ガンプラの頃


いやあ、古い写真が出てきたなあ。
この頃は、ゲームするよりガンプラを夢中で作っていたっけ。

パテ埋めに、やすりがけに、スジ彫りに、ピースコンでの塗装。
300円の1/144ザクひとつ作るのに、10日くらい平気でかかる。
考えてみれば安い遊びだったのかも。

現物は残念ながら、残っていないので、この写真たちが唯一の思い出に
なっちゃったなあ。

今から見れば、とってもレベルが低いけど、これでも当時は模型屋さんの
コンテストで、3連続優勝とかしてたもんです。エッヘン!

          

上の3枚の写真は、ジオン軍がジャブローに侵攻してきたときの、様子を
ディオラマで再現したもの。(木と地面は紙粘土製)
劇場版で追加された、TV版にはなかったシーンだね。

ザクとグフは、切った貼ったでポーズを取り、ザクマシンガンは2ミリ間隔で
輪切りにしてから、ピンバイスで中に穴をあけ、光ファイバーを通して再接着。

スイッチを入れると、リレー回路でマシンガンの先が、ピカピカ点滅するのだ。

  左はご存知、シャア専用ゲルググと、
  量産タイプのゲルググ。

  知らない人が見たら、どっちがどっちか
  わからないよね。(笑)
  そういう話題なのですね、これは。
  
  ちなみに赤いほうが、シャアというえらい人

  専用のゲルググです。     

  この辺のロボットのようなものを総称して
  モビルスーツといいます。

  あは、説明入ってきたなあ。
  いわゆる人型兵器で、これに乗って
  戦うわけね。

  モビルスーツとは別に、モビルアーマーという
  変な形の物も、たくさん登場したんだけれど、

  鳥のクチバシをつけたみたいなゾックも変り種。
  後ろと前が、まったく同じかっこうしている。

  どれもみな、モノアイ(赤く光る目)は、豆球で
  光るようにはしてあるんだけど、このゾックは

  さらに、腕を動かすと、モノアイが左右に動くように
  ギミックを仕込んである。
  キョロキョロして、面白かったよ!
  その下は、旧ザク。すべての始まりとなった
  作業用のモビルスーツだね。

  さて左は、海底の基地から出撃する、水中用
  モビルスーツたち、という設定のディオラマ。

  セットは一晩で作ったので、もうひどいものだった。
  当時バンダイのプラモデルコンテストの本に
  載っていたから、見た人もいるかもね。

  先頭のズゴックは、胴体を真っ二つにして、
  上半分だけを乗せてあるのね。

  基地の壁の通路には、照明に似せるため、

  やはり光ファイバーで簡単な電飾をしてある。

  岩肌も、水も紙粘土に着色したものなんだけど、
  コンテスト応募締め切りの前夜に慌てて作った
  ものだから、乾かないうちに塗装しなければならず
  もうベトベト状態のまま、作業をしたっけ。

  なんとなくテカって見えるのはそのせいなんだ。
  
  右に立っているのが、アッガイ。
  変なデザインだったけど、愛嬌があったよね。

  この写真ではわかりにくいけど、壁面にある
  管制塔の屋根には、サーチライトが2基付いている。
  これは、ダグラムの輸送トレーラーのパーツを持ってきて
  その中にミニクリプトン球を入れてあるので、結構明るかった。

  
   さて、最後はダグラムです。

   写真には残っていないけど、敵役ソルティックは、
   頭部のキャノピーをヒートプレスで作ったりしていた。

   このダグラムは、バックパックにバッテリーを内蔵、
   コックピット内をライトアップしてました。

   これは、タカラのデュアルマガジンという雑誌に
   掲載された写真なのね。
   よくこんなんで、採用されたものです。

   今のプラモは、よくできすぎていて、自分でどうこう
   しようと、思わなくなってきちゃったよね。

   古き良き時代の思い出でした。

   う〜ん。リバスト並みの濃さだったなあ。