FUJI  FS1 Hi8 ビデオカメラ、、、1回目失敗         2002 10

       長年使い込んだビデオカメラに、最近ノイズが出るようになり、
   クリーニングテープでも全然取れません。
   クリーニングテープで改善しないならヘッドを直接清掃するより有りません。

   
    写真では1っですが、実際は右下の白いめだかノイズが結構沢山上から下に流れる。

   同じ物が2個有る強みでかまわず開けます。

       

    とりあえず裏蓋を開け3箇所のコネクタを外します。       基盤→ステレオマイク
    基盤→バッテリ                            
    基盤→コントロールパネル
    
    レンズ、ファインダー、CCDの光学(?)系は外さない、フジ、SONYの文字が仲良くいくつも見えます。

    
    手前の薄いフレキシブル基盤は切らないように注意!

    ここで裏返してヘッドを丁寧にクリーニング、逆の順序で組み立てます。
    テープ、電池をセットしてテストしますが、ノイズは取れてない!!失敗です。  

    2回目、、、成功   
    
    今度は裏のカバーを付け電池とテープをセットして、再生状態で観察しますが「臭い」とにらんだ
    リール駆動関係は、基盤とカセットケースにはさまれて、見えません。

    じっくり観察すると、メカの回転音の異常と画面ノイズの発生が同期してる事が分かり、又分解です。

    自動ヘッドクリーナーが見え、丸いウレタンが走行系(テープ)に近付きすぎるようなので少し離してセット、
    この時無謀にもテープを回したまま、キャプスタンの頭に有るクリーナー取り付けビスを回したら、何と力の入れ
    方で回転音のムラが無くなるのが分かりました。

    赤丸のところが原因

    
    原因はキャプスタンの軸受けと判断、注油か清掃をしたかったのですが、「かしめ」て有る軸受け部分の構造が
    分からず、オイルを付けるわけにもいかず、手で強引に音の出ない方向に力を加え矯正しました。
    ついでに、ボディにあるファインダーの保護ガラスや、シャッターボタンの周りを清掃します。


    

    組み立ててテストしたところ、きれいに再生できました。
    振り返れば2ストジムニーや、マウンテンバイクで、よく林道に出かけて車載カメラとして使っていました。
    壊れない方が、不思議なくらいです。

                    ※ いまさら8ミリビデオ、、、、でしょうけど、子供の誕生に合わせソニーのM8を買ってから、ずーと
            続いています。
            途中パナのCカセ、キャノンのニミDV、8ミリでは、ソニー、キャノン、日立、フジと何台か使いましたが、
            このFS−1が一番手軽に使え、ビデオポートに入れて便利に使っています。

            お勧めポイント
             @バッテリーの持ちが良い、カメラの実働時間も長いのですが、NP500シリーズはバッテリー
             自体のヘタリが非常に少ない。(ソニーのバッテリーとチャージャーが使える)

            A固定焦点なのでガラス越しや車載ではピントの迷いが無く、再生画面を見てても疲れない。
             
            Bラインの入、出力(S端子)が有る。

            「もうDVの時代でしょー」と言う声が、 でもあれ買って20年先に再生するハード売っていると思い
            ますか、もう直にハードメモリーですよ、切手大で8Gですから!
            


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