「防衛本能」

僕は自分が嫌いだった

すごく嫌いだった

何もかも他人より劣っている気がした

自己嫌悪の波に飲み込まれ

「もう死のう」と僕は思った

生まれ変われれば、一からやり直せれば

ボクだって

とびおりようと屋根の上

自分の死体が見えた

虫がたかり、ぶざまなカラダが

「やめとけよ」と

僕に告げていた

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