SF快速ジェット魚雷艇パンサーの雄姿! |
動く模型愛好会の公開画像としては再掲となりますが、これがパンサーの完成品となります。
時は1999年。動く模型愛好会に連綿と続く水ものオフ会(当時はツインスター・メーリングリスト、田宮模型歴史研究室、プラモデルの王国の、3ウェブサイト合同開催)の記念すべき第一回目水ものオフ会に登場した、助手さん作のジェットパンサーです。
初めて買ったエアブラシを使い、泣きたくなる程苦労して(当時本人談)迷彩をマスキングして仕上げた力作です。
日本で一番売れたと思われる田宮模型のセミスケール魚雷艇シリーズを見慣れた目には、如何にも巨大に見えたキットでした。
|
「パンサー」の貴重な内部画像。 |
|
今回の企画で「俺パンサー」に挑戦しようとする人たちが一番気になるのが、この内部構造でしょう。これはあの第一回水ものオフ会から実に17年後の2016年のオフ会に、助手さんが再度「パンサー」を手掛けた時の制作途中の画像です。
強力なRE−26モーターを垂直に立て、噴流ケースの中でインペラを回して遠心力で飛ばした水をノズルに送り込む設計が良く分かります。 「パンサー」大きく深い船体とタッパの高いキャビンは、このモーターを立てて組み込む要請から生まれた独特のバランスだったんですね。
|
船体内部をほぼ真上から俯瞰した様子。 |
こちらは同じく2016年にO-Show千住宿さんが製作中の「パンサー」です。
上と同じようなアングルで恐縮ですが、こちらはほぼ真上から見や構図なので、電源が単三電池3本を使った4.5vである事が分かります。
また、インペラユニットから実際の水ジェット噴出孔である船体後部の穴に向かってゴムのノズルが繋がっている様子も伺えます。
ジェット噴出孔のモールドは3つありますが、実際に水が飛び出すのは真ん中の一つです。
|
助手さん制作の二代目「パンサー」。 |
左の画像は助手さんの二代目「パンサー」の完成写真。
パッケージイラストに忠実に倣って塗装した初代の迷彩塗装魚雷艇とは打って変わって、武装を外して田宮模型創立70周年を祝う記念艇として仕上げたもの。
こうして見ると塗装を変えただけでガラっと見栄えが変わるのもメカ模型の楽しい所です。
俺「パンサー」も、地味な軍艦色ではなく、こうした派手な民間ボートや、もっとド派手な未来型SF魚雷艇の塗装にするのも写真映えがしていいかもしれません。
|
「パンサー」の走行の様子。 |
右の写真は、その助手さんの二代目「パンサー」の走行の様子です。
スクリュー走行じゃなしに、噴水模型のような機構で水を空中に噴き出して本当に船が走るのぉ?と疑っているアナタ、これがギミックプラモデルの王者トミーが世に送り出した快速ジェット魚雷艇の実力なんです!
文字通り快速魚雷艇の名の通り、凄い勢いで水ジェットを噴き出しながら、軽快にすいすいと水ものオフ会の走行会場を走り回りました。
大き目のモーターを縦位置に搭載しながらも、単三電池3本を船底にセットした大型体は、気持ち良いほどバランス良く走ります。
|