No Way Out

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2003.7.31
長いようで短かった(うーん、でも実感としてはやっぱり長かった)7月の終わりは、やっぱり学校へ行ってさらった後、家庭教師へ行って終わりました。その移動中に使った都営大江戸線新宿西口と京王線新宿駅の乗り継ぎは時間はともかくとして移動距離長いですね。普段渋谷を使っている身では、まだ渋谷の方が使いやすい駅だな、と思いました。新宿からは家庭教師先の橋本まで始発の急行でゆっくり座って乗れました。

ここで元鉄道マニアとしての、あるいは混雑路線を通学に使い続けてきたものの宿命としての座席が確保できるか出来ないかを見極めるテクニックを伝授。大学生なのに座ることに汲々とするとは何事か、というご意見はご意見として拝借することに致しまして、やはり疲れている時、眠いときに30分〜40分乗る電車で座れるか、座れないかの差と言うのは大きいと思うのです。特に楽器を抱えて立っているとドアと座席の僅かなスペースを確保しない限り楽器が枷となって、本を読むこともままならない状態ですし。まぁ、座ったから本が読めるか、というのもまた別な話でして、大抵は本を開きかけのままフェードアウトしてしまうのですが・・・。さて、現在首都圏を走っている私鉄、JRの平均的な車両は1両に4つドアがあります。東急、小田急、京王本線、JRあたりは大体これです。西武や東武、京成、京王井の頭線などは3ドア、というところも多いようです。4ドア車の場合ですと、平均的な座席定員は54人ですので、一つのドアにつき、13人程度ならば座ることが可能になります。もちろん、これは車両中間部の長い座席の7人がけがきちんと守られた場合で現実には6人がけで7人目が座らない、座れないケースも目立つので目安としては、3列の整列乗車が行なわれている場合、4列目までが着席できる人、それ以降は立つことになります。朝駅に行って、前から数えて13人目に自分が並んでいるというのは、いきなり冒険でハラハラしますね。ここまでが初級講座。

続いて、中級。ならば、12人目までなら安心かと言えばそうではないのですね。イレギュラーな事情も考え合わせて対応しなければなりません。例えば、車両の両端の本来は3人がけの席がある場所が車椅子スペース(=朝のラッシュ時の詰め込み施策の一環でもある)になっていて、座席が撤去されていることも最近の新型車両には良くあることです。そういう場合はなるべく、同じ並ぶにしても車両の両端のドアを避けて真ん中に並ぶ方が無難です。また、家族連れは同じ方向に雪崩れ込んで席を占領してしまうこともありますから、サイドの状況をよく見て、団体とは逆方向へ向かうようにドアが開く前から考えておく。などなど、色々と周囲の状況を察知することができるようになれば座れる確率は飛躍的にアップするかもしれませんね。・・・などとこすっからいことを考えなければならないような生活を送っているわけですが、これも生き延びるためですから、仕方のないことかもしれませんね。

などと講釈を垂れたくなったのは、久々に鉄道ジャーナルを衝動買い(8年ぶり!)してしまったからかもしれないですね。
 

2003.7.30
サマーコンサートの東京公演が終了。会場のすみだトリフォニーには開場前からたくさんのお客さんが並んでくれて、場外整理をしていても、てんやわんやの大忙しでした。なんて入場者数は座席数1800に対して、1750人以上だそうで、ほぼ満員でした。これだけ入るとやはり雰囲気が出ますよね。演奏は、良かったところ、悪かったところ半々でもちろん課題は山積みだったなぁ。近郊でのサマーコンサートは終了ということで、終演後は飲み。これが惨事の幕開けになろうとは・・・。

一次会をそこそこ上手く切り抜けた後、二次会を軽くやって、週明けには落とすわけには行かない必修ニ外のテストもあるし終電で帰ろうかな、と思ってちゃんと電車にも乗ったのですが。うーん、気がついたら二次会で一緒に飲んでいた仲間と「いや、これはオールな雰囲気だな」というノリになってしまい、渋谷へ直行。結局朝まで飲み続けて、家に帰ったのは午前7時。もちろんこの日起きたのは夕方で勉強が出来るわけもなく、月曜日のテストはおそらく不可確実な出来でした。

追い討ちをかけるように月曜日はツアー中の音楽教室のGP。6月22日にやった音楽教室からは既に1ヶ月以上過ぎていて、ほとんど弾けなくなっていることを実感。これからツアーまでの短い間に音教も人に聞かせられるようになるのだろうかな、と考えると不安だなぁ。

8月に入るとツアーに出かけるのですが、その日程の一部を記すとこんな感じ。
8月2日 東京出発。名古屋、愛知県芸術劇場コンサートホールで公演。名古屋泊
8月3日 名古屋出発。神戸、昼西宮市立学文中学校で音楽教室、夜神戸文化ホール大ホールで公演。神戸泊
8月4日 神戸出発。福山、神辺町立道上小学校で音楽教室。長崎泊
8月5日 長崎、長崎ブリックホール大ホールで公演(サマコンサートツアー終了!)
8月6日 自由解散→8月?日帰宅

という流れで、ハードなスケジュールですね。とりあえずツアー中は生き延びることを最優先に考えないとなぁ。終わったらどこに遊びに行くかも色々考えなきゃな。
 

2003.7.25
この数日は次の東京公演まで奇妙な間がある気分で割ともどかしい気持ちを抱えながら送ってきました。水木とパート練、GPを経てきたのですが、1回公演を済ませてしまうと早く次のの舞台に上りたいな、という思いが強くなりますね。修正点は山ほどあるのですが・・・。テストが今週一つもなく、週末の公演後に最大にして最後の強敵第二外国語があるというのもそういう気分になる要因の一つなのかな。

久々にCDを買って散在。とんでもなく色々な曲の入ったシルヴェストリの10枚組セットと前々から気になっていた激安バルシャイのショスタコービッチ交響曲全集を渋谷のHMVで。全部で21枚もCDを購入してしまいました。この夏はこれで充分過ごせるでしょう。・・・つか、もうこれ以上は買うと家の容量的にも金銭的にも破綻しかねない勢いですし。

藤原伊織「テロリストのパラソル」読了。久しぶりに探偵物を読んだ気がします。別にだから言うわけではないでしょうが、今ひとつしっくり来なかったなぁ、というのが第一印象。自分が推理物に求めるストーリーの解決は登場人物すべてが物語の解決に関わっていないと納得できないというか、一人でもちょっと未消化かな、と思える解決の人物がいると違和感があるのだなぁ、と。多分その辺りが自分にフィットしなかった要因かな。
 

2003.7.21
横浜みなとみらいホールでサマーコンサートの初公演。去年は弾いている時は何をしていたのかほとんど覚えていないほど緊張していたけれど、今年はステージ上でどんなことがあったのかを割合冷静に把握できていたのかな。それでも、満足の行く出来か、というとそれにはやっぱり程遠い印象で。普段の練習の時に既に自分に対して不満を抱いている状態なのだから、当たり前のことではあるのだけれども。演奏会の度に「どうして上手くならないのだろうなぁ」とため息が出ますね。それでも、みなとみらいホールで弾けたのは幸せな体験でした。次は5日後にすみだトリフォニーホール。今日より少しでも上を目指すと共に、残り一つのテスト勉強も頑張らないとなぁ。

演奏会後は、クインズスクエアの中でちょっと飲んだ後赤レンガ倉庫のビアホールへまた飲みに。初めての場所ばかりで、一応横浜市民ではあるけれども、横浜の街を全然知らないんだなぁと実感しました。
 

2003.7.19
あと二日で公演なのですが、今日はあまりさらわなかったなぁ。自分の部屋だと特に悪い音がするような気がして、それは響かない部屋だと自分の音がストレートに出てしまうからで、だからよりきちんと練習しなきゃいけないんだけどな・・・。

夕方、今年初めてのJリーグを見に平塚へ。家からは小田急利用で伊勢原から行った方が、近くて安いルート。新宿からでもこっちのルートがベターなんじゃないかな?試合開始1時間前に乗ったバスも空席ありで、楽で良かったのですが、もっと知られても良いよなぁ。平塚は2回目。前回は2000シーズンの昇格試合で思い出深いスタジアムです。久しぶりのサッカースタジアムでしたが、結構すんなり雰囲気に入り込めていけました。やっぱりJ1とは緊張感が違い、ピリピリした感じは薄い気がしました。試合は、立ち上がり湘南にサイドを広く使われて攻め込まれて、攻撃では狭い場面でボールを回してしまいどうにも今ひとつぴりっとしない展開。アウェーゲームでは珍しくないとは言え、2連勝で期待していただけにちょっとがっかりムードでしたが、堀井が上手く得点してくれてからは、徐々に調子も出てきて後半2-0になってからは、安心して見られました。湘南はパラシオスがさすがという守備を見せるだけで特に怖さも感じなかっただけに、あまり調子が良いようには見えなかった札幌でもしっかり勝てて良かったゲームでした。今シーズンはテレビでも札幌はもちろんサッカーの試合をほとんど見ていないので、サッカー勘が大分鈍っているのかな、と試合を見ていて感じました。でも、久しぶりのサッカー観戦でサポートも思いっきりできたし、楽しかったなぁ。帰りに8/30の大宮戦のチケットを購入。

行き帰りで昨日町田のブックオフで買った村上龍「長崎オランダ村」読了。ツアーで長崎へ行くこともあり、薄かったのでさらっと。久しぶりに村上節を読んだなぁ。1年ぶりくらいかもしれないけれど、たまにはこういう刺激のある本もいいよなぁと言う印象。主張の中で受け入れられることと、受け入れられない部分を見分けながら、楽しめるようになったのを成長と呼ぶかどうかは微妙だと思うけれど、自分の中の変化は感じ取れたかも。
 

2003.7.18
木曜日はサマーコンサート、横浜公演のGP。最後の練習、そして本番の予行という緊張感があって、いつもより集中して弾けたかな。パートリーダーが本番前最後のパート練で「最後の何日かはもう一度譜面をもらったあの時に戻って、ゆっくりからさらいなおしてみましょう」と言っていたことがオーバーラップして、4月に音だし全奏をしたあの頃の緊張感が1ヶ月半くらいの続く練習で少しなくなっていたのを実感しました。横浜公演、一応ホームタウンでの演奏だし、絶対個人的にも全体的にも納得のいくものでありたいな。全奏後は、横浜公演の受付の担当になっていたのでその打ち合わせ。みなとみらいホールでの公演になるのですが、みなとみらいは指定席制なので混乱必至で大変そうだなぁ、と。これで横浜公演はホール開館から退場まで休みなし決定かぁ。

金曜日の朝で駅バイトが終了。実感はないけれど、来週からは6時起きする理由がなくなると思うと、堕落しがちになりそうで新しい早起き要因を見つけないとなぁ。

本番も近くなったので町田へ弓の毛替えをしてきました。弦もちょっと前に張り替えたし、いよいよ準備万端。明日は久しぶりにコンサドーレ札幌を見に平塚へ行ってきます。
 

2003.7.16
この2日間は、朝ホームバイト。最後の週になりましたが、とりたてて感慨があったわけでもなく、割と淡々とやった感じかな。後輩の研修も兼ねてやった水曜日のバイトは話ながらやっていたせいか、心なしか時間の経つのが早い気がしました。

テストは火曜日で一段落。受けた3つの教職、単位が来ているといいなぁ。来てるだろう。きっと来ているはず。

この2日間は学校を中心に、その割に学校からは遠いところへ動き回っていました。火曜日は橋本へ家庭教師に、水曜は江の島へレッスンを受けに。150kmくらい移動していて、驚きです。水曜日はパート練もあり、その後は本番前直前恒例のパート飲み。沖縄料理の店で泡盛も飲んで、かなり楽しかったですね。7月に入ってから結構なペースで飲んでいるのですが、それでもやっぱりパート飲みとなると特別でした。その後は当然の如く、友だちの家へ泊まりこみ、そこではアルコール度96%という最近噂のスピリタスを初体験しました。

移動中の時間でミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」を読了。愛を語ろうとすることは、結局世界を語る営みに他ならないのではないのか?と思ったり。
 

2003.7.14
土・日・月と3日続けて練習。特に日曜日は武蔵野市民文化会館で練習。この前行った和光より、弾いている時の怖さのないホールだったかな。一応、前回に比べれば進歩しているとは言えるのだろうけれど、これでよしとするわけにはもちろんいかなくて、あと1週間でどれだけのことが出来るかわからないにせよ、少しでも良い音が作れるように頑張るしかないな、といつも演奏会1週間前になると考えることを今回も考えつつ。

今日は6限の教職のテストを受ける関係で、いつもなら練習に行っている5限の時間が空いたので(・・・ということは今回受けた教職も出席回数は0なのです)、渋谷で勉強しようかな、と歩いて渋谷へ。文化村前のSegafredoで落ち着こうかな、と思っていたところ予想外に混んでいたので、向かい側にあるBook1stへ。この本屋は行く度に楽しさと嬉しさと怖さと後悔が入り混じった気持ちになるのですが、今日は買い物も。村治佳織写真集「dulcinea」を反衝動的に。家を出る前に久しぶりに彼女のオフィシャルサイトを覗いたら写真集が出ている、ということで買いたい気持ちを堪えきれずに・・・、というパターン。結局勉強は全く出来ずに学校へ戻って試験を受けました。

試験は相変わらずのこととは言え、我ながら習ってもいないことをよく延々と書き連ねられるものだな、と感心するほど熱心に書いて終わった後は練習へ。音だしも充分でないままに臨むのはやっぱり辛いですねぇ。全くずれずれでこれなら行かずに1人でさらったほうが良かったかも、と思うくらい。

明日も教職のテストは続きます。今学期は必修とこれだけだから頑張らなければ。加えて、ホームバイトも家庭教師もありますし。盛りだくさんになりそうです。
 

2003.7.11
試験シーズン開幕。今学期は冷静に数えてみると、20回程度しか授業に出ていない(もちろんすべての科目の合計)という、空恐ろしいデータを試験前に得てしまいました。実際ここまで出ない、というのはそれなりに問題があるような気がしますね。さて、テストは英語と教職科目の1つめが終了。英語はいつものこととは言え、不可かなぁ・・・と思ってしまう出来。対して教職科目の「教育心理」は2,3時間やっただけでしたが、楽な問題でこっちは単位が来たかなぁ、と。来週の前半にかけては教職のテストが続いていて、授業に全く出ていない分、ノートのコピーを必死に貪り読まなきゃなぁ。土日と本番前、ということもありオケの練習はびっちり入っていたりするのですが。

去年の6月から1年間続けてきた駅でのホームバイトをいよいよ後輩に譲ることになって、面接に連れて行きました。うちのオケで代々回しているバイトで、収入の点で言うとあまり魅力はないのですが(単価は割合高いけれども、時間が短い)、放っておけば昼まで平気で寝てしまう堕落した人間にとっては、朝強制的に起こされて9時30分には学校へ送還されるのは一日の使い方という観点からはかなり有益なバイトでした。それに、駅でのバイトというのもありきたりじゃなくて良いですし。仕事自体は単純で、やっている途中はバイト仲間といつも「早く辞めようぜこんなバイト」と言い合っていてもいざ辞める段なると、それはそれで寂しい気分になります。新しいバイト、見つけなきゃなぁ。

最近、ブルックナーの交響曲第7番にはまり中。メロディーが良いですね。「ブルックナーの交響曲の番号を聞いただけで見分けるのはマニアだけ」なんて言われているブルックナーですけど、7番は他のとは全然違う印象を受けますね。
 

2003.7.8
7月は演奏会前ということで練習も忙しいですが、本番の時期は正にテスト期間でいつものこととは言え、他の人よりずっと楽であるとは言え、それなりの修羅場になっています。とりあえず、木曜日の英語が山なのですが、その勉強もそこそこに家庭教師から帰ってきてからは、村山由佳の新作「坂の途中〜おいしいコーヒーの入れ方Z〜」を読みふけっていました。もっと前に出ていたのは知っていたのですが、なかなか買う機会に恵まれなかったので、つい遅くなりました。ネット上の連載を毎回欠かさずに読んでいたので、ストーリー自体は既読ですけど、志田正重さんのイラスト付きで読む、紙に書かれた活字では読む感覚が全くweb上とは別物です。とにかく私にとっては、村山先生の新作>英語のテスト対策、という不等式が成り立つので、一気に読了。ベタ以外の形容ができない話なのに、陳腐とは思えないんですよね。ひたすら村山先生の本領発揮、という感じですね。大人向けとこういう若年層向けのストーリーの書き分けができるっていうのも憧れますね。
 
2003.7.6
渋谷で「月の雫」という豆腐と創作和食中心の飲み屋で飲み。この店、雰囲気も高級感があり、料理も結構美味しくて、飲みメンツは「また来ようね!」という雰囲気。色々なことがあっても飲んで、愚痴をたれればオールオッケーな気持ちになるのが良いですね。久々に豪遊して、気分一新しました。

昨日と前後しますが、最近の読んだ本リスト。桐野夏生「玉蘭」、ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」、鷲田小彌太「倫理学講義」、夢枕獏編「陰陽夜話」などなど。ヘッセの車輪の下は大学2年生になって初めて読みました。ちょっと不味いかな?
 

2003.7.5
今日は、久々にゆっくり休むことにして(今まで全く休んでいないような言い回しだな)家でのんびり。ついでに、今までオケにかかりっきりでほとんどやっつけ仕事と化していたこのサイトをちょっとだけ変えてみようと工事を始めました。まずはトップページのサイズ軽量化を目指してせこせこと作業中です。私は根っからの文系人間なので手探り状態で作業していますので、多分ブラウザによってはフォントがめちゃくちゃになっていたりするのでしょうけれど、今しばらくお待ち下さいませ。

更にもう一つ、思い切って小説をアップしました。実は、最近の生活からはなかなか想像できないことなのですが、文章を書くために作ったサイトなのです、実はここ。その中でも一番書きたかったのが「小説」だったのですが、色々な小説を読むたびに気後れがしてしまって・・・。けれども、最近ネット上にアップされている色々な人の作品を読むようになって、自分も書きたい、という気持ちが高まってきました。そこで去年書き始めたままになっていたストーリーをまた書き始めて、とりあえずまとまった分量になったので、アップしてみました。元々予定していた話とは違う方向性になりつつあるのですが、よろしかったらご覧下さい。↑のNovelのページからどうぞ。しかも無謀にも、大手の小説登録サイトに登録したりして、今まで全く書けてなくてこれからも定期的に書けるかどうか危ないのにどうするつもりなのでしょうかね?あ、感想など頂けたら激しく嬉しいです(←無言の圧力をかけているわけではありません)。

綿矢りさ「インストール」読了。単行本の写真が微妙に可愛い17才、最年少で文芸賞を獲ったその作品。やっぱり自分より若い人が活躍する、というのは心中穏やかでないですね。偵察の意味も込めて今までずっと、機会があったら読もうと思っていたのですが、この前図書館にやっと置いてあったので早速読みました。すごく今時な話ではありますが、やっぱり読ませます。表現の一つ一つに瑞々しさが感じられて、小説という分野では女性の感性は男では敵わない部分ってあるな、と思います。短い話で、構成そのものも単純なのですが、才能というのはこういうものなのだろうなぁ、と。
 

2003.7.3
水曜日は、パート練の後で何人かと「麺の房 砦」というラーメン屋へ。今まで行ったことのない&食べたことのない感じのラーメン屋で、なかなかおいしかったです。普段は学校の近くの行きつけのラーメン屋が中心だけれども、歩いていける範囲に新たな発見をできて満足でした。 

今日は、家庭教師の報告で横浜へ行ったあと、人生2回目の東横特急で渋谷へ(どうして東横特急だけ回数を数えるんでしょうね、田園都市線の急行なら何百本となく乗ったのですが)。いつもの行動範囲に戻った後は普通に練習へ。一日の基本的なアウトラインを変えなくても、ちょっと違った場所へ行くとその日の印象が結構違うものになりますね。
 

2003.7.1 
つ、ついに7月!1年で最も忙しい季節がやってきました。いつもフルスロットルで走りぬけるといっておきながら、ガス欠気味の生活しか送ってきていないのですが、この7月こそは・・・と思ったり。色々と追い詰められてきているから、嫌でもそうなるかも。とりあえず、先週の日曜日は今年のサマコン初ホール全奏、和光市民文化会館。ホール全奏に行ったのはこれで5回目ですが、やっとホール全奏の意義が分かりかけてきました。とにかく、普段の練習とは自分の音の聞こえ方から、オケ全体の響き、合い方が全然違う。端的に言うと、いつもの練習より全然怖いし、普段どおりの音が出せない、ということ。ホールでの練習をする意義はこの環境に慣れて、場所に応じて様々な対応をすることができるようになることなのだな、と実感しました。とにかく、今回の練習では今までの自分の練習の精度の甘さがモロに分かってしまって・・・後本番まで20日でどれだけ修正していけるか分からないけれど・・・。 
 
今日は川崎市教育文化会館へ来年度のコンサートのホール取りへ。本命ではなかったのですが、抽選で落ちました。本命であった鎌倉芸術館は取れたので全然問題はなかったのですが、なんだか悔しいな。 
 
2003.6.28
早いですねぇ。いつの間にか6月も終わろうとしているのですね。この6月はほとんどオケ漬けになっているので、その分楽器も上達しているはずなのですが、なんでだろうな・・・そんな感じがしません。さらい方が悪いのだろうか、練習時間に問題があるのだろうかと、色々と考えてしまいます。あと20日で5公演及ぶサマーコンサートの幕が上がってしまうのかと思うと、焦りますね。去年は仕方ないにしても今年は弾けていないということがありえない、許されない立場にいるのですから。
 
もう昔のことは忘れてしまったので、近くの話を。金曜日は横浜市緑区と川崎市宮前区の区役所へそれぞれ所用があってでかけました。役所に1人で行くことなんて滅多にないだけにちょっと緊張したかなぁ。夕方は大学で11月の学園祭に向けての初の代表者会議に出席。初の練習は先週の日曜日に終わり、なんとか無事に(?)コンパも済んで、いよいよ実務面でも動き出し。今から楽しみで仕方がありません。帰りは渋谷のタワレコで割りと久しぶりの散在。最近はまり気味のフルトヴェングラーのブラームス交響曲第4番とベートーヴェン交響曲第5番「運命」。録音も古くて、音質は微妙、高音は入っていないし、今となっては信じがたいまでにテンポを揺らしまくる録音なのですが、こういう雰囲気最近大好きなのです。
 
2003.6.23
予想していたこととは言え、6月の忙しさはやはり激烈・・・。去年よりも勉強面での負担は減りましたが(むしろ、減りすぎてこれで良いのかっていうくらいなのですが・・・)、オケ関係では仕事も乗り番も増えたわりに、要領の悪さとか、楽器の弾けなさ加減などは相変わらずなわけで・・・。
 
普段週3回のサマーコンサートの練習に加えて、土曜日は小学校などで2回の音楽教室、日曜日は録音機材の修理や、11月の学園祭の初全奏があったりで、休みが全くない現状です。まぁでも、自分だけがこんなに忙しいわけでもないですし、なんだかんだ言いつつも楽しいことが多いですから良いのですけれどね。
 
2003.6.10
最近読んだ本をいくつか。高田里恵子「文学部をめぐる病い」、山下晋司「バリ 観光人類学のレッスン」、シェークスピア(訳:小田島雄志)「ハムレット」、夢枕獏編「陰陽夜話」などなど。メモメモ程度に。「文学部をめぐる病い」はこれから文学部(しかもこの本で話題になっている大学の)に行くのに、まぁ文学部というのはなんというか、まぁしょうもない学部だなぁ、と。この頃図書館で本を借りるたびに必ず1冊は入れておく観光関連の本ですが特に観光文化人類学系の本は、読むたびに旅行に抱いていた単純な観念が覆されていって、結局なんのために旅行に行くんだろうな、と考えることばかり。いっそのこと何にも考えずに遊園地で遊ぶのが一番楽しいのかもね、と投げやりになったりもします(それはそれでつまらないとは思わないですが)。ただ単に旅行だけのことでなく、オーセンティティー(真正さ)ってなんだろうな、って考えると自分という個を様々な軸がある中でどこに配置すれば良いのかがこんがらがってきます。それはどうしても自信のなさに繋がってきて、本を読んでいても「これは信じてよいのか?」、たまに授業を受けていても「この教官の言っていることは信用してよいのか?」と、勉強以前に勉強することに意味を見出せないような気もしたりして。結局は、情報に振り回されて自分のスタンスが確立できてないのだろうなぁ。だからと言ってインプットする情報を減らすことは違う気がするし。ま、考えるってことはとにかく悪いことではないと信じつつ、というのは逃げかな?
 
2003.6.9
この1週間はどうにも低空飛行。楽器は壊れて修理に出したりするし、体の調子もあまりよろしくなかったしね。五月病が一ヶ月遅れで?やってきたのかな、なんて思ったりもします。
 
北京ヴァイオリン」を見ました。全体としては、予想通りの落ち着いたストーリー展開だったけれど、少しストーリー展開に余計な部分があった?と思う部分がないわけでもないし、そこまで感動したわけでもないけれど、終わったときには(終わる前から)周りからはおばさんやお姉さん方のすすり泣きの音が聞こえていたりして。自分は泣き系の物語を色々と読んだり、やったり、見てきたからか、そもそもそういう話にいささか不感症なのかもしれなくて割りと泣きに対するハードルは高いのだけれども、それでも泣きそうになる危うい部分があったのも確か。ネタバレになりますが、ラストシーンのチャイコンは文脈を抜きにして、映像と音だけでぐっ、ときましたね。なんていうか、音楽はすごいよ、ってただそれだけなのかもね。
 
2003.6.3
土日は学園祭。オケに入ると初めて乗る演奏会はこの学園祭で、それに2年生として参加する、ということはもう自分のオケ生活も一サイクル回ったんだなぁと実感します。去年より仕事をずっとしなければならなかったこと、割りと冷静な気持ちを持って弾けるようになったことは変わったなぁ、というところだったかな。どれだけ上手くなったのか、という問題についてはなかなか自信がないのですけれどね・・・。期間中は後輩がやっている屋台を回ったり、友だちが出ている合唱を見に行ったりもできて、そういう点では余裕は生まれた気がします。まぁ、一番の変化は打ち上げで後輩の介抱ができるまでに落ち着けたことかな。同級生にも、「そこが一番成長したところだよね」なんて言われてしまいましたから。
 
2003.5.29
学園祭の演奏会本番前ということで、よくわからないうちにたくさん飲んでいる気がするのですが、この1週間で3回目の飲み。自分のパートの練習が終わった後、他パートの飲みに乱入する、という感じで串揚げ食べ放題してきました。パートが違うと同じヴァイオリンでもなかなか話す機会のない人も、顔すら合わせる機会のない人もいるから、その場を共有できただけでも良かったです。・・・しかし、お金がやばいです。今週いくら使ったか・・・考えるのはよそう。
昼間は、日曜日にあった曲決め総会の結果決まった今年度11月にある学園祭のためのプログラムであるベートーヴェン「交響曲第5番 運命」/ブラームス「大学祝典序曲」/シューベルト「ロザムンデ序曲」のスコアを買いに渋谷へ。運命のスコアは別に高いものを買う必要はないのに、なんとなくかっこいいというだけで高いベーレンライター版のものを買ってしまいました。まぁこれがやる気の高さだと思うことにして・・・。その後は、スパゲッティーを食べて、久しぶりにブックファーストをふらふら。あれくらい大きくてなんでもある書店でふらふらするのは、本当に幸せな瞬間です。読みたい本、面白そうだと思う本がいくらでも見つかります。でも、それとと同時にこれだけの本の中から自分が読むことのできる本、得ることができる知識や情報はほんの少ししかないのだな、と言うことも思い知らされてしまうので、寂しくなったりもしますね。
 
2003.5.28
月曜はオケの練習が終わった後、同楽年のヴァイオリン同士でやる室内楽の合わせで、大学を出たのが23時過ぎ。で、家に着いたのが午前1時。・・・もうちっと大学の近くに住みたいよなぁ。
 
今日は、学校に行かず夕方まで何をするでもなくぐたぐだしてから家庭教師。このバイトの初めての給料を受けとりました。時間は1時間しかやっていないのですが、結構色々な事を話したり、教えたりできることに気がついてきて、もっと色々と教えなきゃと思うと同時に自分も勉強しなきゃって気分になりますね。それはヴァイオリンを後輩に少しだけ教えたりしていても感じることですが。やっぱりできれば楽しい、できなかったら楽しくないことってたくさんありますしね。 
江國香織「きらきらひかる」、シェークスピア(訳:小田島雄志)「十二夜」(2回目)、「テンペスト」読了。江國香織の小説は初めて。うーん、取り立てて印象的というほどではない感じかな。もう何冊か読んでみてから自分なりに評価しようかな?シェークスピアはとりあえず古典の勉強だけれども、やっぱり訳でなく原文で読みたいなぁ、と思いますね。両方とも喜劇だけに洒落が多くて、日本語ではこう訳しているけど、英語ではどうなのだろう?ということが気になったりします。人によっても全然違いますしね。色々な設定でも勉強になること多数ありますし。勉強の成果を発揮するような小説や文章が最近書けていないので自分でもストーリーを書く、というのがこれからの課題です。
 
2003.5.24
東京文化会館へお茶の水管弦楽団第72回定期演奏会を聞きに行ってきました。上野へ行く前には久々に秋葉原へ寄って瘴気を受け、いつもの土曜日とは違った感じ。高校時代の先輩が所属していて、去年の11月の定演も行ったオケで、2回連続演奏会を聞いたオケって実はこのお茶管が始めてかもしれない、などと思いつつ。曲目はボロディン「イーゴリ公よりだったん人の踊り」、グリーグ「ピアノ協奏曲」、チャイコフスキー「交響曲第5番」。メイン曲はチャイ5で去年の学園祭で自分も弾いた曲だけに、譜めくりの激難箇所や、弓順をどう処理しているかと言った細かいところまで注意して聞けるかな、とわくわくの演奏会でした。演奏は、全体的に良かったです。曲に対する想いを込めて演奏している大学オケ、アマオケに悪い演奏なんてない、というのが自分の持論ですしね。一つだけ、チャイ5の2楽章のホルンソロがちょっととちっちゃったのは残念だったかなぁ。でも、それを責めようなんて思えないですよね、吹いた人が今まで使ってきた時間と苦労を思えば・・・。そういう時には(あるいは、そういう時だからこそ)、やっぱり精一杯の拍手を送るべきだと思いました。アンコールは2曲。チャイコフスキーの弦楽セレナーデ2楽章、眠れる森の美女よりワルツ。
 
2003.5.23
今学期に入ってから、授業は週の前半におしまいになり(月曜ですべての授業が終わっている、なんてことも・・・)、オケの練習も木曜日の弦分奏でおしまいになってしまうためどうしてもだらけた気分で週末を迎えてしまうような気がします。金曜日はいつも朝に駅バイトに行ってからなんとなく学校で午前中を過ごして、午後の早いうちに帰宅。その後ずっーーと眠る日が多いような気がします。土曜日もこの頃は特別な用事がなく、起きたら12時、ですしねぇ。1週間の生活ペース配分が崩壊しかけているのかも。起きる時間が気にかかるのも、ちゃんとした配分で生活できればもっともっと午前中を有効に使えるかも、という気持ちがあるしなぁ。来週はいよいよ学園祭で3月から練習してきた曲の本番もあり、本番前ということは当然飲みも(!)多くて、生活のリズムを作るのが大変でしょうが、その辺りに気をつけて1週間を送りたいな、と思ったりします。
 
2003.5.21
練習の後、渋谷でパート飲み。新入生ともこれまでの中で一番話せた気がするし、もちろん同級生や先輩たちとも楽しく飲めてすごく良い雰囲気の飲み会でした。このパートでこれから2ヶ月間できるかと思うと、楽しくて仕方がないな。
 
本日も起床は10時過ぎ。夜中にDVDで借りてきた「耳をすませば」を見ていて寝たのが3時だったので、これは自分を許せるなぁ。さて、「耳をすませば」。今まで見たジブリ作品の中で一番好きかもしれない、と思いました。ジブリらしいファンタジーな面白さは原作もある話ですし、それほどないのですが、もうお約束に忠実でとんでもなくギャルゲーチックなストーリーが最高でした。展開の一つ一つ、セリフの一つ一つに突っ込み所が満載で最後はしっかりまとまっていて、お約束とベタさも高い水準でまとめれば当然面白いということを見せてくれたような気がします。私自身はもうDVD買い決定くらいの勢いです。何度見ても癒されそう。久々に満足できました。
 
2003.5.20
そういう昨日の疲れを引きずっていたのか、今日は起きたら11時30分。最近、ストイックとはいかないまでも少し自分自身を律した生活をしようかな、などと考えていたのでちょっと無駄をした気分。その後学校へ行って、練習したり、行こうかどうか相当迷いつつも授業に出た後は、京王線で橋本まで移動して家庭教師のバイト。これからの火曜日はこういう生活パターンが確立されそうです。家庭教師では、数学を教えていて高校時代の自分の数学がどうであったかを知っているだけに、なんだか申し訳ないなあと思いつつもやっています。でも、だからと言って相手に迷惑をかけるわけにもいかないので、ちょっと勉強しなおしています。受験やテストから解放されて改めて何かを勉強しなおしてみると、プレッシャーが少なくてかえって楽しい時も多いです。
 
ジョン・アーヴィング「ホテル・ニューハンプシャー」読了。以前から買ってはあって、何度か読もうとしたけれどもそのたびに途中で挫折してきたのですが、今回は読みきれました。アーヴィングって自分の勝手な印象かもしれないですけれど、長くて時に冗長で読むのが面倒になることも度々、それでも読み終わるとまたアーヴィングの本が読みたくなる不思議な作家なんですよね。ホテル・ニューハンプシャーは今まで読んだ中でも良かったです。もうところどころで電車の中で読んでいても泣きそうになるのを抑えられないくらい。暴力と悲しみが満ちているのに、なぜかやさしさが漂っている、そんなお話。あぁ、こういう雰囲気の話が書けたらすごいな。
 
2003.5.19
日曜日の夜から焦って月曜の朝鮮語の予習やらなにやらをやりだし、3時間睡眠でバイトへ行き、そのまま昼寝も居眠りもすることなくオケの全奏、室内楽の合わせなどなどをやっていて、別にいつもの月曜日とそれほど違うハードな生活を送っているわけではないにせよ、なかなか疲労が蓄積される一日でした。帰り際の電車ではもう爆睡してしまい、MDに入れて聞いている曲が終わった後の歓声がものすごい、バーンスタイン/ウィーンフィルのライブ録音のショスタコービッチ交響曲第5番が終わったことにも全く気がつかないほどでした。普段ならまず間違いなく目を覚ますのですけれどね。まぁそれでも寝過ごすことなく、ちゃんと自分の駅で降りられたので良しとしましょう。
 
2003.5.17
少し遠ざかっていました。いや、別に特別なことがあったわけではないのですけれど。
 
この10日間のトピックと言えば、二俣川の試験場で学科試験を受けて無事運転免許を手にすることができたことと、家庭教師のバイトを始めたことと、現在いる教養学部から文学部に進学するためのガイダンスに出たことくらい。着実に何かが進んでいたら・・・良いのだけどな?文学部で進学しようと思っているのは日本文学科だけど、資料を読んでいると将来のことを考えると教職や学芸員資格も取得しておかなければ危険な気がするし、そもそも自分は何になりたくて(その目標があると言えば、あるのだろうけれど)、そのために今やるべきことをやっているのだろうか、何より今の状況を楽しめているのだろうか・・・なんてことをつらつらと考えるに不安は募るばかりです。 
 
・・・むぅ。こんなことばっかり書いているとサイト全体の雰囲気がどよーんとした感じになってしまうなぁ。でも、最近何かを書こうという段になったり、人と話をしたりする時になると、その場で当意即妙な話題を見つけ出すのがすごく苦手な人間だなぁ、自分は、と思う。後々になってあの時ああ書いておけばよかった、ああ話しておけばよかったということが多くて。だからハネムーンサラダの夏川実、斉藤一花&遥にシンクロ率400%なんだろうな。それでも何かを伝えたいからサイトをやったり、音楽やっているんだよな。あるいは不器用だからこそか。最近気づいたことは陳腐さ、安っぽさを過剰に恐れなくてもよいのじゃないかと。誰でも割と欲しいもの、知りたいことは一緒だったりする。ついでに伝えたいことも。敢えて自分だけの何かを探そうと強迫観念に囚われることは逆に自分だけのものを見えなくしてしまうのかもしれない。同じようなところをめぐり続けているのはいつものことだけど、もうちょっとだけもがいてもいいかい?・・・なんて全部二宮ひかるの単行本のあとがきの受け売りですけれど。
 
2003.5.6
新入生がオケの練習に参加し始めて、ゴールデンウィークには新歓合宿へ行って、新しいシーズンに突入したのだなぁと実感します。何事にも初々しい姿は一年前の自分と重なって、早くこのオケに馴染んで楽しい大学生活を送って欲しいな、と思います。もちろん、楽しいことばっかりじゃなく、本当にやっていられないような苦しいことも、自分の弱さに起因する嫌なこと、凹むことだってたくさんあるわけなのですけれどね。

でも、苦しいからこそ手に入れられるものだってあるのではないかなぁ。最近、悩むことを前向きに捉えられる気がしています。いや、実際はそんなに良いものじゃなくてウジウジとしていると、突然どうでもいいやと思って、物事がそれほど重大ではないことに気がつく、と言った程度のものなのですけれど。以前のごとくに一々嫌なことに凹んでいたのではとてもじゃないけれど身が持たないようになってしまうような状況に置かれていますし(実際には凹んでいるのですけれど・・・)。
 

2003.4.22
昨日技能教習が終了したばかりですが、今日は卒業検定でした。やっぱり試験では普通にやっている時と全然違って、信じがたいようなミスをしてしまいますね。エンストまでしてしまって、やってしまった時は本当に「落ちたな」と青くなりました。本番に弱いのかなぁ。などと言いつつも、なんとかぎりぎりのラインで合格することが出来ました。今後の日程を考えた場合、少しでも早く合格しておきたかっただけに良かったです。神奈川県在住なので、後は二俣川の試験場へ行って学科をパスすれば本物の運転免許を手に入れられます。ま、運転の方はこんなんじゃ都心なんて怖くて走れるかって感じなのですが、身分証明書が手に入ると思えば良いですよね。交通法規を学んで、実際に自動車を運転することで今まで見えなかったものの見方もできるようになりましたしね。とりあえず今年の資格ゲット計画の第一弾が無事終了。次に狙うのは6月22日の色彩検定3級です。もちろん、ただ資格を取るだけではなくて、その内容を身につけていくことが大切なのですけれど。インセンティブとしての資格が目的になってしまわないように気をつけたいな。
 
2003.4.21
午前中教習所に行って技能教習も規定時間乗り終わり、教習が全課程終了。後は、試験を受けるだけ。まぁ色々至らない点は多いのですが、それでもなんとか卒業できるといいなぁ。
 
午後はオケの練習。授業に出てから移動してから行くと案の定トップの横しか空いていなくて結局そこで弾くことに。正直、自分があまり弾けている自信がないだけに、トップにもパートの人たちにも悪いなぁと思いながら弾いていました。指揮者に一番近い場所で弾くわけですし、当然弾けている人が行くべき席なのですが、やっぱりそこにいると思うことは色々あります。何よりオケとして、今どれだけのことが出来ていて出来ていないのだろうか、ということを実感させられて、自分のことももちろんだけど、もっともっと広い視野を持って経験を積んでいかないといけないなぁ、と。それは去年の4年生が抜けて基礎的な部分がレベルダウンしている気がしていて、これから2年になる自分たちの学年がそれをどれだけ埋めて、更に違った音を作っていけるかを考える時期に来たのではないかと思いました。まずは自分がもっと練習しろって話からなのですけどね。
 
2003.4.20
1週間空きました。なんだかんだ言っても授業が始まると、そのリズムに飲みこまれてなかなか時間が取れなくなってしまいますね。キャンパス内は新入生で溢れていて、人口密度は高いですね。しばらくは学食も行けなそうです。今学期は1年生の時にあまり授業に出ていなかった自分にとってすら授業時間がとても少なくて、嬉しいやら寂しいやらです。何か新しいことを始めてみたくてサンスクリット語を選択しました。
 
18日にはサマーコンサートで指揮して下さる三石精一先生が指揮する東京ユニバーサルフィルハーモニーを聞きに池袋の芸劇へ。風邪薬を飲んでいて当日一日中眠かったので全然集中できなかったのだけど、チャイコフスキーの悲愴を始めて生で聞けたし、三石先生の指揮も要所は見られたから良かったかな、と。そこで思ったのは、全然関係ないことで、風邪薬は飲んじゃだめだな、ってこと。本当に一日の活動が止まっちゃうくらいに眠いのだもの。それってなんだか本末転倒という感覚がしますね。 

オケでは新入生歓迎演奏会とコンパをやりました。思い描いたようなに、人数も男女比も経験者の人も未経験者の比率もすごく理想的に入ってくれて嬉しかったです。コンパもすごく楽しかったな。勧誘に関わってくれた全ての人にお疲れ様、と言葉をかけたいです。後は、入ってくれた人たちと新しく良い音楽を作っていけたらいいな!そのためにも1,2年生だけでオケを作ってやる学園祭を本当に最高のものにしたいなぁ。
 

2003.4.13
今日は残り4時間となった教習は、久々にMT車で路上に出ました。今日は良い天気でしたし、日曜の午前中でしたし、しかも指導員が優しい女性(!)だったので快適な教習でした。良い点は褒めてくれるのがすごく嬉しいです。
 
その後は受け忘れていた学科をずっと待って受けるか、それとも予定を遅らせて一橋大オケを聞きに行くか、迷った結果教習の方は少し遅らせてコンサートへ。上野の東京文化会館は1月に自分が舞台に立った場所でもあり、まだその思い出が残っているのですが今回は客席に座る側としては初めての文化会館。コンサートは結果として行って大正解。ちょっと安易かもしれないと思うけれども、熱い思いを感じたければ、1回の演奏会に賭ける意気込みを見たければ、やっぱり大学オケだなぁと思うのです。上手いアマオケならばいくらでもあるけれども、やっぱり大学オケの持つ雰囲気は大好きです。一橋のオケももちろん素晴らしかったな。曲目もバラエティに富んでいて楽しかったな。クーランプの「牝鹿」組曲は今日初めて聞いたけれどお洒落でかっこよい曲だったし、ブラームスの交響曲第1番はやっぱり名曲だし・・・、ってことで。自分も大学オケに所属しているので、この演奏会が行なわれる裏にある様々な人の努力と苦労が分かるだけに、感動してしまうのですよね。他の人がひたむきに弾いている姿を見ると、膨大な時間をかけて、時には苦しい思いをしてまでなんでオケなんてやっているんだろうな、ってそういう疑問に納得できる答えがあったような気がしました。自分のモチベーションを高める意味でも、本当に行って良かったな。よっし今週も頑張れそうな気がしてきた!!
 
2003.4.12
教習で遂に高速道路へ行ってきました。合宿で山形へ行った人はシミュレーターで、都内でもシミュレーターで済ませている教習所があるらしく、実際に高速に行くのはなかなか良い体験だと思いつつも、やはり未知のスピードを出す怖さがあって相当緊張して行きました。教習は教習生2人が乗って、行きと帰りでそれぞれ走るのですが、私は帰りの担当。行きの時は固唾を呑んで見守ってました。行った区間は東名高速の東京から横浜町田までの区間。実はこの横浜町田は自分の家の近くで、途中に通る横浜青葉のICなんかは普通に毎日眺めている場所だったりします。小学・中学・高校時代に遠足や旅行のバスで何度も通っている道ですが、やっぱり自分で運転するのは全く別次元でした。本線合流が少し緊張した以外は、入ってしまえば車間距離を気をつけて速度を維持すれば良く、AT車で行ったこともありそれほどのこともなく終えることができて一安心でした。東京まで戻ってきて環八に下りるまでの間で事故があって渋滞していたのが驚いたと言えば驚きましたけれど。これで教習もあと少し。今週中に卒業したいなぁ。
 
2003.4.11
4月は頭からオケの合宿。帰ってからは東京アマデウス管弦楽団のコンサートに行ったり、もちろんのこと教習所に行ったり、オリエンテーションで新入生の勧誘をしたり、去年の冬学期の成績が戻ってきて授業が始まったり、武道館で行なわれたうちの大学の入学式にオケとしてワーグナーの「ニュールンベルグのマイスタージンガー」を弾いたり、と忙しいながらも変化のある生活。今学期は1年生の時にも増して出なければならない授業が減り、自由度が大きくなってきました。オケに関わり続けるのも勿論だけど、それだけじゃない面白いことがやりたいなぁ、今学期は。って今年何回目の抱負だよ、と自分にツッコミを入れつつ。
とりあえず、まずは免許を取得するべく気合入れていきましょう。