印画紙水洗機
2006/8
RCペーパーの処理は、バライタ紙に比べ水洗時間が短く、特別な水洗機など無くても困らなかったのですが、
なぜか?周りはバライタ紙ブーム。
いくら趣味でも
約1時間も水洗の見張りをしているわけには行きません。
完成品
大きさは約20センチX15センチX15センチ 小さいキャビネサイズの紙が10枚ほど処理できます。
もちろんRC、FBとも処理できます。
組み立ては、あまり大きくないので全部「いもずけ」にしました。
下の部材を半分に切りスタートです。接着材は専用の溶剤を注入器で流します。
タンクの素材は、この軟質塩ビが便利です。 「いもずけ」 部材の強度が無いので、吐出部もパイプで一体化します。
パイプを仮止めして、いっしょに穴を開けます。 パイプ穴のバリは内部も完全に取り再び穴を合わせて接着します。
仕切り板は2ミリ厚のガイドを接着しスロットを作り、1ミリのパンチングを上から落とします。
仕切り板の間隔は試作ですから適当にしました。
※仕切り版のパンチングは、打ち抜きのためバリが多く、細かいペーパーヤスリで良く取っておく
水流は手前下のパイプにホースをつなぎ、内部の穴から噴出し、底面を奥に進み、突き当たり上に上がり、手前に戻り丸い
穴から排出、、、、理想ですが、水圧の加減では水面が動かず、手前のパネル上面を数ミリ落としオーバーフローさせました。
満水で持ち上げても、強度の問題は無いです。
仕切り板は取り外し自由で、処理枚数に応じて付け替えが可能です。
右は欠点を改良した2作目のブルーモデル。
板の合わせ面を三角棒で補強し強度もアップしました。
仕切板のスロットもきちんと精度を出し作りましたので、1ミリ厚の板を入れれば層を分けることも出来ます。
RCペーパーでは問題無かったのですが、バライタ紙では浮力が有り浮いてきていまうので、パンチングとパイプの余りで
印画紙押さえを作りました。
パンチングでない仕切り板を入れれば、2層以上に分けても使用できます。
これは、水洗途中の印画紙の中に、いきなり定着後の印画紙をいっしょに入れたくないので考案しましたが、水圧をちょっと
強くすれば心配するほどでは無いと思います。
設置場所は排水ホースが使えませんので流しかお風呂場です。
おまけ とても便利なホビーツール
木、プラ、など小物の製作にとても重宝しています。
手のひらに乗るフランス製のカンナです。デザインも良いのですが、何より微妙な刃の調節が楽に出来ます。
本体は鉄板で青い樹脂製の前スペースに替刃が入ります。