MRI室に酸素ボンベなどの磁性体を持ち込んで起きる吸着事故等を防ぐための警報器です。赤外センサと組み合わせて標準化され多くの病院に設置されています。 2003年から多数の高感度磁気センサを並べたタイプで開始され(当時の販売設置は横河メディカル_現在GEヘルスケア殿)実際の使用上の問題点、ノウハウを得て改良を重ね2009年には高感度磁気センサを用いない全く新しい高性能なタイプM1109を生み出しました。 現在はこのタイプのみ(当社で)販売しています。 (旧タイプは修理のみ行います。)
特長は 1 既設のMRI室入り口のドア等に設置できます。特別の工事は必要としません。取り付け用ねじ2本を壁にねじこむのみでOKです。100V線の配線工事が出来る方ならどなたでも出来ます。
2 高感度磁気センサを並べたタイプのように設置場所の環境(静磁界など)を考慮する必要はありません。1TESLAの静磁界中でも動作します。 どこでも設置できます。写真のように小型で場所をとりません。
3 機器の調整は必要ありません。設定は検出感度と警報の音量のボリュームのみです。
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4 検出範囲はセンサワイアで囲まれた領域付近を通過する磁性体です。この領域は3mx3mの以下の四角形を想定していますので、通常のMRI室入り口のドア周りの設置などでは十分に適用できます。 この領域の内部では、どの位置を磁性体が通過しても、検出感度はおおむね一定です。また、検出感度は必要に応じて高く出来ます。
5 感度を高くした場合とか設置場所付近を通過してゆく磁性体などMRI室に入ってこない磁性体を検知しないため、センサワイアで囲まれた領域を赤外線センサで走査しここを通過する物体のみ警報を出すようにしています。なお、これは設定により動作をとめることも出来ます。
5 完全に受動タイプの機器であり電磁波を外部に出しません。外部に出るのは動作状態を示すLEDからの光と警報時の音のみです。従って他の医療機器などに障害は与えません。
6 難燃性のケースなどを用い、外部火災等の事故で延焼の手助けはしません。
より詳細な性能、設置方法などは技術資料(1),(2),(3) 参照 :Technical document (3) is written in English |
品番・型番: M1109 MRI用磁性体検知器 magnetic article detector in MRI room |