしてまで訊くのは得策でないと判断し、 隣に座る野呂にメールできいてみる(失笑) [今いったいなにしてんの?てっぺーんちこの辺なの?] [わかんない。とりあえず気づかれないように外出てタバコ吸いながら話そう] てなわけで外出て、朝飯食いながら一服。 小1時間ほどで山形が目を覚まし、てっぺーに電話がつながらないから つながるまで待ってるという現状をはじめて知り、納得。 結局8時ころ3kmほど先のコンビニにて待ち合わせし、無事てっぺーんちへ。 昼までとりあえずこれからなにしようか会議。 なのだがオレはてっぺーんちのガレージのバイクたちが気になって仕方がなく、 それに感づいたてっぺーは試乗会をしてくれた。 まずはR1−Zから。初めての250cc2スト。 すごい加速力である。クラッチも丁寧につながないと、すぐウィリー。 裏山を全開でせめて、申し訳なさそうにお伺い。 「そっちのTZRって誰の?」(笑) さすがてっぺー。こころよくキーをわたしてくれた。 これはほんとにすごい。音はさながらGP250。 160kmまでの加速ならFZS600にもひけをとらない。 ジーパンなので我慢したが、ヒザすり寸前まで攻めきり、 「うちの親父でさえつかってないとこまでタイヤつかってますね」 なんていわれてしまった。 一通り乗りつくし、楽しんだので、午後の計画。 オレは「北の国から」の富良野に行きたいので単独。 山形は北の海の幸を食べたいらしいのでこれまた単独。 野呂、せっしー、てっぺーはせっしーの夢をかなえるためすすき野へ(爆) 結局オレはCRM250で富良野まで行かせてもらった。 往復300kmの道程。途中果ての見えぬ直線あり、ダイナミックな峠あり。 峠ではてっぺーも使ってないようなタイヤの端っこまで使いきり、めでたく皮むき。 ひとくちに富良野といってもとても広い。15km四方くらいはある。 目指す地名が麓郷(ろくごう)であることを思い出し、地元のおばちゃんに訊く。 「南の方だよ。」 午後2時過ぎだったので太陽から気持ち左方向に向かって走ること10km。 麓郷の青看発見! それを左折し気持ちのいいワインディングを20分走ると そこは観光客だらけの、「田舎」からは程遠い村。 TVでしか見れなかった五郎の家(それぞれ意外と遠い)を見てご満悦にて帰路へ。 富良野中心街に向かう道で対向車線に犬ほどの子鹿を発見。 このままではブラインドコーナーなこともあり、車に轢かれてしまいそうなので、 バイクを停めて写真をとりつつ交通整理をして山に追い返す。 帰りも峠はヒザスリ寸前のハングオフ(注:ブロックタイヤ)で楽しんでしまった。 途中、観光名所になっている滝に寄り、ちょっと休憩(和) そのままみんなと待ち合わせ温泉ランド「ユンニの湯」へ。 ゆったり浸かって疲れを取ったあとは中華にて夜ご飯。 ふつうの中華ファミレスのチェーンのため、味はいたって普通だが量が多く満足。 帰りのコンビニで酒とつまみを購入し、てっぺー家の応接間(すごい)にて まったり飲み会。 みんな睡眠不足がたたり23時には撃沈。 ノンアルなオレはひとり「未成年」のビデオを見ながら夜更かし。 朝5時にそろそろ寝たほうがいいかなぁと思い就寝。