わたしのぷろふぃーる
 
いまは大学院修士1年(進級したから色を変えて更新)
(さらに進級したからまた更新)
周子 Shuko
 
 
好きだった一般教養科目:哲学(金曜5限)、芸術学特論、政治学(水曜3限)、音楽(水曜4限)、人類学(金曜1限)
 
哲学(根田先生)は先生が面白くて好きです。この授業の、意見交換哲学メーリングリストで、思弁を磨いている途中です。授業の関連で、沢山の素敵な思想と素晴らしい音楽に出会うことが出来ました。先生、感謝しています。最後の最後まで、試験問題まで、自分自身で色々考えることを学びました。かけがえの無い一年だったと思います。こんなに何かを得たような、充実感溢れ、恍惚となるような授業はいまだ無いし、これからも無いかもしれない。三年になったがいまだない。またもぐりにいきたい。先生よーろーしーくー。
 
芸術学特論(大石先生)は、難しくて、どうしてよいかわからなくなるときもあるけど、それでも学術的に実り多い授業です。苦しいぐらいが、ちょうどいいのかもしれません。いまのままでは歯が立たない、ひたすら精進あるのみ。これから私は美学に進むのだし、先生これからもよろしくお願いします。お手柔らかに。大石先生のゼミに入りました。メルロ・ポンティ読んでます。難解です。
 
政治学(小野先生)はこれも手におえなくなることもしばしばだけど、先生はとっても真剣な授業をしてくださるので、じっくり咀嚼することが出来ます。私はもともと政治には疎いんだけど、この授業のおかげで、少しわかってきた。今の政治と昔の賢人の考えを一緒に学ぶのが面白いです。いまソクラテス中。試験にとりくむのはなかなか大変でしたが、手ごたえのある授業でした。難しいけれど、先生に質問などして、分かったときはなおいっそう喜びがある。
 
他にも合唱(佐藤先生)の授業など、好きなことをしながら授業を受けるのは楽しいし、時間もとても早く過ぎてしまう。シュッツの曲綺麗だし、バッハは落ち着くし、ほんとうに「おいしい」授業です。なんでも、来年、少人数で集まって、人前で披露したりもするとか。難しそうだが、興味もある。最後のレポートの課題はモーツアルトの『レクイエム』を選択し、かきあげることでこの曲への愛情が増しました。このページにも載せています。素敵な授業でした。レヴィン版のCDを銀座の山野楽器で発見。しかしまだ聴こうという気は起こらず。『レクイエム』食傷がまだ治らない。本当に聴きすぎてしまった。
 
あと、最近人類学(高山先生)の授業も好きかも。先生がダンディーで凄く良い………というのは置いておくとしても、(その先生オープンカーで駆けめぐってるらしい)内容が濃くて良いです。でも、いまはプレゼンだから面白いけど、いざ試験となったら、多分泣きを見ることになる。それくらい難しい授業です。単位も危うい、楽勝度Dの一番学生にとっては手応えのある部類。ありすぎて、困るくらい。じつに苦労しましたが、結果は報われたようです。苦労したけれど、なにか後味のいい、実りある授業でした。自分で暗中模索する作業を続けていくことで、人類学が面白いと思えるようになっていった。今年も年賀状を出してお返事いただきました。
 
趣味:絵画、読書、クラシックバレエ、音楽鑑賞、陶芸などなど。あらたに声楽をやりだしそうな予感です。
 
バレエは4歳から習っています。好きな作品は『ジゼル』。でも、最近『ロミオとジュリエット』も素敵だと思う。音楽と舞台芸術で。『ロミジュリ』は音楽がいいよ〜、プロコフィエフ。お気に入り!最近和栗由紀夫氏の舞踏を見ました。表情が豊かでした。指の先まで、皮膚までが表情を持っていました。
 
陶芸はあんまりやる機会がないけど、知り合いが陶芸家夫妻なので、作らせてもらったりしています。彼らは大自然の中に家を構えています。夫妻の赤ちゃん、笑顔がとっても可愛いんだ。天使のよう。
 
好きな作曲家は、バッハ(グールドのがおすすめ)、モーツァルト、シベリウス(なんといってもソナチネ!ピアノ曲が素晴らしい)、ブラームスとか。クラシックはいくら聴いても良い。レポートの関係で、モーツァルトの『レクイエム』に耽溺しようと密かに目論み中。耽溺した結果、飽食ぎみ………。更新)今はモーツァルトのピアノ協奏曲20番21番と、バッハ『音楽の捧げ物』、シューマンのピアノ協奏曲、シューベルトの『さすらい人』とかききまくってます。
 
PC関連は、趣味ではないのだけど、この「周子の森」を作るのには必死でした。何しろ誰にも教えて貰えないですから、試行錯誤の連続です。でも、なんだか、面白くなってきた。冬は、雪降らすぞー。という変な迷惑な意気込みも十分。雪は降らせたが、花びらを降らす余裕が無いため、いまだに雪が降っています。この雪、気に入ったんだ。
 
声楽はソプラノかメゾソプラノかアルトになるんでしょうが、まだはじめたてだからよくわからないのです。声域的にはどれもできるらしいですが。いずれは彼のピアノと一緒にあわせたいです。今はカッチーニの『アマリッリ』を練習中。発声とか全然わからない。
 
 
わたしのすきなものたち(程度の差はあります):苔類、きのこ、クラゲ、森、庭、ふかふかなベッドと睡り、哲学、クラシック、グレン・グールド、初期の大江健三郎、中上健次、古井由吉、一部の澁澤龍彦、小論文、現代文、詩、2001年宇宙の旅、うみにん、中村雄二郎、山口昌男、三島由紀夫、フレーザー著『金枝篇』、バタイユ、草花、あんきも、もみじおろし、やわらかいうなじの毛、プラトン著『パイドロス』、ハンス・ベルメール(画集が欲しいが無い…)、ボルシチに浮かぶクリームの溶けた状態、モーツァルトの協奏曲のカデンツァ、フリルやレースなど繊細なもの、ウォーターマッシュルーム、薔薇(一重もアンティークも薔薇はみんな好き)、ギリシャ語のかたち、皮膚、モスバーガーのホットチキン、三田のカフェテリアのハヤシライス、エスティー・ローダーの基礎化粧品、クリスチャン・ディオールの香水「ディオリッシモ」、狩ること(潮干狩り、さくらんぼ狩り)、触覚、ダイヤモンド、ベビードール、祭祀、アマビリスなどなど。
 
大江健三郎は、なんといっても、初期。『飼育』は衝撃的だった。彼の、だるっこくて、濃い、ぎらぎらした文体は、一種独特で、読んでいて息をのむ。『芽むしり 仔撃ち』も、同系列。『遅れてきた青年』は、少年時の記述が好き。「悪文」は美文だと思う。
 
中上健次は、受験期の国語の先生に教えてもらって初めて読んでみたのだけど、感動できる作品が多くあります。お勧めなのは『化粧』という短編集のなかの『楽土』が素晴らしかった。読むたびに、何かが浄化される。あと、『千年の愉楽』の独特の四季、風景と人々はすごく影響も受けた。
 
古井由吉はうねりのあるその文体が好きです。『木曜日に』というのがお勧め。この作家は銀座のあるバーに行けば会えるそうです。あと、水をモチーフにした作品、『水』だっけ?高校の模試で出てきたとき、文体にうっとりしてじっくり問題を考えすぎて、ほかのを解くひまをなくした。
 
澁澤龍彦も、あくまで一部。すっごく読みやすくてうっとりくるものと、興味を引かれないものと、分かれる。『高丘親王航海記』の『儒艮』は、一読の価値あり。かわいらしくって、わくわくする、そんな鮮やかな短編です。でも、この作品の中では、主人公高丘親王の死に様が必見。
 
三島由紀夫はこれから愉しむ予定。いままで、手を触れていなかったけど、先日初めて『憂国』を読んでみました。『憂国』は三島をはじめて読む人には良いと本人がいってたこともあって、圧巻でした。私の習っている哲学の先生はかなり好きだとのこと。………本人に訂正された……嫌いじゃないということだそうです。
 
『金枝篇』はいいよ、面白い!でも、絶版になっちゃったから古本屋でしか手に入らない。でも、「図説 金枝篇」を手に入れました。いま読んでる途中。フレーザー派の一人、ハリソンの『古代芸術と祭儀』も、良いですが、これも絶版。でも、古本屋で注文しました。いまだに「図説」よんでない。ハリソンもなかなか良いです。おすすめ。金枝篇、復刊ドットコムでリクエスト投票したら復刊した!もちろん買った。
 
「うみにん」というのは、漢字で書くと「海人」。海にいるらしい。そいでもって、青くって、ほくそ笑む、ニヒルでいたずら好きな奴。でも、キャラクタ物としては、売れていないらしい。あんなに可愛いのに一体何故?公式ページはこちら。(うちのうみにんたちも見ていってね!ここにいる
 
バタイユの『エロティシズム』はお勧め!結構読みやすいし、澁澤訳がなんともいえず、いい。厳密さについては、原書をどうぞ。ベルメールは、だいぶ前から気になる存在ではあったのですが、だんだんとつながってきた。この人の描く、異様な線画に惹かれます。球体関節人形も素敵だけど。ベルメールについては、いまひとつの研究テーマになるかどうか迷っています。バタイユとの関連、聖や性というものは魅力的です。
 
私もそろそろお肌の曲がり角なのでエスティー・ローダーの基礎化粧品を愛用しています。お勧めは「パーフェクショニスト」、「アドバンスナイトリペア」、「ピュアリップカラー」はイチジクのにおいで好き。「ディオリッシモ」は母の代から愛用してます。
 
 
わたしのきらいなものたち:デッサン、掃除、男性の怒鳴り声、罵詈雑言、痩せると自称するお茶の味(さいきんだいじょうぶになったぞ)、鬱、音の汚いピアノ演奏、現実主義者、音信不通、白子などなど。ギクシャクした関係、その後味の悪さ。美術館や博物館でどうにも興味がもてないままただ疲れが襲ってきた瞬間。政治にまみれたもの。蚊に大量にかまれること。居場所のない私の部屋(周り片付けろよっ・笑)。物の消える私の部屋(整理しろよ〜)。コントレックスの味。歯医者のチュイーンチュイーン。品の悪い猥褻さ。媚び。針の太い注射、採血。
 
あと……………単純作業の繰り返し?グラフとか表とか見るのもだめ。トランスしちゃうよ。あと、高度なCGソフト。ぜんぜん扱えない。(笑)
 
うーん、他に甲虫とか苦手です。芋虫とか蝶、蜘蛛は大丈夫なんだけど(ナメクジも平気)、カブトムシとか触ったら手とかもげそうで怖い。
 
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