エアリス・ゲインズブールお誕生日記念小説

クラウドの贈り物

今日は2月7日、別にこれといった行事もないごく普通の日
しかしそんななかため息ばかりついている女性がいた。
その女性の名前は"エアリス"今日2月7日はエアリスの誕生日

「ふう…みんな忘れちゃったのかな…私の誕生日なんか」
セフィロスの決戦から半年がたち、スラム街の育ての母と別れをつげて
エアリスは故郷の"アイシクルロッジ"で独り暮らしを続けていた
「あのまま死んでしまえばよかったのかな…」
(私は1度セフィロスに殺された…でもライフストリームの力で生き返ることができた)
「そんなこと絶対無いよ!エアリスがいなかったら世界は崩壊していた」
「クラウド!いつの間に…それにみんな!」
エアリスの後ろには、クラウドを始め一緒に戦った仲間が勢ぞろいしていた
「ねーちゃんを驚かそうと思ってハイウインドのエンジン音を出さずにきたんだぜ!」
シドはあいかわらず煙草を吸いながら"ニカッ”と笑っている。
「さあエアリスはんのパーティはじめましょうや!」
ケット・シーが"開始"の合図のつもりか"ラッパ"を思いっきり吹いた

◆◇◆◇◆◇◆

かくして、ハイウインドの船上パーティは始まった
料理はティファが"セブンズヘブン"で鍛えた腕を披露、エアリスが言うには「なかなかのもんね」らしい
場のもりあげにとケット・シーとナオキが漫才をやったがちっともウケなかった…
そんなこんなで楽しい?時間はあっという間にすぎプレゼントを渡すときがきた

「ユフィちゃんからはくノ一衣装セットだよ〜いらないから捨てようとしてたモンだけどねvv」
「あ、そう…ありがと…」
「俺からは"花"だ…これは"マリンがお花のお姉ちゃんへ"って選んだんだからな!」
バレットの手には顔に似合わず花束が握られている
「ありがと…マリンちゃんに今度あったらお礼いっとくよ」
「私からはねえ…」
と、こんな感じでプレゼントは渡されていった、そしてクラウドが渡す番が来た…

「俺からは何も無い、何もあげるものが思い浮かばなかったんだ…」
クラウドはひどく悲しそうな表情になった、それはまるで"好きな女性にフラれた"ような表情だった…
「俺はダメな奴だ!!!」
クラウドはそう叫ぶと駆け出した…
「クラウド待って!」
エアリスは全速力で走るクラウドを必死で追いかけた、"追いかけなきゃ!”と頭に言い聞かせて
そしてようやくクラウドは立ち止まった
「どうして逃げたりなんかしたの?」
「だ、だって俺エアリスのこと好きなのに、欲しいものあげたかったのに…必死で探したのに」
クラウドの瞳には涙がポロポロあふれだしていた
「泣かないで…私が欲しい物を必死に探してくれただけで最高の贈り物だよ、それに…」
「それに?」
「私もクラウドのこと"好き"だもの」
(えっ!)クラウドはそのとき気がついた、自分が知らぬ間にエアリスに"愛の告白"をしていたことに
そしてエアリスも自分のことが好きなことに…
「エアリス・・・・・」
「クラウド・・・・・」
2人はそのまま抱きしめあった…

・・・今日の誕生日がいままで生きてた中で1番幸せダナ・・・
そうエアリスは愛するひとの胸の中で感じた・・・

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あとがき

今日はエアリスのお誕生日ってことで書いてみました。
もう少し長くしようと思ったんですか、なかなかネタがうかばなくて(爆)
よろしければ感想とかくださいね〜 2/7 By ranma