SAMSUNG CVJ−14MRD              2003/03

      95年製のテレビデオ、まだまだTV画面は綺麗なのにビデオが不調!
      
             「おでこ」の感じがエアバスA300ベルーガにどことなく似ている?かな。

      ブラウン管の上にデッキがあるのは、熱の影響が多いのではと思いますが、
      筐体が大きいので心配は無いようです。
      この方が使うのと修理するのには便利ですが!

      

       
      
      ここにテープを入れても再生、早送り、巻き戻し、何をしても数秒で停止!
      テレビデオの中は触れると感電しますので開けるのはこの蓋だけにしましょう。
      これ以上は何が有っても自分の責任でどうぞ。
 

      とりあえず裏のビス6本を外し、ビデオ部取り付けビス2本を外すとメカが引き出せます。

       
      
ドラム、ヘッド、走行系をアルコールで清掃。
       ヘッド奥から出ているフレキシブル線は外すとき切らないように、3Mのはがせるテープなどで裏打すると
       安心です。

     
      ←実はこの上の白いコネクタが不調原因の1つでした。
      
リール駆動ベルトは伸びてはいないようなので、アルコールで脱脂。
       リールブレーキも調整します。

      

      
       基盤は電源チューナーがテレビの方に有るのでコレ1枚です。
       上のメカとはビス3本で合体します。
       

       
      
リール部センサーと相手の回転する黒銀パターンシールも清掃。

      
       ドラムのお尻にあるアース。

       ドラムのアース用アームの接点が、センターからずれていたので中心にセット。
       組み立て終わり再生テスト。
       120分テープでフルに録画して巻戻し、再生したところ異常は無く修理成功で〜すが?
       次の日に又同じ症状が出たため、原因は他のところのようです。

       リール駆動ベルトを一回り小さく※仕方なく自作した代用品に替えたり、リールのブレーキテンションを変えたり
       して組み立てますが、まだ不規則に症状が出ます。

       何回かデッキ部を、付けたり外したりしているうちに、基盤を押さえる場所により症状が出たり、出なかったり、、、
       どうも電気系の接触不良が考えられます。
       
       基盤のパターンをルーペで良く見ると、半田の盛りが少なくクラックが何箇所もあり早速補修です。
       それと曇っていた、メカと基盤を接合するコネクタの接点も磨きます。(上記赤字の部分)
       
再度組み立ててテスト、今度こそOKのようです。

       
       半田のクラックかコネクタか、両方一度に修理したので不良箇所は特定できませんが、治れば良しとします。
       仕上げに内部背面のフォーカスを微調整、画面がきりっと締まりました。

       テレビデオは、見てる番組を本当にボタン1つで録画出来ますから、便利さから選べばお勧めです。

        日本サムソンサービスセンターの受付のお姉さん。なんでPL法の関係でリール駆動ベルトが買えないの?
          

          

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