FAIRLADY Z (Z33)

これは、まったく購入候補ではありませんでしたので、言ってみれば番外編です。日ごろお世話になっていた日産プリンスの担当セールスN村さんから、「今度時間があったら試乗してみてくださいよ。スキでしょ?Z」ってお誘いがあったので、「ハイ、嫌いじゃないです」ってんで乗ってみたんですわ。

エンジンは、3.5V6のVQ35。ハッキリいってエルグランドと同じエンジンですが、そんなことはどうでもよろし。アクセルに足を乗せると、タコメーターの針が、ピ〜ンと上を向いてしまうんですよ。シフトストロークも短めで(試乗車は、6速MT)、クラッチも重めにセッティングしてあり、なおかつ踏み込んだ位置から割りと近いところで急につながるんですねぇ。ホント、スポーツカーって雰囲気で、恥ずかしながら2回もエンストしてしまいました。

ハンドリングは、クイックだし、ブレーキタッチも硬質だけど、効きはとてもいい。300万円でこのクルマというのは、破格だと思います。

惜しむらくは、サスペンションが固すぎというか、突き上げ感がゴツゴツと安っぽいのと内装がねぇ。シートバックから前方、つまり、乗って前を向いている状態で見える範囲は、そう悪くないと思うのですが、それ以外の部分は、安っぽくプラスティッキーなのでございました。でも、あの値段じゃしょうがないか。

正に、原点回帰と申しますか、POORMAN’S PORSHE の王道を行く逸品でしょう。