1999年8月下旬の有意義な日々

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8月30日(月)  コンビニの心理戦

 早朝、コンビニにて。

 妙に朝早く目が覚めて、雑誌の立ち読みでもしようかと思い(せこい)コンビニへ。で、そのついでにてっとり早く朝飯にしようと思い、弁当をカゴに入れてレジに持っていった私。その時なんですが、無言で、しかも妙に素早く弁当を袋に入れようとする店員の動きに気づきました。

 カチンときましたね。

 普通、コンビニで弁当を買った客には「温めますか?」って訊きますよね? それでもまあ、ついうっかりっていう感じならともかく、その店員は明らかに面倒くさい手間を省こうとしていたのですよ。その証拠に、私が「あ、それ温めてください」と言ったところ、もろにイヤそうな顔してこっちを睨んだ挙げ句、はっきり聞こえるくらいに舌打ちしてましたからね。
 私はかなり気が小さい方なので、睨まれた瞬間はビビってしまい、ちょっぴり後悔しましたが、店員はイヤそうな顔をしながらも弁当をレンジに入れたので、何となく「勝った」気分になって足取りも軽く家路につきました。

 ですが、家に帰ってから、店員の方が一枚上手だった事が判明。弁当を一口食べた瞬間、私は敗北感に打ちのめされましたよ。ええ、それはもう、勝ち誇った店員の顔が目に浮かぶようでした。
 なぜならば、

 その店員は、弁当を生ぬるく温めていやがったのです……。

 ふざけんなー! 
 ふざけんなー!
 ふざけんなー!




 あさぼらけ ぬる弁食うの なんかイヤ―――高瀬、悲しみの俳句。



8月29日(日)  

 以前、ネット上の知人から「醜形妄想」という精神病(でいいのかな)についてちらっと聞いた事があります。

 本当にちらっと聞いただけなので正確には違うのかもしれないのですが、要するに「自分は何て醜いんだ! 醜くて醜くて最悪だ!」と思いこんでしまう、という病気らしいです。容姿に関するコンプレックスというのは割と一般的な悩みのひとつだとは思いますが、それが極端に高まってしまった状態なのかな……。なんか、つらそうですよね。
 まあ、私などは幸いにして単純な容姿コンプレックスに陥るだけで済んでおります。しかも、「でも、オレだって痩せれば結構イケてるんじゃない?」などという、まさに妄想の領域に踏み込んだ認識を持ってたりするので、近頃では日々ダイエットなどに励んでいたりするのです。

 まあ、我ながらおめでたいとは思いますが、それでも他人事ながら辛気くさいってよりはいいんじゃないかなー、とも思ったり。



8月28日(土)  

 今日はレンタル屋で借りてきたCDを編集しながら、やっぱり仕事の手直しをしてました。
 ちなみに、CDは全部「ダンスマニア」系のものでしたが、その事に深い意味はありません。ありませんとも。だいたい、この忙しい時に、『Dance Dance Revolution 2ndReMIX』なんかやってる暇はありませんって。何でそんなゲームソフトのタイトルがいきなり出てくるのか、ですって? やだなあ、僕は絶海の孤島で生活してるわけじゃないですし、ネットなんかやってるとそんな情報はイヤでも目に入ってしまうじゃないですか。つい先日も仕事が圧迫されるほど時間が足りなくなってたんですから、遊んでる暇なんてないですしね。でも、いい曲だなあ。あ、CDの話ですよ、ゲームはやってないんですから。いま聴いてるのは「boys」とか、「BOOM BOOM DOLLAR」とか、「IF YOU WERE HERE」とか、「TUBTHUMPING」とかなんですが―――え? 全部DDRに入ってる曲ですって? そうですか、偶然ですね。
 ほんと、凄い偶然。



8月26日(木)  喉元過ぎれば熱さ忘れる

 今日は一日遊びまくってました。



8月25日(水)  死して屍拾う者なし

 今日は一日くたばってました。



8月23日(月)  

 担当氏よりTELあり。
「仕事の手直しの方は進んでますか?」と訊かれたので、反射的に「はい」と答えてしまう。

 けど、実際はかなり厳しい状況だったりする。

担当氏:「そうですか、じゃあ25日にバイク便出しますんで、それでこっちに返してくださいね」
私   :「はーい、わっかりましたー」


 うわぁーん、バカバカ、俺のバカ!!

 こりゃ、睡眠時間削るっきゃないな……。



8月21日(土)  

 ふと、何気なくテレビをつけてみたら、世界陸上をやっている。
 こういう、陸上競技の大会を見るたびに思うんですけど、何でドーピングを認可しないんでしょうね。薬に頼るなんてフェアじゃない? 冗談でしょ、あんな世界の檜舞台に立てるような選手は、生まれついての才能が十二分に恵まれている事が大前提じゃないですか。もちろん、世界規模の大会に出場する選手ともなれば、天性の素質はもちろんのこと、その上で人並みはずれた努力をしているのは分かります。でも、じゃあ彼らと同じトレーニングメニューをこなしさえすれば、誰でも100メートルを9秒以内で走れるようになるのかって思うんですよね。

 第一、ドーピングを「陸上選手がズルをするための手段」としてではなく、「身体が弱い人がより力を発揮できるようになる薬品の研究」としてポジティブにとらえれば、そうした研究が発展して難病の治療などに役立つかもしれないじゃないですか。ドーピングは禁止するのではなくて、「どのようなドーピングをしたのかを詳細に申告することを義務づける」とした方が、色々な意味でプラスだと思うけどなあ……。そしたら陸上競技に、医療系のメーカーがこぞってスポンサー参入するようになり、スポーツ界の活性化にも繋がると思うし……。もちろん、その際には人体に害がないものであることが大前提ですけど、そうした研究を推進する上でも、やっぱドーピングは解禁していいんじゃないかって思うんですが、やっぱ素人考えなんですかねえ……。



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