真空管アンプを作る
2004/08
市販キットではおそらく一番安い? 秋葉原はアポロ電子のアンプを作りました。
電源は何と乾電池、それも35本使います。
出来上がると、電源の方がアンプ本体より大きく重くなってしまいます。
このような真空管が4本、、、なかなか見た目も良いですね。
必要な物は全部入っており、工作好きなら他に購入する物はコードと電池ケースくらいだと思います。
(電池ホルダーは単1−2本用は付属しますが単3−30本用、単4−3本用は別に購入します)
シャシーの穴あけ加工はしてないので自分で開けます。
1U4と3S4が各2本です。
今回アルミケースは塗装無しでそのまま製作しました。取り説には出力トランスは奥に配置するように有りますが、
配置換えしてみました。
部品も少なく中はガラガラです。カメラ用リチュウム電池なら内蔵できそうです。
ボリュームが有った方が便利なので、安い小型2連の100Kを付けました。
アンプと電源は4芯のケーブルで接続しますが、ビデオのS端子とSコード(簡単で安く買えます)を利用して分離可能としました。
トランスカバーにダイソーで買ったステンレスの物入れを加工(上下を切っただけ)して、天板に木場のモクモクで購入した桐
板を張ってスピーカーと合わせて見ました。
大きさは、幅15センチ、奥行き10センチ、高さ9センチ手のひらに乗るくらい小さいです。
試聴
本当はフルレンジで聴きたかったのですが、手持ちのBOSE101のようなPA向けのSPではミスマッチのよ
うです。
今回の相棒はヤマハです。大きく見えますが高さは30センチ弱、NS10Mと10MMの中間位です。
このSPはウーファーのコーンが真っ白ではなくゴールドのような、ベージュのような色で経年変化での黄
ばみも無く気に入っています。
肝心のアンプの音ですが、最大出力0,12Wと少ないのですが、宣伝どうりスッキリクッキリでヘッドホンに近い音感
で普通の音量で十分楽しめます。ボーカルやアコーステック物は特に良いです。
ただ、真空管自体は火も灯らず、温まりもせずビジュアル的にはいまいちです。反面寿命は長そうですが。