お昼寝 ・・これは比呂とひかりがまだ小さいかったころのお話・・・ 今日は比呂の両親もひかりの両親が一緒に出かけていて、比呂とひかりは2人でお留守番 「ひかり、トランプしようよ。」 比呂はひかりにトランプで勝ったためしがない。 「じゃあTVゲームでもしようぜ。」 「うるへー!じゃあ何するんだよ?」 「とにかくヒロは、私が『あなたは雨宮ひかりを一生愛し続けることを誓いますか?』って言ったら ひかりは顔を赤らめながら説明した。 「わかった、あんま面白そうじゃないけど。」 …ひかりは何で顔が赤いんだ?熱でもあるのかな?… 「じゃあ始めるわよ。あなたは雨宮ひかりを一生愛し続けることを誓いますか?」 ・・・えーと次はなんて言うんだっけ?… 「もう忘れたの?『あなたは国見比呂を一生愛し続けることを誓いますか』でしょ。」 …うん?誓いの口づけってなんなんだ?… 「ひかり、誓いの口づけって何?」 …そんなことも知らないなんて、でも知らなくてよかったな… 「教えてあげないよ〜だ。もう結婚式ごっこはおしまい!」 ・・・大きくなったらヒロと、本当の結婚式をやるんだ・・・ ひかりは想いを胸にしまった。 「ちぇ、つまんねえの」 …2人は同じ布団でなかよく眠り始めた。2人の寝顔はまるで天使のようだった… 二時間後… 「あら、仲良く寝てること」 大人たちは比呂とひかりの将来の希望を話していた。 比呂とひかりという名の2人の天使の寝ている前で…
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