わたしのすきなものたち(程度の差はあります):苔類、きのこ、クラゲ、森、庭、ふかふかなベッドと睡り、哲学、クラシック、グレン・グールド、初期の大江健三郎、中上健次、古井由吉、一部の澁澤龍彦、小論文、現代文、詩、2001年宇宙の旅、うみにん、中村雄二郎、山口昌男、三島由紀夫、フレーザー著『金枝篇』、バタイユ、草花、あんきも、もみじおろし、やわらかいうなじの毛、プラトン著『パイドロス』、ハンス・ベルメール(画集が欲しいが無い…)、ボルシチに浮かぶクリームの溶けた状態、モーツァルトの協奏曲のカデンツァ、フリルやレースなど繊細なもの、ウォーターマッシュルーム、薔薇(一重もアンティークも薔薇はみんな好き)、ギリシャ語のかたち、皮膚、モスバーガーのホットチキン、三田のカフェテリアのハヤシライス、エスティー・ローダーの基礎化粧品、クリスチャン・ディオールの香水「ディオリッシモ」、狩ること(潮干狩り、さくらんぼ狩り)、触覚、ダイヤモンド、ベビードール、祭祀、アマビリスなどなど。 |
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| 大江健三郎は、なんといっても、初期。『飼育』は衝撃的だった。彼の、だるっこくて、濃い、ぎらぎらした文体は、一種独特で、読んでいて息をのむ。『芽むしり 仔撃ち』も、同系列。『遅れてきた青年』は、少年時の記述が好き。「悪文」は美文だと思う。 |
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| 中上健次は、受験期の国語の先生に教えてもらって初めて読んでみたのだけど、感動できる作品が多くあります。お勧めなのは『化粧』という短編集のなかの『楽土』が素晴らしかった。読むたびに、何かが浄化される。あと、『千年の愉楽』の独特の四季、風景と人々はすごく影響も受けた。 |
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| 古井由吉はうねりのあるその文体が好きです。『木曜日に』というのがお勧め。この作家は銀座のあるバーに行けば会えるそうです。あと、水をモチーフにした作品、『水』だっけ?高校の模試で出てきたとき、文体にうっとりしてじっくり問題を考えすぎて、ほかのを解くひまをなくした。 |
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| 澁澤龍彦も、あくまで一部。すっごく読みやすくてうっとりくるものと、興味を引かれないものと、分かれる。『高丘親王航海記』の『儒艮』は、一読の価値あり。かわいらしくって、わくわくする、そんな鮮やかな短編です。でも、この作品の中では、主人公高丘親王の死に様が必見。 |
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| 三島由紀夫はこれから愉しむ予定。いままで、手を触れていなかったけど、先日初めて『憂国』を読んでみました。『憂国』は三島をはじめて読む人には良いと本人がいってたこともあって、圧巻でした。私の習っている哲学の先生はかなり好きだとのこと。………本人に訂正された……嫌いじゃないということだそうです。 |
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| 『金枝篇』はいいよ、面白い!でも、絶版になっちゃったから古本屋でしか手に入らない。でも、「図説
金枝篇」を手に入れました。いま読んでる途中。フレーザー派の一人、ハリソンの『古代芸術と祭儀』も、良いですが、これも絶版。でも、古本屋で注文しました。いまだに「図説」よんでない。ハリソンもなかなか良いです。おすすめ。金枝篇、復刊ドットコムでリクエスト投票したら復刊した!もちろん買った。 |
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| 「うみにん」というのは、漢字で書くと「海人」。海にいるらしい。そいでもって、青くって、ほくそ笑む、ニヒルでいたずら好きな奴。でも、キャラクタ物としては、売れていないらしい。あんなに可愛いのに一体何故?公式ページはこちら。(うちのうみにんたちも見ていってね!ここにいる) |
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| バタイユの『エロティシズム』はお勧め!結構読みやすいし、澁澤訳がなんともいえず、いい。厳密さについては、原書をどうぞ。ベルメールは、だいぶ前から気になる存在ではあったのですが、だんだんとつながってきた。この人の描く、異様な線画に惹かれます。球体関節人形も素敵だけど。ベルメールについては、いまひとつの研究テーマになるかどうか迷っています。バタイユとの関連、聖や性というものは魅力的です。 |
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| 私もそろそろお肌の曲がり角なのでエスティー・ローダーの基礎化粧品を愛用しています。お勧めは「パーフェクショニスト」、「アドバンスナイトリペア」、「ピュアリップカラー」はイチジクのにおいで好き。「ディオリッシモ」は母の代から愛用してます。 |
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