始めに


 なぜ私がお遍路を行おうと思ったか?単純な理由である。1つ目は四国にただ行きたかっただけである。なぜなら、学生時代はサイクリング部に所属しており、全国各地を旅をしたが、四国だけ行けなかった事が心残りであった。2つ目に、1999年の秋に大学院進学が決まり、2000年4月の入学式まで時間的余裕が生じたことである。会社を1999年以内で辞められたため、1月から3月を自由に使えた。

 したがって、この時期に四国に行く余裕が時間的にも金銭的にも生じた。本来なら、自転車で行くことも考えられたが、やはり四国をゆっくり巡る機会を得られたので、四国八十八ヶ所を巡ることを決意した。その上、1999年秋に祖母がなくなったため、供養になるとも思った。  

 このホームページは基本的には、巡礼していたときの日記をそのまま掲載している。時間的に1年半近くたっており、拙い文書力のため、手直しした方がいいと思ったが、当時の雰囲気を表すために最低限の手直ししかやらなかった。当日には分からないことが、後日解明したとしても、あえて文書は変えていない。どうしても付け出したい箇所には( )を挿入して書き加えた。

 このため、小学生のような日記になっている。「あそこが痛い」「疲れた」「頑張るぞ」などなど、思ったことをただ書いてある。このため単なる感想文かもしれない。しかし、もしこれからお遍路を始める人が呼んで下されば、それなりの得るものがあるかもしれない。また、お遍路に行った人であれば、共感してくれたり、逆に反発するかもしれない。この日記を読んでくださって、何かしらを感じていただければ、ホームページを作成した甲斐があると思う。  

 ただこのホームページは、お遍路ガイドのようなものにはしていない。なぜなら、ガイド本としては「四国遍路ひとり歩き同行二人」(へんろみち保存協会出版)が出版されており,これで用が足りる。また、インターネットでも他にお遍路経験者が素晴らしいホームページで解説がなされている。あえて私が改めてお遍路を紹介するほど知識も持ち合わせてもいないし、したとしても中途半端になってしまうだろう。したがって、ホテル紹介などわざわざしてはいないが、日記の中に時たま紹介している。

 お遍路には人それぞれのお遍路があると思う。今回の私の経験したお遍路は、私にしか出来なかった経験であった。ただ、それを伝えたいだけで、このホームページを作成しただけである。読みにくい文書であり、間違いもただあると思いますが、宜しければ読んでみてください。そしてよければ感想を聞かしてください。なお私の感想が書いてあるため、ネガティブに書いてある箇所もあり、不愉快と感じる箇所がございましたら、お手数ですがご連絡ください。修正します。


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