2003年 1〜3月の有意義な日々

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3月30日(日)    反響が怖い今日の日記

 金曜に入稿を済ませたので次の仕事に突入。以前、「執筆に詰まったら筋トレ」と日記で書きましたが、それはいまも継続中。現在ベンチプレス55kg。着実に筋力アップ中。<それ駄目

 なお、先日「新作が上がった」と書いたところ、あちこちから「カラミティ三巻おめでとう!」のリンクやメールを頂きました。つきましてはそれに関連する新情報を。くわしくはこちら。

 マウスで反転→……カラミティを待ってて下さる皆さんには本当に申し訳なく思います。ですが、言い訳にしか思ってもらえないかもしれませんが、私はまだカラミティさえ書いていれば安泰という作家ではなく、このままの状態でただカラミティを書き続けてもシリーズが続けられるかどうかは極めて微妙な状態なのです。そんな現実を前にして、「だからもっと買って下さい」と 読者の皆様に泣きつくか、それとも泣きつく以外の方法でより多くの読者を獲得する方法を模索するかを考えた時、私は後者を選びたいと思い、考えた末に、スニーカー文庫の原稿をひとまず先に書かせて頂くことになりました。また、スニーカー文庫からの原稿依頼は二年前に頂いていたもので、その時にはカラミティの二巻を優先させて頂いており、時期的にも順番的にも、ここで書かない訳にはいかなかったという仕事上の事情もあります。

 現状、私の抱えている仕事はこのスニーカーの新シリーズと、カラミティの二本だけです。これ以上はどちらかが完結するまで増やしません。実売数からすれば考えられないほどの読者の方々からの反響を頂き、改めてカラミティナイトという小説が皆様にどれだけ期待されているのかを実感しております。非才のため大変お待たせしてしまい申し訳ありませんが、もうしばらく時間を下さい。また、新刊の内容については誤解を避けるべく慎重に言葉を選んできたつもりではあるのですが、それでも多くの皆様に「新刊がカラミティ」という期待を抱かせてしまい、その結果として落胆させてしまった事を深くお詫びいたします。



3月27日(木)    

 多忙につき超手短に更新。

 以前にお伝えした漫画版「カラミティナイト」について、続報と申しますか、ちょっとしたヒントのようなものが鷲鷹ゆりひささんのサイト、3/25日の日記で触れられています。まだ多くは語れないんです、原作読者には作中で謎とされていた部分を提示出来るように、原作未読の方にも分かりやすい展開になるようになればいいなーと思っております。

 さて、作業続行しないと。



3月21日(金)    

 修羅場だったのでしばらく放っておいた郵便物をチェックしていたら、角川書店のアニメ・コミック事業部から冊子小包が届いていました。
 アニメ・コミック事業部といえばそれはもう私にとって「スニーカー文庫編集部」を意味するのでありまして、「あ、スニーカー文庫の編集氏が、何か送ってくれたのかな……」などと思いながらとにかく開封。

 すると中から出てきたのは「角川ビーンズ文庫 2003年度版のスケジュール帳」。

 …………えーと。
 な、何と申しますか、実にリアクションに困る贈り物であります。スケジュール帳。それはスケジュールをちゃんと守れるようにするために利用する道具。担当氏がいったい何を意図してこのような物を送って来たのかを深読みしたりしてちょっぴり鬱な気分になりかけたんですが、小包をよく見てみたら手紙が一通同封されておりました。
 どれどれ……。


※ ※ ※


プレゼント当選のお知らせ!!


この度は「THE Beans」をお手に取って頂き有り難うございます。

またアンケートにご協力頂き、誠にありがとうございました。

多数のご応募の中から抽選の結果、ご希望のプレゼントが当選致しましたのでお送り致します。

※ ※ ※


 ……あ。
 そうだった、そういや去年、高殿円さんの短編目当てに雑誌買ってアンケートにも応募してたんだっけ……。すっかり忘れてました。「どうせ当たるわけないし」と思って希望するプレゼントも適当に選んだんですが、まさか当たるとは。道理で小包も「高瀬彼方」宛じゃなくて本名の方になってる訳だ、あーびっくりした、何かと思った……。アニメ・コミック事業部でも、ビーンズ文庫の方だったとはさすがに予想外でした。

 ともあれ、せっかく頂いたからにはこれを活用したりして、「マジでもうちょっとスケジュール守れるようにならなきゃアカンよな……」などと思わざるを得なかったりする昨今の私。 すみませんすみません生まれてきてすみません……。



3月20日(木)    

 さ、三度目の書き直しでようやくOKが出た……。

 昨年末、一度は書き上げた原稿なんですが、初稿、二稿と編集氏から駄目出しをもらってしまい、ここ二ヶ月は書き直しで死んでました。初稿をちょこちょこした微妙な書き直しでお茶を濁そうとした私に、編集氏より後半部分の抜本的な書き直しが命じられたのが二月上旬。それから今日まで三稿目の原稿をひたすら書き続けていたという感じです。でも、その甲斐あって、初稿よりは大幅に良くなったんじゃないかと……思うのですが……こればっかりは決めるのは私じゃなくて読者の皆さんなので、どうなりますことやら。受け入れてもらえるといいなあ……。
 で、普段なら「脱稿したバンザーイ!」で遊びモードに移行といきたいところなのですが、すでに次の仕事のスケジュールに大幅に食い込んでしまっているため、今回の休みは今日の睡眠時間で終わりな感じ。ま、自業自得ですけどね……。<遠くを見つめながら

 進行状況的には、すでにイラストも先行して作業に入って頂いていて、口絵のカラーなんかも見せて頂いております。私の小説は毎回イラストがいいから売れてるとても素晴らしいと皆様からご好評を頂いておりますが、もちろん今回も凄いので、そこの辺りは充分ご期待下さいませ。再来週辺りにはゲラも出て、より詳しい情報などは、その頃になれば告知できると思います。

 ……と、とりあえずいま必要と思われる情報を告知したのでとりあえず睡眠。



2月2日(日)    

 確定申告と引っ越しのコンボで瀕死。
 今日明日でとっとと終わらせて原稿書きたいです……。



1月30日(木)    

 今日は角川書店の新年会に行って参りました。

 主な目的は仕事絡みで担当編集氏とイラストレーターさんとあれこれとお話しすることだったんですが、それ以外にも「強殖装甲ガイバー」の作者で憧れの漫画家さんである高屋良樹さんに握手してもらったり、知り合いの作家さんである鷹野祐希さんセクハラをしたりと、充実した一時を過ごさせて頂きました。

 そんなこんなで、今年はスニーカー文庫でも新シリーズを開始予定。これとカラミティで早くも今年はいっぱいいっぱいな予感なんですが、こんな風に周囲の状況が速度感を増していくという状況をずっと夢見てこの業界で仕事をしてきた訳なので、何とかこの流れについていけるようにしたいところです。異空間を彷徨ってる場合じゃないですな、いやほんとに。



1月12日(日)    

 新刊用原稿の修正作業で多忙極まりない状態なので、しばらく日記の更新は休むつもりだったんですが、ふとアクセス解析を見てみたら、「筋トレ 初心者 ダンベル」で検索をかけて当HPに辿り着いた人がいることに気づきました。どうやら現在、その単語をGoogleで検索すると、私の日記が一番上に表示されてしまうらしいのです。そんなバカな。ここはしがない物書きの日常を綴るサイトであり、どっからどう見ても筋トレ情報ページではないというのに……。

 とはいえ、現実問題としてGoogleが筋トレ初心者をここに導いてしまう可能性がある以上、それを知っててしらんぷりするというのも、何だか気が引けます。私もGoogleはよく使いますんで、お目当ての情報がうまく得られなかったり見当違いなページがヒットした時の脱力感は分かるつもりです。たとえばこんな時とか。
 ですので、とりあえず私が知りうる範囲で筋トレの基礎的な知識を紹介してくれるサイトへのリンクを張っておきます。筋トレ初心者の方は参考にしてみて下さい。

●その1 「筋トレは毎日しては駄目」
 意外に知らない人が多いんですが、基本的に筋トレは毎日やらない方がいいです。応用的には毎日やっていい部位もあるんですが、初心者はとりあえず週1〜2回くらいを目安にしましょう。その理由はこちらを参考に。

●その2 「鍛える部位の筋肉を意識する」
 たとえば「腕力を鍛えよう」と思い立ったとします。そのために腕立て伏せをしたとしましょう。間違ってはいませんが、それによって鍛えられるのは主に肩と胸、そして上腕三頭筋という二の腕の外側の筋肉です。二の腕の内側、いわゆる「力こぶ」である上腕二頭筋は鍛えられません。また、「脚力を鍛えよう」と思ってスクワットをするのも非常に良いですが、それによって鍛えられるのは太股の前面が中心であり、腿の裏側やふくらはぎにはあまり効果がありません(皆無ではないですが)。一番多いのはお腹の肉を気にして腹筋はやるけど、背筋は鍛えないという人だと思いますが、表裏の筋肉の付き方に極端な差があると、故障の原因になることがあるそうです。腹筋と背筋のバランスが悪いと腰痛の原因になりやすいらしいです。
 ですので、筋トレをするときは漠然と「腕立て」「スクワット」という種目をこなすのではなく、「いまどの筋肉を鍛えているのか」をしっかり意識し、対になる筋肉もバランスよく鍛えて行くようにしましょう。その他、筋トレをするに当たって身につけておきたい基礎知識はこちらを、 ダンベルなどを使った身体各部のトレーニング方はこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。

●その他
 筋力を効率よくアップさせるためのサプリメントに関する情報はまずこちらのサイトを参考にした上で、各自自己責任で調べてみて下さい。かつては筋力アップにはプロテインというのが主流でしたが、昨今ではたんぱく質の大量摂取は肝臓や腎臓に負担をかけるという理由から、たんぱく質を分解して、主に筋力アップに必要なものだけ取り出した分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれる栄養素を摂取する人が増えてきています。また、筋トレをした後は翌日の筋肉痛が憂鬱なものですが、それはクエン酸を摂取することでかなり軽減されるということを覚えておくといいかもしれません。クエン酸は主に柑橘類に含まれる栄養素で、ミカンやレモンやグレープフルーツなどに含まれてますし、薬局でも粉末状のものを一瓶千円くらいで売ってます。運動後に1グラムくらい摂取すればそれで充分ですので、激しい運動をした後はグレープフルーツジュースを飲んだりするといいんじゃないでしょうか。


 ……以上、私が知っている筋トレ情報と関連サイト紹介でした。(注)それから、「検索で辿り着いた人のために、わざわざ情報提供をしてくれるなんて、このサイトを運営してる高瀬さんって何ていい人なんでしょう! ステキ! 最高!」とか思った人はこちらを参考にして下さると とっても良い感じです。



1月6日(月)    

 昨日の話ですが、正月に実家にやってきた兄と久々に会話。

兄:「よお、調子はどうだ?」
私:「ぼちぼちかなー。やっとベンチ50kgが挙がるようになったとこだよ」
兄:「ほほお」
私:「ただ、デッドリフトとかをやろうとするとき、腰とかよりも先にダンベルを持ってる腕のほうが疲れちゃってうまくトレーニングできなかったりするのがちょっと悩みかなぁ」
兄:「ああ、そういう時にはリストストラップを使わないと」
私:「リストストラップ? 何それ?」
兄:「高重量のダンベルやバーベルを扱うときに手首とバーベルを結んで、持ち上げるのに必要な握力を軽減する道具だよ。こんなやつ
私:「へー! そんな用途のグッズもちゃんと存在するんだねえ」
兄:「ちなみに俺はこれを使うとデッドリフトで110kgはいける
私:「凄いなあ。よーし、俺も頑張るぞ!」


 ……という会話をしたりしてたんですが、自分の知らなかった知識を教わったことで、やはり私はまだまだ筋トレ初心者なのだなあ、と実感すると同時に何だか少し安心したり。実は昨年、趣味が高じて60kgのダンベルセットを買ってしまい、そんなものが普通に置かれている自室を見るにつけ「ひょっとして自分は筋トレオタクになってしまったのだろうか……」と悩んでたりしたのですが、よかった、私なんかまだまだ普通の人ですね。それによく考えたらベンチ50kgなんて、ちょっと体格のいい人なら普通に挙げられる重さですし。

 ま、何もボディビルダーみたいになりたい訳じゃないんで、これからも普通に、人並みのペースで、ぼちぼち筋トレを続けていこうと思います。とかいいつつ早速ストラップを購入してたり。



1月2日(木)    

 明けましておめでとうございます。今年こそはもよろしくお願いします。昨年は色々仕込んでおいたので今年はやりますよ! 高瀬イヤーにしますよ! 高瀬イヤーは地獄年!<それ駄目

 そんなわけで正月返上モードで仕事中なので挨拶は手短に。とりあえず今年の目標としてはベンチプレス80kgを挙げられるくらいに筋力アップしたいなぁ、などと思っております。ちなみに現在は50kg。筋トレをやり始めたばっかりの頃は30kgも挙げられなかったのでそれなりに進歩はしてるんですが、せっかくだからもうちょい逞しくなりたいところ。

 しかしあれですね、「執筆に行き詰まった時のストレス解消」として筋トレを始めたんですが、その結果としてもりもり筋力アップしてきてる自分にちょっぴり問題を感じなくもないというか、行き詰まる頻度、多すぎ。

 とはいえ、ストレス溜まるたびに泣き言を洩らしながら酒飲んで寝込むよりはよっぽど健康にいいはずなので、とりあえず今年は「パワフル&ヘルシー」を合い言葉に頑張って行きたいと思うのでした。

 目指せ、ボブ・サップ!<それ何か間違ってる


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