1999尾瀬ボランティア

(写真:勝、文章:美保)

10月9日土曜日・快晴。 尾瀬ボランティアの水落夫妻に同行した面々。
ななえさん、山内さん、三嶋さん、勝、美保、そして水落夫妻。
朝7時に鳩待峠に集合し、ゴミ拾いをしながらあやめ平経由で見晴らし十字路へ。
今回は、見晴らし十字路のキャンプ場にテント泊という計画。
重いリュックを背負ってのゴミ拾いとなりました。

至仏山をバックに集合写真。みんなニッコリ。ここまでは良かった。
あやめ平を過ぎてからの下りのきつかったこと!!
でも、その後に、夢のようなディナーが待っていたのでした!

な、な、なんと、水落夫妻がすき焼きセット7人前をかついできてくれたのです。
重いリュックのナゾは、すき焼き用パエリア鍋、ビン入り「すき焼き専科」、ウィスキー角瓶、ビール、牛肉などなど、
とても尾瀬テントキャンプでありつけるとは思えないご馳走の数々なのでした。

すき焼きの準備を水落夫妻と三嶋さんにお任せして、阿部&山内4人は見晴らし周辺を散策に。
熊鈴をしゃんしゃん鳴らしながら、早秋の尾瀬を楽しみました。

そんな、お散歩中のヒトコマ。
紅葉は、少し始まっていて、夕方直前の陽射に映えてきれい。
↓の写真では十分伝えられないのが残念。

散策でちょうとお腹もすいた日没前にディナーがスタート。
おいしいすき焼きでお腹を満たし、早々に寝袋にもぐりこんだ翌朝も尾瀬は晴れ。
早めに出発し、東電小屋経由で山の鼻を目指す途中の風景は、秋、秋、秋。
たった一晩で、草紅葉がぐんと鮮やかになりました。

水に映る空の青。そして、そのまま目に飛び込む抜けるような青空。澄んだ空気まで伝えられたら嬉しいな。
広い尾瀬ケ原の真ん中に、一人ですくっとたつ白樺。秋の尾瀬ケ原の目立ちん坊は、そんな白樺の白い幹です。

みんなで楽しくおしゃべりしながらの尾瀬ツアー。
ベテラン水落お父さんの先導だからこそ、安心して楽しめた1泊2日でした。
また来年も行きたいよお。今度は水芭蕉の春? キスゲの夏? 再び草紅葉の秋?
楽しみ!!!

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2年前にも水落夫妻に連れて行ってもらった尾瀬ゴミ拾いボランティア。
今回も、尾瀬は他の観光地と比べものにならないほどゴミが少なかった。尾瀬が大好きなみんなの心使いと
水落夫妻のようなボランティアの方々の努力の賜物ですね。
それでも、木道の下にワザと隠されたタバコの吸殻、大胆にもビールの空き缶、土中に埋め込まれた菓子パンの袋、
そんなものを見つけて悲しくなりました。心無い人もいるのですね。
今回一番多かったのは、飴などを一個ずつ包装した袋の切れ端。
袋を破ったときに出るちっちゃな切れ端は指の隙間から落ちたり、風に飛ばされたりして
そんなつもりはなくても落ちてしまうようです。
でも、あんな小さな切れ端でも、石油化学でできた工業製品を、自然は消化することができないのだ。
どんなに小さなものでも絶対に落とさないように私も気をつけなくちゃ、と思いました。

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