赤い靴
◆トラウマ童謡
「赤い靴」って歌は、やっぱり皆のトラウマになってるらしく。
つーか、あの曲って怖いですよね?なんか、童謡のクセして、子供には聞かせられないようなレベルに怖い。むしろ、童謡失格。
♪異人さんに〜 連れられて〜 行〜っちゃ〜ったぁ〜 ♪
なにが怖いかって、この一節ですよ。てか、「異人さん」ってのが子供にはなんだかわかんないでしょ。そんな得体の知れないものに「連れられて行っちゃ」うんですよ、女の子は。
あのネー、子供心にネー、敏感に感じるんですよ。女の子はもう帰ってこない、って事を。このままじゃ、普通に未成年者略取でしょ。女の子、救われないでしょ。
でネー、子供ながらにネー、考えるんですよ。どうしたら女の子に救いを与えられるか、って事を。だから、「異人さん」って所を、「いい爺さん」だと勘違いしてた人、多いでしょ。「ひい爺さん」だと勘違いしてた人、多いでしょ。
皆、女の子のためを思って勘違いするんですよ。
ええ、もちろん僕も勘違いしてましたよ。どう勘違いしてたかっていうと、
「異人さん」→「ニンジンさん」
ほら、女の子、赤い靴を履いてたから。赤いニンジンさんに仲間だと思われて連れられてっちゃって。リンゴさんとか、トマトさんのいる「赤い国」に連れられてっちゃって。そこで、野菜さんたちと仲良く暮らすと。
アハハハ、ニンジンさーん!
ウフフフ、リンゴさーん…!
エヘヘヘ、トマトさーん…!
イヒヒヒ……!ウヘヘヘ……!
そんなメルヘンの世界で、女の子は末永く暮らす、と・・・。
え?ダメですか?
この勘違いだと、女の子、救われて無いですか?
コレニテドロン
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