2000年 8月の有意義な日々

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8月30日(水)  

 「ドラクエ」で遊ぶ合間に本を読んだりしながら、だらだらと休養中。もう二度とこんな日々が訪れることはないと思ってましたよ……<大げさ

●担当氏からOKが出ましたので、「イラスト関連のお部屋」「カラミティナイト」関連のものをアップいたしました。是非ご覧になって下さいませ。「天魔の羅刹兵」では「女性キャラがいないのが寂しい」という意見を複数の方から頂きましたので、その点はばっちり改善されております。

●「ドラクエ」は赤い石版を組み合わせて、火山が噴火しそうな村まで辿り着いたところ。いばらの鞭を買いたいけど、ゴールドが足りない……。しばらくレベルアップに励もうかなあ……。
 いまのところ、いかにもドラクエらしいテンポの良さが楽しいです。少しだけ考えないと進めないけど、それでいて頭抱えて悩まなきゃいけないような謎はなくて、その辺りのさじ加減はさすがに絶妙ですね。

 ……というわけですので、再びドラクエの世界へ埋没。やっぱ鞭買わないと〜。



8月28日(月)  遅れてきた夏休み

 今日は昼から角川春樹事務所に行って、再校ゲラを担当氏と一緒にチェックしてました。校正さんのチェックと、私自身の「あ、やっぱここ直したいです」という部分と、担当氏の「ここはこうした方が見やすいですね」と指摘された箇所を、入稿ぎりぎりまで粘って修正し、その作業もなんとか終了。そして同時に、私の作業も終わりです。これから9月14日の刊行まで、きつきつのスケジュールで製本作業に入らなければならない担当氏や印刷所の方には申し訳ありませんが、とりあえず、私は晴れて自由の身。

 長かった…………。

 しかしながら、喉元過ぎれば熱さ忘れるのがこの私。とりあえず今日からはもう、遊びまくりさヒャッホー! 遊ぶぞ遊ぶぞ遊ぶぞ徹底的に遊ぶぞ、本読んでゲームして昼寝して音楽聴いて! そうさ、俺は自由だ!

 とりあえずこれから一週間くらいは、「デルフィニア戦記」を読み、「GジェネレーションF」をクリアするまで遊んで……それから、また次の仕事、中断していた「女王様」の続編です。もうこれ以上、先送りには出来ない仕事ですから、これに集中できるだけの気力を取り戻す意味でも、しっかりと休養しようと思います。

 そんな訳で、今日はひとまずおやすみなさい。



8月25日(金)  

 今週は月曜に初稿ゲラを受け取り、規定枚数まで文章を削る作業を開始。火曜日もそれを継続。水曜日に、何とか削りを終えるも、文章の手直しまで手が回らず、再校正で直すことにしてひとまず提出。木曜日は休息。金曜も休息しつつ、深夜に再校用のゲラを受け取りました――。
 これに修正を加え、月曜提出すれば、私の作業はそれで完全に終わり。構想段階から含めればここ半年以上手がけてきた仕事が、もうすぐ私の手を離れます。

 オンラインブックストア bk1での先行予約も先日から始まりましたので、出来ればご利用頂けると嬉しいです。9月末までは送料手数料共に無料ですので、電車や車に乗って本屋さんに行くよりはbk1に注文して自宅まで届けてもらった方がお得じゃないかなー、とか思います。安いうちに利用しましょう〜。
 ちなみに、私と同時に刊行されるラインナップは以下の通り。私の本じゃなくても、他にご贔屓の作家さんや、注目していた作家さんの著作などありましたら、この機に読んでみて下さると嬉しいです。

※ ※ ※


笹本祐一 「天使の非常手段 RIO1」……イラスト:麻宮騎亜

秋津 透 「ハルピュイア奮戦記 第一話 翼の誕生」……イラスト:草K琢仁

林 譲治 「侵略者の平和 第一部 接触」……イラスト:佐藤道明

小川一水回転翼の天使 ジュエルボックス・ナビゲイター」……イラスト:篠  雅律

高瀬彼方 「カラミティナイト Calamity Knight」……イラスト:西村博之

妹尾ゆふ子 「NAGA 蛇神の巫」イラスト:……菅原 健

ゆうきりん 「戦国吸血鬼伝 信長神異篇」……イラスト:青木 邦夫

岡本 賢一 「ワイルド・レイン1 触発」……イラスト: ヨコタカツミ

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 ……という具合です。ご覧の通り、何だか私などが紛れ込んでいるのが信じられないくらいに豪華なラインナップでして、ここに加えて頂けただけでも、頑張った甲斐があるというものです……。
 各作品のあらすじなどはbk1の方を参照して頂きたいのですが、私の作品に関してもうしますと総ページ数は488ページ――1冊の本としては私の著作の中で過去最大の分量でありながら、お値段は「天魔の羅刹兵」よりも安くなっていますし、イラストレーターの西村博之さんに手がけて頂いた美麗なイラストの数々も是非皆さんに見て頂きたいです。bk1では、今後ひょっとしたら冒頭部分や、カラーイラストなども公開されるかもしれないので(注:確定ではありません)、予約する気がない方でも、よかったら時折チェックしてみて下さいね。

 それでは、月曜日までもうひとふんばり。もはや烈しい修羅場も越え、何と言いますか、整理運動のような感じですね。きっちり仕上げた状態でお届けできるように致しますので、何とぞ bk1でのご予約をお願いします。 ……くどいと思われるかもしれませんが、私も今回は必死なんです……。



8月21日(月)  ネット環境へ復帰

 何とか引っ越しも終わり、CATVの引き込み工事も終わったのでネットに繋げるようになりました。


●ここ数日は部屋を掃除したり荷物を積めたり運んだりゴミを詰めたり捨てたりと忙しく動き回っていたので、へろへろな感じです。疲れた、もう重い物、持ちたくない……。

●今日から校正開始の予定。現在、担当氏より連絡が入るのをびくびくしながら待っているところです。これが事実上、文章を直す最後のチャンス。時間はあまりないけど気合いを入れないと。一応、この校正の後には、数日後に再校正という最終チェックの時間があるんですが、私は入稿が遅れてしまった分、その時間があまり取れなくなってしまったので、その時には単純な誤字・脱字のチェック程度しかできないと考えなきゃいけないでしょうから。

●そんな進行状況の中、ネット上でもちらほら来月の新刊情報が目に付くようになってきました。まだ自分が作業を終えてないのに告知されている新刊のタイトルを見ているとめちゃプレッシャーで泣きそうようやく本になるという実感が湧いてきてとても励みになりますね。

 とか何とか書いていたら、たったいま、担当氏から「夕方にバイク便でゲラをお送りします」という連絡が入りました。

 怒濤の八月、ここが最後の踏ん張りどころ。頑張って乗り切るしか……!



8月16日(水)  次回の更新は、仮住まい宅より

 明日、PCを梱包する予定なので日記の更新、掲示板のレス、及びメールの返事など、ネット環境への復帰は早くても来週月曜からになります。でも、その頃から著者校正も始まる予定なので、今月は下旬まで更新回数が落ちるとは思いますが……。

 ま、いまの私の時間の感覚だと、月曜までの数日間なってあっという間ですね。6月下旬から今日まで、ほとんどタイムスリップしたような感覚ですよ……。いつの間にこんな時間が経ってんだ……。



8月12日(土)  

 引っ越しに向け、荷物の整理などをしたりで休む間もなし。

 いちおう、「らくらく引っ越しパック」というのを申し込んであるんで、特に荷造りとかはしなくても当日になったら業者の方が全部梱包してくれるらしいのですが、さすがにHな本とかビデオとか大切な資料や思い出の品々は自分の手で荷造りしときたいですからね。

 でもまあ、それでも少しは精神的余裕が出てきましたので、明日は有明に出掛けて、鷹野祐希さんの本を買いに行こうかな、とか暢気なことを思ってたりもします。それまでにもう少し部屋を掃除しなきゃ……。



8月11日(金)  修羅場の果てに

 エピローグの修正部分まで、先程担当氏に送信を終了。規定枚数を微妙に超過しているため、その調整などを考えると月末に控える著者校正は大変そうで、そんなことを考えるとまだまだ終わったという感じはしませんが――

 とりあえず、脱稿いたしました。

 何というか、完全燃焼したという感じです。真っ白です。やっと脱稿したというのに感慨も何もあったものではなく、すっかり虚脱状態。来週は引っ越しで、荷造りやその他もろもろ個人的にやらなければならない事は山積みなんですが、とりあえず今日はもう、壁の染みでも見つめて一日ボンヤリしてたいです……。

 私の最新作、「カラミティナイト」、ひとまず脱稿、ハルキ文庫より9月刊行予定――。



8月7日(月)  

 修羅場と宣言してから一ヶ月以上。なんというか、修羅場が長すぎ。不規則な生活と異常なテンションの持続ですり減った神経が軋みを上げてる――というか、まじで自律神経失調してる感じです……。

 九月刊行、という目標を前に寝込んでなんかいられないので、意地でモニターにかじりついてますが、早く仕上げないと、色々な意味でヤバイな、こりゃ……。



8月2日(水)  

 設定変更部分、及びエピローグ部分、それぞれ未完成ながらも打ち合わせ前にとりあえず送信。枚数だけなら9割脱稿。ただまあ、残っているのはクライマックス部分の修正なので、丁寧にやらなきゃいけないので、やっぱり週末まではかかりそう……。
 ……にしても、先月上旬に「週末、脱稿できそう」とか言ってたバカな自分が信じられません。どっから電波を受信してたんだか……。

●何だか、先月も今月も私は日記の中で仕事の話しかしてないですね。いい年齢した男がそうした話題しか出来ないようじゃイカン! という思いが自分の中にあったりするので、そんならいっそ日記なんか書かないで仕事しろ! とかも思ったりしていたんですが、でもホームページ開いてたらやっぱ日記くらい更新しないと! とかも考えるわけで、そんならそれでたとえ修羅場だろうが何か仕事以外の話題を提供してみるのが男の意地だろ! などと自らを鼓舞しつつ、でもこの日記、担当氏も読んでたりするんで仕事してないと思われたらシャレにならないじゃん! とか悩んでいるうちに、まあそんな感じになっていたわけで。

 まあ、ようするに週末まではもうちょいこんな感じになっちゃうと思いますが、単なる日記としての行動記録と、担当氏への間接的な状況報告を兼ねていただけでして、「いやー、締め切がりたいへんでー」とかいうありがちな作家苦労語りをしたがってた訳ではありません。ていうか、そんなつまらん事で虚栄心を満たそうとするくらいなら、プロフィールと著作リストくらい、常設コンテンツで作ります。どうせ大した量じゃないですから。

 いえまあ、別に誰かに何か言われたわけじゃないんですけどね。そういう話題を嫌う人に向けて、ちょっと気を遣ってみたりしました。誰が見てるか分からないホームページ。たとえ一日30ヒットで低レベル安定中であろうとも、折に触れそういう意識を再確認しないとなー、とかも思ったり。



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