インスタントフィルムヒーター 2002/02
インスタントフイルムの(フォトラマ、ポラロイド)待ち時間を短縮しようとフィルムの暖め器を作りました。
ちゃんとした製品が販売されていますが、とりあえず手作りでどうでしょうか。
特徴
○ オール樹脂製で軽く薬品に強い(薬品が付いても簡単に取れる)
○ 既製のフィルムヒーターを樹脂で保温する構造なので、温度が安定す(調節部はなし)
○ 材料を切って貼るだけなので簡単に出来る(カッターと定規で加工)
○ 色が綺麗(色の組み合わせは好みで)
○ 安く出来る(一番大事)
サイズは4×5のカットホルダーを2つ並べたより小さく厚みは20ミリ弱、重量は約400gです。
尚、フイルムは4×5inまで対応しますがあくまでヒーターは流用ですので通電時は必ず付いていて
事故の無いよう自分の責任で使用してください。
完成品、蓋を開いた状態です
黒丸印の下にヒーター部品の凸部が有りますから5ミリ厚の黒マットパネルをくり抜いて避けます
材料
フイルムと接する部分は金属(アルミ)で試作しましたがはみ出した薬品で腐食する事と
通電中に金属部に触ると体質上?少々感電気味になるので、オール樹脂製にしました。
材料は何種かサイズの規格が有りますが失敗してまた買うより、余裕を持ってこのサイズで
購入します。
逆に大きいと取り回しが悪く何時の間にか傷だらけ、てこともありますから。
本体の材料は色が豊富に揃ってますので組み合わせを考えて楽しみましょう。
@爬虫類飼育用の極薄ヒーター(小サイズ)多分24時間点けていてもOKでしょう。
熱帯魚、ペット専門店で購入
A塩ビ板軟質(1ミリ、2ミリ、3ミリの3種類)と接着剤
注(店により300ミリx600ミリの在庫なし、2004/01)
Bマットパネルか同等品(5ミリ、これはヒーターの断熱材?蓄熱材として使ってみました)
C樹脂製チョウバン(2個)
D両面テープ(少々)
A〜Dはハンズやホームセンターで購入
道具
カッター、定規等
作業
塩ビ板は300ミリ×600ミリを購入、カッターで何回も切り込みをつけ切断します。
慣れると簡単です。
板はチョウバン以外は全部両面テープで接着、(ヒーターの発熱部分は貼らないこと)
3ミリ厚は160ミリ×200ミリを2枚と140ミリ×200ミリを1枚
2ミリ厚は160ミリ×200ミリを1枚
1ミリ厚は140ミリ×200ミリを1枚
マットパネルは160ミリ×200ミリを1枚
本体下から黒3ミリ、5ミリマットパネル(上記説明にあるように
丸い穴を開けてある)、ヒーター、赤3ミリそれぞれは両面テープ
で接着します
白1ミリを貼りチョウバンの厚みを避けています
蓋は下から白1ミリ、黒2ミリ、赤3ミリですが、開けやすいよう
本体より10ミリほど右にずらして取り付けています
チョウバンは今回接着剤で付けました、ヒンジが出ていると
ぶつけて壊れやすいので本体より出ないようにします
実際の使用はすぐに温まりませんから常に通電しておきます、ヒーターが下にある為蓋も閉めて
全体を暖めておき,現像時間は60秒ほどで上げれば良いようです。
私は余り物の材料で製作したためこのサイズに成りましたがデザインは好みで良いと思います、
フィルムを温めるのが目的ですから使いやすい形でカラフルな機材を作って仕事に役立ててください。
メーカーさんパクッても高ければ売れませんよ、自作すれば
?000円でお釣りがきますから (私もパクリですが)
基本寸法は同じですが細部が微妙に違う、イエローモデル!
これを決めるときがまた楽しみです。
(2004/09)