僕と彼女と彼女の生きる道

去年の「僕の生きる道」のスタッフで作られているドラマ。(演出家は違う)

仕事人間の小柳徹郎(草g(なぎ)剛)は妻(りょう)に離婚して欲しいと言われ
娘、凛と2人で暮らすことに。
まったく娘と向き合おうとしなかった徹郎の変化が描かれる。

初回は暗くて、重くてどうしようかと思ったが
2回目から「僕の生きる道」同様、息抜くシーンが出てきて
重い空気を抜く役が、家庭教師のゆら先生(小雪)でほっとする。

台詞からも徹郎の過去が垣間見れて、なぜ冷たい態度をとるのか段々分かってくる。

脇の男優、大杉蓮、小日向文世、浅野和之は「僕の生きる道」と同じ。
が、今回全く違うタイプの役を各々やっているので
演技のうまさを改めて見られる。

テーマの描き方の面白さに加え、なんといっても
凛ちゃんがかわいい!!!愛らしい。

いかにも泣かせますといういやらしさがない、
さらっとした所がかえって心に響いたりするもの。

ゆら先生は実は年収4千万の元キャリアウーマンで
1年悩んで退職したことや
徹郎の父(大杉蓮)がひどく出世に執着する仕事人間だったことが見えてきた。

現代的なテーマをもった見応えのあるドラマだと今後も期待している。
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