まず今回のテーマである中村産業のエアロスについて解説する前に、今回のテーマが決まった経緯についてお話致しましょう。
2025年の水物オフ会の自由作品デモ走行では、太鼓橋さんがイタレリの1/35L.V.T(A)4をラジコン内臓の水陸両用バージョンに改造して参加されました。太鼓橋さんはその安定したパフォーマンスを披露するために、ペットの為の室内段差解消用の折り畳みブリッジを持参され、見事陸上から水上への進水、また水上から陸上への上陸を披露されました。

持参したスロープから安定した走りで水上航行へ移るL.V.T(A)4。
左に映っているのはどこからともなくやって来た迷い猫ならぬ
迷い「アポロ1号」(イマイ) |
このデモ走行を見たギャラリーから「来年は水陸両用SF戦車復活だ!」の声が上がり、また太鼓橋さんからは動く模型愛好会がこのスロープを譲り受けた事で、今年の水物オフ会SFテーマは水陸両用戦車と決定しました。
しかし水物オフ会では過去に二回水陸両用SF戦車をテーマにした企画を行っていたため、新たに企画の目玉とするようなメジャー所のキット紹介は出尽くしており、この時点ではまだテーマの軸となる具体的なキットは挙がっていませんでした。
【参考】過去の水陸両用SF戦車の企画ページ(ブラウザの”戻る”ボタンで戻って下さい)
2006年「俺キングシャークコンテスト」
2013年「俺スーパードラゴンコンテスト」
ただしそれではオマージュ元となる具体的内容も、企画ページで紹介すべきキットも無くなってしまう為に急遽テーマの参考にするべく浮上したのが、筆者の手元にあった中村産業のエアロスです。
いかにも後付けノミネートのテーマキットですが、筆者は小学校3年生頃に、このエアロスの前身である水陸パトロールパンジャーを作ってるので、その弟分であるこのエアロスも大変親しみあるキットです。
但しテーマキットを発表した時点ではパンジャーは手元にはなかったので(もしあれば今回のテーマは「俺パンジャー」となっていたでしょう)、今回はエアロスを軸に本企画ページを構成しています。
但し、テーマとなるキット名をオフ会案内時点でエアロスと発表した後で、いつもこの企画ページの資料提供でお世話になっているヘンリーさんからパンジャーの初版、再版、その他関連資料を提供して頂きましたので、後程合わせてご紹介させて頂きます。
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さて、中村産業、通称ナカムラは1964年からプラモデル業界に参入しその後1970年代の終わり頃までに改修再販を含め250程のキットをリリースした中堅メーカーでした。
当初は10円~50円ほどで駄玩具程度のプラ模型を作っていた中村産業でしたが、「何でもいいからプラモデルというものを作れば売れた」当時、業界参入翌年にはスロットカーを、更に翌年の1966年には自動方向転換装置付き魚雷艇等をリリースして企業の地歩を固めました。その中村が魚雷艇シリーズと同じ1966年にリリースしたのがこのエアロスの元キットである水陸パトロールパンジャーでした。
パンジャーはやがてパーツを追加して、今回のテーマとなった宇宙パトロールエアロスとして改修再販されます。以下がそのパッケージの変遷です。
1966年の初版と思われるパッケージ

(画像提供:ヘンリーさん)
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JPMマークが付いて車体の色が青くチューニングされた1967年頃のパッケージ。
 (画像提供:ヘンリーさん)
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1968年にエアロスとしてリニューアルされた時のパッケージ。

(画像提供:ヘンリーさん)
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上記の画像は同じ比率で調整したものです。パンジャーの初版再販は同じ大きさの箱で価格は150円。エアロスは追加パーツが入って200円となり箱も若干大きくなっているのが分かりますね。
ただどうにも不思議な点があります。当時であればギミックの売りは「これでもか!」という程大げさにパッケージに表示していたものです。例えばそのままだと折り畳み翼や補助翼がダラーっと垂れ下がってしまうけど声高に「オール可動」を売りにしていた飛行機。「壁に当たると方向転換する」ると謳っているけど何の事はないメカの先端に自由回転する円盤が付いているだけのSFビークル。糸で吊るす事を「空中を走る」と宣伝しているSFメカ。etc.私は決してそういうキットを揶揄しているわけではなく、当時はそういう百花繚乱な楽しい文化だった訳です。
ところが、パンジャーもエアロスもゼンマイでキャタピラ走行しながら後部に付いたスクリューで水上走行までこなすキットでしたから、当時の常識としてはそれは相当なセールスポイントだったはずですが、パッケージにそう言った表記はありません。パンジャーの時代はそれでも「水陸パトロール」という表記と海から上陸してくると思しい勇壮なパッケージイラストから水陸両用メカらしいというアピールはしていますが、エアロスに至っては水の一滴も描かれていない、どこかの惑星か衛星の上で戦争をしているAFVが描かれているだけです。
さてそこで仮説1「本当は良く走らなかったから曖昧にしたんじゃないか説」です。次の写真を見て下さい。
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エアロスの心臓部のゼンマイ。(資料提供:ニューヨーカーさん) |
当時ゼンマイ戦車はクラウンやLSなど各社から出ていましたが、それ程上手く走らなかった記憶があります。
例えばモーターライズ戦車は、モーターの動力を減速ギアシステムを使って必要なだけトルクを上げられるキットですが、それでも走りがイマイチなものが少なくなかった当時、ゼンマイシステムには更に一つの致命的な欠点がありました。
強力なパワーを保持できるゼンマイですがそのままだと保持したパワーを一瞬で開放してしまう為、ゼンマイシステムのギアは大きなスパーギアで小さなピニオンギアを回す事を繰り返してパワーを適当に抑えながらパフォーマンス時間を延長する「増速ギアシステム」となっています。
上の写真はエアロスのゼンマイですが、増速しつつ適切にトルクを落としながら、更に車軸の大径スパーギアとクラウンギアを介してL字型のスクリュー用アウトプットを用意するという優れたものです。しかし、トルクを落とした起動輪シャフトのパワーをどのくらいに設定するのかは非常に落とし所が難しく、適切なゾーンを外すとうまく機能しないのです。なので車輪の回転数が上がった一方でトルクが弱くなったゼンマイ戦車は、起動輪の直径を比較的小さくして、外周トルクの減衰を抑えるようになっているのですが、それでもテンションのあるゴムキャタピラを回すには微妙な加減が必要です。
かく言う私も今から半世紀以上前にパンジャーを作ったときは上手く走らせられなかった記憶があります。もしかしたら当時の子供達はこの辺のハードルが高く、メーカーとしてはゼンマイでキャタピラ走行と水上走行を兼ねるギミックに関しては殊更に宣伝していなかったのかも知れません。
ただここで中村の名誉の為に言うと、筆者が長じて制作したクラウンとLSのゼンマイ戦車は、丁寧なバリ取り、ゼンマイギアボックスの歪みの調整、適切な注油により、オリジナルのままでかなり上手く走らせる事が出来たので、当時の不調は全て自分の技量が劣っていたから、とも思われます。
手元のキットはニューヨーカーさんからSFキット研究のために貸与されたものです。故に組み立てる事は出来ないのでそれを検証する事は叶いません。どなたかこのキットの走行に成功した方がいらっしゃればご一報頂きたいと思います。
まぁメーカーに対してちょっと失礼なこの説は半分冗談半分本気程度ですが、ヘンリーさんから色々と追加情報を頂くうちにもう一つの仮説が浮かび上がりました。それは
仮説2「もう地球の上で戦争する時代じゃなくなったんだよ(だから水陸両用なんてどうでもいいのさ)説」です。次の画像を見て下さい。
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中村産業SF戦車の眷属達。(画像提供:ヘンリーさん) |
| 画像は当時中村産業から出ていた、エアロス以外のゼンマイSF戦車軍団です。時系列を追って纏めてみると…。(パンジャー再販の時期は推定) |
| 発売年 |
キット名 |
価格 |
ギミック表記 |
| 1966年 |
水陸パトロール パンジャー |
150円 |
無し |
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宇宙パトロール EF-2 ペガサス |
200円 |
あり |
| 1967年 |
水陸パトロール パンジャー(再販) |
150円 |
無し |
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SFアタックシリーズ ロケット戦車 ボクサー |
250円 |
無し |
| 1968年 |
ロケット戦車 サモエス |
200円 |
あり |
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宇宙パトロール エアロス |
200円 |
無し |
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宇宙パトロール タイロス |
200円 |
あり |
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宇宙パトロール イカルス A-11 |
200円 |
あり |
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こうして発売年、パッケージイラスト、ボックストップでのギミックの表記を分析してみると
【1】時はまさしく日本オリジナルSF(JOSF)プラモデルブームの真っ最中にして、1969年のアポロ11号月面着陸に向けた宇宙フィーバーの時代。最早「在りそうで無さそうな水陸両用SF装甲車」は時代遅れと考えられ、パンジャーよりも後のナカムラのゼンマイSF戦車は全て他の惑星(衛星)をイメージしたパッケージとなった。その結果イラストから海が消えた。
【2】パッケージ上のギミック表記は関連商品8アイテム中、表記あり4キット、標記なし4キットと同数で、表記の有無には時期、シリーズ関係ともに特段の方向性はない。当初筆者が考えたギミック不調による表記のオミットという事実は確認されない。
という結論になりました。【1】はともかく、【2】に関しては、当時全国区の中村産業にしてもあくまでも中小企業。そんなメーカーが、多い年は年間20以上の新製品を出している時代ですから、イラストやパッケージデザインの発注にも戦略的統一感までは意識が向かなかったのかもしれません。何だか結論のない結論となりましたが、ある意味それにより当時のごく普通の模型メーカーの実相に触れたようにも思われます。ううむ、底が浅いが奥深いぞ。古き良き時代のSFプラモデル!
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エアロス(上)とパンジャー(下)の比較画像。(画像提供:ヘンリーさん) |
閑話休題。今度はいよいよキットの本体に迫りたいと思います。
上の画像はエアロス(上)と再販パンジャー(下)の梱包比較です。エアロスにはパンジャーには無かった銀色の補助推進パーツが付いています。
エアロス(パンジャー)はそもそも自衛隊の60式装甲車をスマートにアレンジしたような結構イカス(死語?)スタイルで、この上部キャビン全体が空気室となって車体を水に浮かべ、スクリューで前進する設計になっています。
画像はヘンリーさんから頂いたものを加工したものですが、エアロスの成形色の緑色は筆者の手元にあるものと同じで、当該エアロスはみなこの色ではなかったかと思われます。
一方のパンジャー(再販)は濃紺の成形色で、筆者が当時作ったのもこの色でした。60年近く前の記憶が蘇り、非常に懐かしく感慨深いものがあります。
画像は縮小しているので分かりにくいかもしれませんが、ゴムキャタピラは黒ではなくグレーです。筆者が作ったキットでは黒くないゴムキャタピラキットは、パンジャー以外には青島のタイガーキャプテンしかなく、当時としてもこういうキャタピラは大変珍しいものでした。
また、このクラスの比較的安価な戦車キットでは起動輪や転輪は単純なタル型のものが多いのですが、このキットは一個のホイールが左右張り合わせで真ん中にセンターガイドが入る手の込んだものです。ゼンマイ戦車でよく走ったものといえば玩具のシルバータンクシリーズが有名ですが、この玩具戦車の車輪は全てセンターガイドのないタル型転輪です。特段左右旋回をする必要のない戦車玩具の足回りはそれで必要十分なので、センターガイドのあるキャタピラを使って車輪パーツを2倍準備するというのはオーバースペックですが、これも本キットの特筆すべき点です。やり過ぎとはいえ、それによるリアルさは得難いものがありますねー。
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パンジャーとエアロスのインスト比較。(画像提供:ヘンリーさん) |
上の画像はエアロスとパンジャーのインストの比較です。基本は一緒ですが、エアロスでは新規パーツの補助推進装置の組み立てと組付けが上手に挿入されています。
パッケージのどこにも水陸両用キットであることが書かれていないエアロスですが、このインストで初めて単純な陸上走行車両ではなく、スクリューで水上を自走するSFプラモであることが分かりますね。
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エアロスの上下パーツ仮組。(資料提供:ニューヨーカーさん) |
インストだけだとどうにもキットの実体イメージが付きにくいので、エアロスの上下パーツだけ仮組してみました。基本的に単純なデザインなのでこれで結構キットの完成形が想像できると思います。
これに足回りと、12個の穴のモールドがあるロケット弾ポッドを箱組みし、機銃やハッチ等の小物パーツを付ければパンジャーとしてはほぼ完成です。エアロスの場合、更にそこにサンダーバード2号の尾翼のジェットポッドのような補助推進装置パーツが追加されます。
先にあげたギアボックスは後部起動輪シャフトの更に後ろ側にスクリュー回転用のクラウンギア等がスペースを占める為、リアルな世界の装軌車両に比べて、起動輪より後ろのスペースが大きく取られています。その為キャタピラ部分に比較して車体後部のオーバーハングが大きいのが分かるでしょうか。エアロスのパッケージイラストで車体上部が後方に大きく張り出しているように描かれているのは、正にこのフォルムを表現しているのですね!
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 エアロスのパーツ全景1。(資料提供:ニューヨーカーさん) |
今度はエアロスのパーツその1です。右に写っている銀色のパーツがエアロスで追加された新規パーツです。
特筆すべきは真ん中のグレーのゴムキャタピラです。何と60年の時を経て、十分な弾力を持って生き残っているではありませんか!これは非常に貴重です。ありがたや、有難やなのです
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 エアロスのパーツ全景2。(資料提供:ニューヨーカーさん) |
次はパーツ全景その2です。まず目につくのは右下の大きなプレート状パーツ。これは車体上部の底板になって車体上部全体を空気室とする為のものです。真ん中に縦置きゼンマイのゼンマイ部分を逃がすスペースが空気室側に向かって突出しています。
また転輪、起動輪、誘導輪がセンターガイド付き設計の為に各2個で1セットになっているのも一目瞭然ですね。
ランナーの左下に写っているのはスクリューのパーツ。進行方向側に若干の膨らみがあって何となく翼形状を意識してはいますが、軸側から外周方向に向かってネジレを緩くするスクリュー幾何の鉄則は再現されていません。その効率の損失を補填する為かスクリューのピッチがかなり急です。これは同社がパンジャー以前にリリースした自動方向転換装置付き魚雷艇シリーズのスクリューと似た設計です。
下段真ん中の正方形の紙は貼付シール。水もの模型でもある本キットは通常のデカールは使用できず、また耐水デカールは高価な為かシンプルに文字が印刷された透明シールを貼り付ける仕様になっています。糊の劣化による変色と、白色台紙に白い文字なので読みにくいですがご勘弁を。
文字はAL-5963と書かれています。5963はゴクローサンの符丁か?(笑)
但し、60年近く前の私の記憶ではここは赤い星のシールが付いていたような?星が付いていたとしてもパンジャーの箱絵の星は白だし。思い違いか?
そう思ってエアロスとパンジャーのインストをよく見ると、エアロスはシール通りのAL-5963。パンジャーは…?
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 パンジャーのインストの拡大。(画像提供:ヘンリーさん) |
何と、パッケージイラストと同じ「星の27」の表現が。これはパッケージイラストと同じですが、箱絵では星マークは白。私の記憶は赤。
これは現物で確認するしかないと思い、ご多忙なヘンリーさんに申し訳なく思いながらお手すきの時にシールの写真を撮って送って頂けないかと何度目かの画像送付をお願いした所快く引き受けて下さいました。(いつも本当にお世話になっています)
で送って頂いた画像が以下のものです。
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(画像提供:ヘンリーさん) |
おおっ!これです。これです。前期高齢者の記憶が忘却の彼方に消えようとした時、電撃のように蘇る赤い星マーク!(そーゆーのいいから。見れば分かるから)
ちょっと話は変わりますが、田宮模型が1/35でソ連のT-10スターリンを発売したのが1964年。翌年の1965年にはT-55コマンダーとT-34をリリースしています。で、箱絵やキット等の情報から、当時の小学生でもソ連のマークは赤い星、米軍のマークは白い星というのは常識でした。なので私も多少の違和感を持って「箱絵の星マークは米軍っぽい白なのに、中身のシールは赤い星なんだ」と思ったのです。これが些末なデカールの違いに気が付いた理由なのですが、古いプラモデルを研究していると時々こういう体験をします。友人知人の記憶の中だけにあって検証する資料がない「記憶だけの話」は多々あります。そういう話は往々にして「何十年も前の勘違い記憶じゃないの?」と言われたりするのですが、後年あらためて該当する資料が見つかると、何とその記憶が正しかったことが何度も証明されました。
大人になって雑多な事象の中で勘違いしてしまう事柄は多いのですが、子供の時分の全てが新鮮な出来事であった時期の「理由のある記憶」って、実は貴重な時代の証言者たり得るのでしょう。そんな事にも気づかされたエアロスとパンジャーでした。
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