でもまあ、8月は色々イベントがありますよね。なんといってもコミケがありますし、読書系ネット人にはDASACON2という、合宿イベントが月末に開催されます。あとは多摩川花火大会というイベントもあったりしますが、これは恋人のいない私のような人たちにはあんまし関係がないかもしれないですね。
まあ、私はどのイベントにも参加しないので、8月もこんな調子でだらだらと、どうにかこうにかやってこうと思っていますが。
●村山由佳さんの小説はなんだか「年上の女性と同年代の女の子との間で揺れる少年」という設定が多いような……。文章が読みやすいし、個人的にはそういう設定がもろにツボなので、よく読みます。その手の話にめっぽう弱い男子諸君は必読だゾ?
●「リーフのキャラクターグッズが大人気! これが本当の『マルチ商法』?」とか、「ゲーセンでDDRやりまくって金がない。でも、新しいバージョンが出たら生活費を削ってでも攻略してやる! なんかオレ、すっかりコナミの戦略に踊らされてるなあ」などという、いかにもありがちなギャグを考えてみました。いままでに何人くらい同じギャグを言った人がいるのか知りたいところです。
●Gガンダムの面白さを理解するまでには時間がかかりました。でも、ガンダムXと私の間には時間では超えられない壁の存在を感じます……。
などと思いつくままに書き連ねてみるも、なんか不調なり。あきらめて仕事すっかな。
恥ずかしながら私はその小説を読んだことがないのですが、あちこちで話題になっているところ見ているうちに、「へえ、そんなに面白い小説なのか……」と興味が沸いてきました。
そして、どうも私は「一度興味を覚えたことが、とにかく頭から離れない」という性格をしているようなのです。
最初のうちは「ま、そのうち機会があったら読むかな……」くらいに思っていた「雪風」なのですが、その後、二週間ほどの時間が経過した現在、くそう、読みたくて読みたくて仕方がないぜ! というレベルにまで欲求が高まってしまっています。このままではいずれ「雪風」欲しさのあまり人を刺してしまうのではないかと、我ながら不安で仕方がありません。ていうかこの場合、人を刺しても何の解決にもなりませんね。
そんなわけで、私は自身の好奇心と物欲を早急に満たして精神の均衡を取り戻す必要性を感じ、神保町へと行ってきました。しかしながら、期待に腹を出っ張らせ胸をふくらませて神保町をうろつく私に、悪夢のような現実が立ちはだかったのです。
さすがに本の街・神保町です、「雪風」はどこの本屋にも置いてあったのですが、雪風は雪風でも、
……いちおう、念のために注釈を入れておきますと、『グッドラック〜』は、『戦闘妖精・雪風』の続編にあたる物語(らしい)ので、私としてはひとまず普通の「雪風」の方を手に入れたいと思ってたんですね。いや、もちろん前作より15年の歳月を経て出版された新作だけに、ひょっとしたら『グッドラック〜』から読んでもあまり問題がないような構成になっているのかもしれませんが、そうは言っても続きモノは最初から読みたいのが人情じゃありませんか。それに、『グッドラック〜』はハードカバーで少々値段が高いのです。それだけに、前作を読んでない僕が、試しに買うというのは少しばかりためらわれます。いくら世間が褒めてる小説でも、僕の好みには合わないという可能性はあるわけですし、やはり前作を先に読んで、作品の雰囲気を掴んでおきたいところです。
そんなわけで、私は文庫の『戦闘妖精・雪風』を捜して神保町をしばらくうろついたのですが、結局、「雪風」は見つかりませんでした……。
そして、どうも私は「欲しいモノが入手困難」という状況だと、物欲にロケット噴射がかかる性格のようなのです。
最初のうちは「やっぱ、前作から読むべきだよな……」くらいの気持ちだったのですが、暑い中、一冊の文庫を求めて街を彷徨ううちに、くそう、こうなったら「雪風」を読まない限り、死んでも『グッドラック〜』には手を出さねえ! というレベルにまでテンションが高まってしまっています。
このままではいずれ「雪風」欲しさのあまり人を刺してしまうのではないかと、我ながら不安で仕方がありません。ていうか、なんで神保町のような大型書店が沢山ある街で、一冊の文庫が見つからないんですか!
……いえ、分かってます。恐らくはインターネットなどの情報を通じてにわかに「雪風」を知った薄いヲタク連中が、『グッドラック〜』とセットで買って行ったに違いないのです! ムキー! 許せません、わざわざ15年前に刊行された文庫までチェックしてから読もうなどと企てるとは、なんてヲタクな奴らなんだ! これはやはりSFヲタクが一般読者を本来ならば売れるはずのSF作品から遠ざけているのであり時代はサイフィクトでありこんな事を言い出す私には電波が入っていますか?
……結局、私は神保町では「喜多方・和風冷やしラーメン」を食しただけで家路につきました。
そして、神保町から半蔵門線に乗り、渋谷に電車が止まったとき、ふと思い出したんです。
「あ、そういえば渋谷にはちょっと前に新しくでっかい本屋が出来なかったっけ……?」
そう思って、こうなったらついでによって行くかな……と思って、「BOOK 1st.」という五階建てのでかい本屋に行ってみると、
もちろん速攻でゲットし、満ち足りた気分で帰宅。さすがは「BOOK 1st.」、「最初に行きたい本屋さん」だけのことはありますね、充実した品揃えに大満足です(文庫一冊しか買ってないけどネ!)。それと、渋谷に訪れる若者はやはり『戦闘妖精・雪風』と『グッドラック 戦闘妖精・雪風』をセット買いしたりしないんでしょうね。ともあれ、これからは神保町より先にこっちに来よう……。
そんなこんなで、なんとか入手した『戦闘妖精・雪風』なわけですが、何だか入手しただけで気が済んでしまったので、とりあえず仕事終わるまで封印しておこうかと思います。
……というわけで、ただいまこの部屋のどこかにゴキブリが潜んでいるかもしれない という緊張感の中で日記を書いております。ゴキブリホイホイ×4、さらにコンバットを設置したものの、いまだ敵の死体は発見されず。
そんなわけで、土曜日はPCに近寄るのも億劫で、仕事どころじゃありませんでした。
本当は今日も億劫なんですが、さすがにゴキブリを理由に二日も仕事を休めないし……。
あーあ、ゴキブリのいない世界に行きたいなあ……。
最近の私は貧乏なので――じゃなくて、真面目に仕事をしているのであまりやらないのですが、学生時代はどっぷりとテレビゲームにハマッていました。ゲーム雑誌で評価が高いものは大抵プレイしてましたし、評価が低かったようなゲームでも、店頭価格が下がれば暇つぶしに買って遊んでました。高校時代を振り返って見ると、ゲームをやらなかった日っていうのは、ほとんどなかったですね。ゲーム以外の思い出なんて、それこそ部活くらいですかね……。さながら、柔道とテレビゲームに捧げた青春というところでしょうか。我ながら最低です。
で、年がら年中ゲームをやってた私は、中でも特にRPGが好きでした。長時間だらだらと遊べますし、時間を費やせば大抵はクリア出来るってところが性にあったんですね。で、面白かったゲームも沢山あるんですが、つまらなかったものはそれよりもっと沢山ありました。
でも、その「つまらなかった」RPGの中にひとつだけ、強烈に印象的なシーンがあり、いまも忘れることができません。最初に言っておきますが、冷やかしやギャグではなく、素直に感動したシーンがあったんです。まあ、感動したのは1シーンだけで、ゲームそのものはつまらなかったといいますか、『ファンタシースターV 時の継承者』というタイトルをズバリ表記しておきますんで、知らない人はあれこれ想像してください。
私が感動した、ゲームの中の1シーンというのはこんな内容でした。
――数百年前、凶悪な魔女を打ち倒して世界を救った伝説の英雄・オラキオ。戦いに勝利したオラキオはその世界の王となり、彼の子孫たちは英雄オラキオの勝ち取った平和を守るべく、長きに渡って王国を平穏無事に統治してきました。
しかし、数百年の時が流れ、オラキオの血を引く王子が、魔女の血を引く少女に恋をしたことから物語が始まります。オラキオの血を引く王子との結婚を反対する魔女の一派は、結婚を目前に控えた少女を誘拐してしまいます。そして王子は、愛する女性を取り戻すべく冒険の旅に出るのです……。
……とまあ、やや記憶が頼りないですが、ゲームのオープニングはだいだいこんな感じです。でもまあ、これはあんまし関係なかったり。
さて、冒険に出た王子は、砂漠を旅する途中で、壊れかけたアンドロイドの少女に出会います。アンドロイドは王子を見ると、
「ああ、あなたはオラキオ様……?」
……と、話しかけてくるんです。実はこのアンドロイド、数百年前の戦いでオラキオに付き従って魔女と戦った英雄の一人なんですが、ほとんど壊れる寸前で、眼前の王子と、数百年前に死んだオラキオを混同してしまってるんですね。ですが、混乱する王子を尻目にアンドロイドは一人でこう続けるんです。
「違う、やっぱりあなたはオラキオ様じゃない……」
「オラキオ様が持っていた、『黒い剣』をあなたは持ってない……」
「ああ、オラキオ様は何処に……」
とまあ、あとは何度話しかけてもこの会話が繰り返されます。要するに、このイベントを進めるためには『黒い剣』とかいうアイテムが必要なんだな、と思って僕はそのままゲームを進めました。
やがて、ゲームの中で王子は結婚し、子供が産まれます。ところが、子供の代でもまた新たな事件が起き、父に代わって成長した若き王子が冒険の旅に出るのです。
アンドロイドの少女は、主人公が代わっても、まだ砂漠を彷徨っていました。
何度話しかけても、同じ言葉を繰り返していました。
……若き王子の活躍によって再度の危機も去り、その王子も結婚して子供を作ります。そして、その頃になってようやく、数百年前のオラキオの代から世界を覆っていた邪悪の正体が明かされ始めます。その邪悪と対峙すべく、三代目の王子が冒険の旅に出るのです。
そして遂に、三代目の主人公は英雄・オラキオの持っていたという、伝説の『黒い剣』を手に入れます。
僕は慌てて砂漠に向かい、アンドロイドのところに行きました。
ゲーム中では、オラキオの戦いから数えて実に千年もの刻が流れています。自分がプレイを開始して進めた範囲だけでも、初代、二代目、三代目と主人公が交代するうちに百年近い年月が経過しているのです――。
黒い剣を見ると、アンドロイドの少女は、
「………………!」
「これは……『黒い剣』、ああ、あなたは……オラキオ様……!」
……そこで、そのアンドロイドは主人公にアイテムを手渡し、最後にこう言うんです。
「よかった……私が完全に壊れてしまう前に、もう一度オラキオ様に会えて……」
千年の間、砂漠で還らぬ主人を待ち続けたアンドロイドは、そのまま眠りにつきました。
……そのシーンだけが、いまも脳裏に焼き付いて離れません。
そんなわけで、そろそろ自分でも寒くなってきたので、「有意義でした」で終わる日記の形式を捨てて、ごくごく普通の日記形式に移行しようと思います。この形式にこだわると書いていて面倒なだけでなく、ワンパターンでつまらないという事実に気づいてしまいましたので。なんというか、「書いてる本人すらつまらないと思う文章を書いていた」というのは、他人の書いたつまらない文章を読んでいるときよりもさらに最低な気分ですね。
ま、こういう行き当たりばったりでいい加減な運営が出来るのが、マイナーな個人HPのいいところなのかもしれません。
夏はこれだからキライだ……。
私は昆虫とか爬虫類の類がまったく駄目なのですが、さすがに26歳にもなると親に泣きつくわけにもいかず、殺虫剤やら竹刀やらを手にして敵に挑むことになります。こういう時はさすがに子供のころに還りたい僕も男なんだからしっかりしなければと思いますね。
カサコソ音を立てて高速で移動するゴキブリと向き合うときのおぞましさは、何度経験してもイヤなもんです。しかし、さすがに一晩のうちに三回もゴキブリと戦うと、少しだけ馴れてきた感じです。ていうか、最後の一匹は自分の部屋に出たのですが、スリッパを使って速攻叩きつぶしました。 普段の僕ならゴキブリと遭遇したらしばらくは硬直して動けないのですが、これはやはり敵と戦う内に経験値があがっていたということでしょうか。
そう考えると、最初に戦った二匹との死闘もある意味有意義だったのかもしれません。
ともあれ、念のために家のあちこちにゴキブリホイホイも設置したので当面は大丈夫でしょう……。ただ、近所でノラ猫にエサをやる人がいたり、飲食店があったりするもんですから、辺りはゴキブリの天国と化してるんです。この季節は本当につらいですわ、ふう……。
しかしまあ、何しろ私の新作はまだ少し先ですし、かといって過去の作品は刊行されたのが四年前という、いずれにしてもちょっと話題にしづらい状況だったりすることに設置してから気づきました。ううむ、やっぱ仕事はキチンとしていないとイカンですねえ。
そんなわけで、掲示板に書き込みしてくださる方は、何も僕に関連した話題でなくとも構わないので、「夏にオススメのさっぱり料理」とか、「真夏に凍えろ! 寒いギャグ大会」とか、法律や道徳に触れない範囲で好きな事を書いちゃってくれれば何でもいいんで、気軽に利用してくださると嬉しいです。あ、別に僕に関連した話題でも構わないんですけど、それだと話題がすぐに枯れてしまうような気がしますんで……。
ともあれ、たとえ月にひとつやふたつでも書き込みがあれば、それだけで掲示板を設置したことは有意義だったと思えるので、活気がなくても地味に運営していければいいかな、なんて思ってます。