木更津キャッツアイ 日本シリーズ

笑い死にそうだった、やってくれましたクドカン。
TBS系のドラマ「木更津キャッツアイ」の映画化。

余命半年と宣告されたぶっさん(岡田准一)、
昼は野球チーム“キャッツ”のメンバー、
バンビ(桜井翔)
マスター(佐藤隆太)
アニ(塚本高史)
うっちー(岡田義徳)と野球に明け暮れビールを飲んで
夜はキャッツアイという泥棒をしている。

ドラマは結局一年も生き延びたらしい、ぶっさんとして終了。
映画は彼の最後の夏の一騒動を描く。

木更津で山口(山口智充)が韓国パブをオープン。さっそく行ってみるキャッツ5人。
そこで働くユッケ(ユンソナ)にぶっさんは恋をする。

ドラマでの空気はそのままに、話は相変わらずキャッツアイらしいばかばかしさ。

映画になってスケールアップしているものの、スケールアップすることが
これかよっ!!というつっこみを入れたくなるとにかく笑いっぱなしでした。
ファンにはたまらない一本。

宮藤官九郎といえば「GO」「ピンポン」で有名な脚本家ですが
このドラマは完全クドカンオリジナルの世界観なので
ドラマを見ないと映画を完全には楽しめなくてもったいない。

私も友達や知人に勧められてとりあえずドラマの一話をレンタルして見てはまったので、
興味のある方はとりあえずドラマの一話、二話を見てみて下さい。
それで笑えればキャッツにはまれる(はず)

木更津キャッツアイの魅力はキャッツの5人と脇役達が
個性的で生き生きしているところ。

ストーリーも途中話が巻き戻るという面白い演出にもひかれました。

ドラマと同じく何度も観て笑いたい映画。
とりあえずビデオになったら何度も観よっと。
奇人たちの晩餐会 フランス映画

プロシャンはバカを集めて誰がその中で一番のバカかを
ひそかに決めて楽しむ晩餐会を開こうと計画する。

しかし当日ぎっくり腰になり外出できなくなり、妻にもあきれられ一人にされてしまい気を落とす。
そこへ参加者のピニョンがやってきてあまりのバカさに振り回される。

ピニョンが超イイキャラで目が離せない!本物のバカに見えた!
ストーリー展開も目まぐるしく楽しく見られた。
なんか人間らしくて好きな作品です。題名だけ読んでもおもしろそうでしょ?



キッズリターン 北野武監督

高校生しんじ(安藤政信)は不良の宮脇(金子賢)と毎日つるんでいた。
カツアゲをしたり、酒を飲んだり自由奔放な宮脇。

ある日、宮脇にカツアゲされた高校生がボクサーを連れて来て、宮脇をぼこぼこにする。
それをきっかけにボクシングジムに入った宮脇。しんじもいっしょにボクシングを始めることに。
後に入ったしんじの方がボクシングに向いていることをジムのスタッフが見抜く。

何をしたいのか分からない、ただただぶらぶらとして悪さもして、
人に迷惑をかける。先生達には厄介もの扱いされる。
思春期の少年の微妙な気持ちをうまく見せていると感じた。

ボクシングジムのシーンに特にブルーの小物が多用されている。
その中で真っ赤な服を着ている宮脇。彼のキャラクターを象徴している気がした。

所々出てくるおもしろいシーンはあまりにバカバカしくて笑える。

主人公の2人以外のまわりの少年達数人のストーリーも同時進行している。
みんな環境が変わりながら、それぞれの人生を生きていく。
彼らに自分を重ね合わせながら見ていた。



救命艇

沈没した客船から救命ボートに乗り込んで、助けを待つ人々の様子
追い詰められた時に見える一人一人の人間性が伝わってきて興味深い。

自分だったらどうしているだろうふと思わされる。



禁じられた遊び フランス映画

戦争中人々が空襲から逃れるために車や馬車を走らせている。
ポーレットは父母と逃げていたが、二人は戦闘機に直接撃たれ死んでしまう。

独りぼっちになってしまったポネットはウロウロと
死んでしまった犬を大事そうに抱いて歩いていた。

ミシェルという農民の少年と出会いそこの家族に世話をしてもらえることに。
キリスト教を信仰する家族で「神様って何?」「死ぬってどうゆう事?」とポーレットは聞く。
見ていて純粋さにじーんとくる。子役がほんとかわいくて上手。

大人の勝手さ、傲慢な態度、それが子供のあどけない心を傷つける。
こんな大人にはなりたくないなぁと見た当時未成年の私は思った。

けなげなで純粋な子供の映画といえば…「汚れなき悪戯」を思い出した。
どちらも邦題のタイトルがいい!!!