魔術士オーフェン論外編

マジクな疑問

最近お師様とクリーオウの仲がいい…なんでだろ
ホントこっちがはずかしくなっちゃうぐらいだ…
昨日食べた"さばの缶詰め"にあたったのかなあ…でもあれは僕もたべたしなあ
だいたい昨日はじまったことじゃないしなあ…あれは確か一週間前…

◆◇◆◇◆◇◆

「ふあ〜よく寝た…お師様おはようございます♪」
しかし、となりのベットにいるはずの人間はもうすでにいなくなっていた
(あれ?どこにいったのかな?こんな朝早くに)
・・・グゥ〜・・・ マジクがしばらく首をかしげているとお腹からなさけない音が鳴った
(お腹すいたな、昨日はクリーオウに缶詰めの大半を食べられちゃったからな)
とりあえずマジクは考えるのをやめて食堂へ急いだ
(だいたいクリーオウもクリーオウだ!少し僕より年上だからってバカにしてるんだから)
・・・ガチャ・・・ 「ええっ!」 マジクは食堂のドアを空けた瞬間目が点になった

「オーフェンあーんして
「あーん♪」
クリーオウとオーフェンは恋人がよくやる"アレ"をやっていた…
「お、お師様ぁ、ちょ、ちょっとなにやってんですか!ク、クリーオウも」
「あら、いいじゃない♪私とオーフェンは愛し合ってんだもんね〜

「ね〜♪」
オーフェンは普段みせないような"ニヤケ顔"を見せていた
「あ、愛し合ってるっていつからですか!」
「ずーっと前からお互い好きで、今両想いを確認したんだもんね〜

「ね〜♪」
「『ね〜♪』じゃないですよ!お師様しっかりしてくださいよ!だいたいキャラが変わってますよ」
「俺はおかしくなってなんかない、ただ自分の気持ちに素直になっただけだ」
「素直になったって?昨日までお師様はクリーオウのこと"がさつ"とか言ってたじゃないですか!」
そう叫んだときパニックになっていたせいでマジクは忘れていた…"大切なことを"…
今のオーフェンはクリーオウに"首ったけ(惚れている)"ということを…
「"がさつ"だと…マジク!お前クリーオウの悪口を言ったな!」
"キラーン"と確かにオーフェンの瞳は光った…
「ちょ、ちょっとお師様…」
ようやくマジクは気づいた…自分が言ってはいけないことを言ってしまったことに…
「我は放つ光の白刃!」
オーフェンのはなった魔術はマジクをはるかかなたに吹き飛ばした…

◆◇◆◇◆◇◆

まったく…あの時はホントに死ぬかと思ったよ
クリーオウはともかくお師様の変わりようはおかしい!
「どうなされましたかな?悩める少年よ」
「キースさんいつの間に!しかも出る場所ちがいますよ…これは一応"はぐれ旅"じゃないの?」
「その点は大丈夫です。これは"論外編"ですから…それよりお悩みがあるようですが」
「ちょっと最近お師様の様子が変なんですよ…キースさんまたなにかしませんでした?」
「だいじょうぶです!オーフェン様の異変は私の特性惚れ薬の効果ですから」
(またキースさんのしわざか…よくまあ飽きもせず)

・・・ガチャ・・・ いきなりドアが開き警察官の格好をした女が部屋に入ってきた
「キース、また失敗したわね!なんでクリーオウとオーフェンがいちゃいちゃしてるのよ!」
そう叫びながら女は"ダーツ"でキースをつきさした…
「我に永遠あり!」 ・・・バタッ・・・
意味不明な言葉をあげながらキースは気絶した。
「だいたいどーいうコトかわかりましたケド…いったいどうするつもりですか?」
「うーん…そこなのよねえ…どうしようか?」
「ボクに聞かれてもちょっと…」
(ふう…あいかわらずちょっと間の抜けてる人だな)
「ご安心くださいコギー様、そういう事もあろうかと新しい"惚れ薬"を持って参りました」
「それじゃ、早くオーフェン探しにいくわよ!」
コギーはキースから"惚れ薬"をひったくると駆け出した
「ちょっと待ってくださいよ〜」
マジクはあわててコギーの後を追った… 

◆◇◆◇◆◇◆

「お師様がどこにいるか見当はついてるんですか?」
「ぜ〜んぜんついてないわよ♪」
「どーしてそう能天気にいられるんですかっ!」
「私とオーフェンには愛があるもの♪ きっと愛がオーフェンの所に導いてくれるわ

コギーはそういいながら手を合わせて空を見上げている
「あの〜だいぶキャラが変わってると思うんですけど…それに前みて歩かないと危ないですよ。」
・・・ドシーン・・・ マジクの忠告もむなしくコギーは転んだ
「ほらいわんこっちゃやないじゃないですかあ… うっ!」
とつぜんマジクはうめき声をあげてもがき始めた…
(間違いない!これは惚れ薬だコギーさんが転んだせいで流れ出したん…)
・・・バタッ・・・ マジクはそのまま思考がとまり倒れた…

◆◇◆◇◆◇◆

「あれ?ボクどうしたんだろう?」倒れてから1時間後マジクはようやく目を覚ました
「あっ!気がついたのね」
「はい、おかげさまで…」
(なんか今日のコギーさんキレイだな
)マジクはジーっとコギーの顔を凝視した。
「ねえどうしたの私の顔になんかついてる?」
「僕コギーさんのこと好きになっちゃったみたいです

(どうやらまた失敗しちゃったようね。まっいいわこの子可愛いし、お持ち帰りね
)
そのときコギーの瞳が"キラーン"と光ったのは言うまでもない・・・

マジクの運命はいかに

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アホ小説だぁ!ああっ!マジクファンとコギーファンのかたごめんなさーい