No Way Out |
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2002.7.28 |
所用があって、結局国立の試合開始には間に合わず、ビデオ録画で札幌対東京戦。今日の敗因は、誰が考えるまでもなく監督の采配。後半3バックに戻してあれだけ東京を押せてたんだから、前半の4バックが柱谷時代を彷彿とさせるような惨状だったことを考え合わせると当然でしょう。けれど、監督のせいだけでもない。選手だってボールの一つ一つを大切に出来ないプレーが結構あったはず。確かに前半は戸惑っていたのかもしれないけれど、もっと集中しさえすればしなくてもいいミスがあったはずだし、ボールを持った選手に対するサポートだって出来たはず。4バックのせいだけじゃなくて前半は走らなすぎたよ。後半の内容を見れば出来ないチームじゃない。そろそろ内容だけじゃなく、結果を出さなきゃだめでしょ。
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2002.7.28 |
オーケストラの東京公演。知り合いもたくさん来て、お客さんも入った。個人的には千葉よりも当社比5%アップくらいで納得のステージ。それはどうなのか?と問われると確かに改善はしているのだろうけど、だからと言って「会心の出来!」なんて言葉が使えるほど良くはない、っていうことかな。それでも、千葉の時には感じられなかった幸せな気分を感じることが出来て、持つべきものは見に来てくれるお客さんとオーケストラの仲間だな、と。その後の飲みも潰れることなく、しかも翌日に引きずらず。
ということで、今日はまた国立で札幌対FC東京戦。負ける試合を見たいわけでもないし、常に勝つことを期待してスタジアムに行っているわけです。札幌が踏む2度目の国立の舞台(とは言えそんなに緊張してないよな、誰も)で今度こそ3月31日以来のリーグ戦勝利が欲しい。とにかくそれだけですよね。
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2002.7.24 |
東京公演に向けた最後のパート練から帰ってきて、知った札幌2−v3横浜FM。内容については何も知らないので、何も言う立場にない。けれど、この結果がJ2降格の覚悟を決めるには充分過ぎる結果なのだということを理解することぐらいはできる。10節で勝ち点3。監督が変わってチームは確かに良くなっている。それは浦和戦を見て分かったことだ。でも、状況はあまりにも厳しい。もう覚悟は決まったよ。ある意味これで開き直れるし、余計にサポートを続けたいと思う。降格するこのチームがどれだけ必死で、どれだけ良いサッカーが出来るか、それをJリーグに示してやって欲しい。誰になんていわれようと、札幌というチームが好きだ。それはこんな時だからこそ言わなければならないこと。とりあえず、二日酔いだろうと翌日に必修語学のテストがあろうと絶対国立の東京戦に行くよ。そして叫んでやる。もう何も怖がることなんてないんだと。
・・・となんだかフットボールな人格では大変なことになっていますが、大学生活を営むオーケストラ人としての人格はテストを結構ダメージを受けながらも乗り切りつつあります。今週はあと一つ。週明けに最大の難敵第二外国語など2つやってついに1学期終了。その前にオーケストラの東京公演ですけれどね。こっちの方は真剣な中にも楽しくいきたいというのが願いですね。もう一方があれほど悲壮な感じなので。
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2002.7.21 |
1日経ってすっきり気持ちを切り替えられた。今の自分にはオーケストラがあるしね。一方が落ち込んでいてももう一方で救われるから、精神的にすごく楽。逆になんとかしてやろうって気持ちになるし。水曜日のFマリノス戦はホームの皆様方に託して、自分はテストをなんとか乗り切ることと、土曜日の公演に向けて少しでも修正できるように努力することだけ考えていきたい。終わったあとのことはその時考えればいいさ、と思っている。この頃は何かと次の週末は・・・、明日は・・・、なんて先・先を見て今やることを決めているような気がする。それ自体は決して悪いことじゃないし、むしろそうしてきっちりとスケジュール管理をすることは大切。でもたまには、そういう前後の文脈を無視して今目の前にあって大切に思えることを衝動的にやるのも必要かななんて思ったりする。・・・なんて衝動買いばかりで後悔することの多い自分が言うのもなんですけどね。
最近密かに東京1部のFC町田は絶好調だそうです。4連勝で早くも1部残留を決めたとか。最近は見にいけてないけれど、今季はなんとかもう2試合くらい行けるといいなぁ。 最近読んだ本の名前だけメモ。真保裕一「ホワイトアウト」、三田誠広「春のソナタ」。
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2002.7.20 |
札幌1−v2浦和。田中達也のVゴールが決まってからの数分間、声も出なかった。ただ立ち尽くしてピッチを見続けるしかなかった。テレビで見るのとは全く違う衝撃。最近サッカーとは少し離れた生活を送っていたけれども一気にその渦の一番激しいところに投げ込まれたみたいな感覚だった。小倉の先制点の歓喜に始まり、エメルソンに同点に追いつかれた後の洋平の大活躍を見続ける不安な展開。それでも中断前より遥かに試合になっていたし、もしかすると勝てるという予感もあった。けれど、届かなかった。結局は更に苦しい状況になってしまった。こんなにショックな敗戦を見たのは99年シーズンの9月12日の川崎フロンターレ戦以来かもしれない。でも、コールリーダーが最後に叫んだとおり、「前を向いて歩くしかない」。この敗戦を自分も引きずることなく前を向く糧にするしかないと思ってオーケストラの東京公演に向けて切り替えていきますか!
・・・でもこれで一気にフットボールな生活に引き戻された気分。来週の東京戦も国立に行く気が高まってきたかな。多分コンサートの翌日だから打ち上げ明けでヘロヘロなんだろうけれど、それでも行きたい気持ちは募るかな。とにかく、勝つまでは何度でも見に行きたいよ。去年だって結局ヴェルディ戦の勝利しか見ていないわけだし。
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2002.7.16 |
千葉の船橋でオーケストラのサマーコンサート第1回目。いくら自分が呑気に構えている人間だって、さすがに緊張しましたね。この時はリムスキー・コルサコフの「シェエラザード」に出ていたのですが、45分程度の演奏が本当に短かったのが印象的でした。周りを見る余裕もなくしてましたし。ミスもありありで上手く弾くなんてのは遥か遠くの物語かな。まぁでもこういうことはさくさくと答えも結果も出るものではないと思いつつ、次のコンサートに向けて修正を重ねていくしかないでしょう。それは札幌も同じことですし。
そうやって、オーケストラに浸かっている間にも大学ってヤツは無情なもので平気でテストやレポートや発表を重ねてくるわけで。まぁ、こっちの方はごく適当にやっているのでそんなに負担ってわけでもないのですけど。今では単位取得に汲々としていることに対する嫌悪感なんて全く薄れてしまっていて、結局自分も大学生になったってことなのでしょうか。 授業の関係もあって最近イタリア文学をよく読んでいます。ゴルドーニの「抜け目ない未亡人」やトルクァート・タッソの「アミンタ」。特に「アミンタ」は恋愛小説を読む人・書く人には豊富なヒントを与えてくれそうな1冊じゃないかと思います今まで私も色々と本は読んできたつもりですけれど、「アミンタ」ほど短いストーリーの中に恋愛小説に必要な要素を織り込んだ作品というのはそうあるものじゃないと思います。授業を取ってこういう作品に思いがけなく出会えたりすると、日頃バカにしている大学の授業もちょっとだけ見直してあげたくなるかな。その他には、吉本ばなな「哀しい予感」。何もこの作品に限ったことではないのですけれど、吉本ばななの作品って語彙が極めて平易でありながら文章から感じる雰囲気は洗練されていて、綺麗なんですよね。奇を衒った言葉遣いをするわけでもなく、ただ普通に書いているとしか思えないのですけれど。この辺りは同じKIDの作品で使っている語彙もノリもさして違っているは思えない「メモリーズオフ2」と「Never7」から感じる言葉の透明さ、スマートさの差に通じるところがあると思います。要は、言葉一つ一つをどれだけ大切に扱っているか、ということにかかっているのではないかと推測しています。
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2002.7.12 |
必修英語のテストは爆死すれども、明日はいよいよオーケストラのサマーコンサート初公演。さすがに緊張する。一応お金を取って見に来てもらっているわけで、観客に対してと、オーケストラに自分がミスをして迷惑をかけたくないということの2点。本当ならば、ちゃんと弾けた上でそれからどれだけ積み上げていけるかが問題なのだろうけれど、技術面・時間面ともにまだ足りない部分があった。まだまだ公演は続くのだし、できないなりにでも少しずつクオリティを上げていきたいと節に感じています。
・・・というわけでコンサートのご案内。私が入っているのは東京大学音楽部管弦楽団で、明日の千葉公演の後、27日に東京、8月3日に三重、8月4日奈良、8月5日岡山で公演いたします。詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。当サイトのトップからメールを送って頂いても構いません。よろしくお願いします。 |
2002.7.7 |
7月の第一週になって学校では学期末テストが始まっている。出来が非常に不安ながらも終えて、オーケストラの練習。今日の日曜日も板橋区のホールで練習があった。本番の第一弾となる船橋での公演まであと1週間しかないのに未だに弾けていない箇所は山積みで不安なのにも関わらず、練習がないとなんだか物足りない気分がするのだから、自分もオーケストラ人になりつつあるなと実感。
自分の持っているバイオリンはこの頃色々とメンテナンス中。湿気で弦が切れたり、弓が少し壊れて修理したり。その途中で渋谷のタワーレコードに寄って、村治香織「レスプランドール」を衝動買い。「ある貴紳のための幻想曲」が最高にいい感じ。部屋の中にいるのに、所々に薄い雲がある晴れた空からの太陽の光を浴びて風が吹き抜ける丘にいるような爽やかな気分。疲れていても、この1曲で一気に癒される。これを聴いているとスペインに行きたい気分になる。 スペインと言えばサッカー。J2は一足早く始まってまた日常が戻ってきたな、とあの1ヶ月前の喧騒から思うと感慨深い。久々のサッカー観戦となる7月20日の札幌の国立デビュー戦のチケットを買って徐々にそっち方面のテンションも高まってきた。忙しいとか死にそうとか言いつつ、本当に充実した生活送れてて幸せだよな。
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2002.7.2 |
大学に入って初めての誕生日が昨日だった。自分としては誕生日自体には本当に何の感慨もないのだけど、色々な人からお祝いのメールが届いたり、言葉を掛けられたりするとやっぱり嬉しいもの。たとえそれが紋切り型だったり、社交辞令であったとしても。身近じゃなくても自分の半径の中に入っている人に対して、そうやって気を遣うことって大切じゃないかと思いました。
そろそろ学校では期末テストがパラパラと始まっていて、最初に一番大変な語学が固まっていたりするものだから正直きついですね。今までやっていなかっただけに。高校時代と違って、テスト中だろうがオーケストラの練習はあるし、バイトもひっきりなしにある。レポートの提出期限だってそんなことを全く気にしていないかのように重なってくるし、ちょっと気を抜いたら全部なりそうな気配。まぁ非常にタフな状況に置かれている、そういうことです。 オリバー・カーンのワールドカップMVP受賞には心から祝意を。今大会で一番心温まったシーンはカーン様とチラベルト様の抱擁シーンでしたし。決勝での失点をミスと言うのはあまりにも酷。あれでカーンが批難されるんだったら我らが佐藤洋平の立場はどうなるよ?
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2002,6,30 |
随分と盛大に空きましたが、まぁ色々とあったということです。ワールドカップは1試合を通して見られたゲームが本当に少なくて、素晴らしいゲームだったらしい試合もかなり見逃してしまいまして、その点は非常に残念かな。決勝もオーケストラの練習で結局見られなかったし。でもとにかくこれで、またJな日常が戻ってくるわけです。Jリーグとしてもここから2006年のドイツ大会まで勢いを繋げられるかが勝負だと思いますし、全力でサポートしたいと思います。
早いもので今日で6月も終わり。もう20分で7月。テストとコンサートと大学生活最初の山場の月になりそうです。
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2002.6.18 |
日本0−1トルコ。ヴァイオリンの練習をしていて、結局ほとんど見ていなかった。ベスト16になった以上、今の代表にはそれ以上は望んでいなかったから。別にそんなに失望も悲しみもない。これからは準々決勝がプレッシャーなしに楽しめるし、何より札幌の残留に向けた戦いが始まるまで1ヶ月を切っている。そして、代表は2006年に向けてまたスタートを切っただけだ。まずは2004年のアジアカップ、そして2004〜2005年のワールドカップアジア予選。フットボールの熱は終わらないのだ。一つのシーズンが終わり、一つのカップ戦が終わると、僕たちは来シーズンに向けて選手の編成を考え、あらぬ期待に胸を膨らませ、そして大抵の場合は失望し、無理やりにでも納得する。ごくたまに、それは本当に極めて稀に素晴らしいシーズンがあり、その感動を忘れられず、フットボールの虜になっていく。今日の帰り、渋谷で見かけた代表のユニフォームを着ていた人たちは、1ヶ月後にFC東京や横浜マリノスや浦和レッズのユニフォームを着てスタジアムにいるのだろうか?僕は新しい期待を胸にサッカーと付き合い続けるだけだ。
そういうわけで、今から7月20日の浦和戦と28日の東京戦が楽しみでならないのです。テストもオーケストラもあるだろうけれど、万難を排して行きたいですね。
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2002.6.15 |
大学のオーケストラで来年のコンサートでやる曲を決める総会があった。何曲かある候補曲とそれを組合わせたプログラム案を各パートのパートリーダーがそれぞれの事情を主張し、推薦する曲をコメントして、最後に1人1票で投票をして多数決という方式で行われる会議。前にも1,2年の生徒が所属するキャンパスでの学園祭でやる曲を決めた総会はあったけれど、もっと重要だしもっとシリアスなものだった。非常に切実に困っているパートがあったりで、そういう主張を聞いて投票するわけだから1票の重みってものを痛感できた。
本当に1票差で過半数に届かず、決戦投票になったりと不謹慎ながら結構エキサイティングだった。選挙って本来的に楽しいものであるはずなんだ、と。 とりあえず、来週は色んなことが重なって修羅場になりそう。そろそろ勉強にも手を付け始めなければいけないし、もちろんオーケストラの練習はしなきゃいけないし、でも来週になっていきなり印刷物の仕事がドバッと入ってきたり。ドリンク剤を使うハメにもなりそうだけど、それだけ充実しているってことなんだろう。・・・でもその点については色々考えていて、結構自分の生活には迷いがあるかも。
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2002.6.14 23:00 |
決勝トーナメント進出。可能性が高いことは分かってはいても、やっぱりそれは嬉しいもの。代表は日本の代表ではなく、自分の中にあるフットボールに対する気持ち、言うなればJリーグに対する気持ちの代表ではないだろうか、と思った。今日ピッチに立った選手は全員Jリーグでプレイし、しているわけなのだし。本当に強くなったよ、日本は。例えこれからとんとん拍子で上手いこと言って、優勝(!)までしちゃったりしたらなんて妄想をしても、可能性としてありえるわけだから。キャプテン翼の世界じゃなくてね。
でも、何より強くなったと思ったのはやっぱり選手たちの気持ちの持ち方。中田は2点目を決めてもそれほど喜ばなかったし、試合後のコメントも各選手とも冷静に次を見据えていた。常に次を見据える大切さ。それは降格の危機、昇格のチャンス、解雇の恐怖。そういう本当にシビアなシステムが誕生しなかったのなら、全ての選手がもてたのかどうかわからないと思う。 このワールドカップを見据えて、Jリーグは生み出された。そして、それは確かな成功を収めたと思う。現に、代表より自分の愛するクラブの方が気にかかっている人が多くいる。目標を達したJリーグもそろそろ次の段階を見通しておく時期だろう。降格の恐怖に怯え、昇格を祈り、優勝を願い、退屈な試合にあくびを、ため息をついてそれでも満足する。そんな光景がごく普通に見られるようになること、そしてどのチームも幾多の試練を越えて存在し続けること。アディダスのCMじゃないけどフットボールの熱にかかった人々が少しでも増えてくれることを。
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2002.6.14 14:00 |
書いているのは、午後2時ちょっと前であと1時間くらいでチュニジア戦。午後の授業をさぼって家に帰ってきた。
9日のロシア戦。得点と勝利。日本の代表チームってこんな試合が出来たんだと眺めつつ。得点後の30分は攻められて、いつゴールを割られるかと思っていたが、緊張したりはしなかったし、それほどの不安感もなかった。それは、別にチームを信頼していたからでもなく、多分それが代表と自分の距離なんだろうと測ることが出来た思いだった。ベルギーに同点に追いつかれた時も、去年の1stステージで札幌がロスタイムで高原に決められて追いつかれた時や、その後の名古屋戦や、もう幾度となく繰り返されたロスタイムの失点劇を見た衝撃には比べ物にならなかった。勝っていても負けていても札幌のゲームを見ることには非常な不安と期待が入り混じっている。でも、チュニジア戦を前にして思うのは、漠然とした期待かな。 そして、札幌では新監督と新コーチ、新外国人FWが決定。これで一応体制は整ったことになる。確かに状況は厳しい。けれども、30試合中の7試合を終わった段階でここまで明確に「残留」という目標と危機感をチームに関わる全ての人が意識できたのは、絶対にプラスだと思う。
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2002.6.7 |
ワールドカップに心を惹かれつつも、中継ばかり見るわけにはいかないのが現状で、今日のアルゼンチン対イングランドも一応ビデオに録画してその間にバイオリンの練習。とは言え結局はほとんど全部生で見てしまったのだけれど。
とりあえず、今度のコンサートで弾く曲が練習で全くといっていいほど弾けてないことには今更ながら危機感を感じざるをえない。今のままだと、周りに迷惑をかけないようにってことばかりを考えていて萎縮して、怯えて弾くばかり。それじゃ音楽でもなんでもないし、第一楽しくない。早くまともに弾けるようにして、楽しく練習に参加したいと思うな。とにかく、今は練習あるのみ。 ・・・そのオーケストラにも大学生活にも何かと先立つものは入用で、木曜日から正式に駅でのバイトを始めました。仕事自体はラッシュの電車の閉まらないドアをちゃんと閉まるように手助けして、全てのドアが閉まったことを確認して電車を出発させる、という至極単純な仕事。時間も1時間程度で、そんなにハードな労働でもないけれど、やっぱり交通システムの一翼を担っているんだとバイトの分際で妄想すると緊張するものがありますね。朝6時起きなのも含めて、とにかくこの2日間は緊張した気分で過ごしました。何事もなくこなせてまずは一安心。 一つ、バイトをやっていて気づいたことは、人がドア付近に密集せず、車内に入って均等に乗ってもらったらそもそも自分の仕事は必要ないってこと。そうは言いつつも自分が電車に乗るときは(ラッシュの時は特に)ドア付近になっちゃっているので人のことは言えないですね。
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2002.6.4 |
代表のサッカーが遠い、と前に書いた。選手には皮肉混じりのコメントしか出来ないし、チーム全体にとってもそう。それでもやっぱりこの日が来ると遠い存在にしておくことに耐えられなかった、というのが正直なところ。授業も3限で切り上げて(ま、いつものことなんですが)家に帰ってテレビを見る準備をしていた。
試合は、良いも悪いも全部含めてこの4年間の日本、見慣れた情けなくてある意味強い日本代表だった。前半のタイトな展開に「0−0で引き分けかな」と思ったのもつかの間、後半の両チームのゴールラッシュ。失点パターンはフラット3に宿命的なラインの上げ下げの隙を突かれたセットプレイからの失点だったし、相変わらず鈴木隆之はJリーグで無得点なくせして本当に印象に残るゴールを決めてくれるは、稲本はこれぞボランチ!なパスカットからのドリブル、シュート。中田もアレックスもどれをとっても予想通りの試合だったような気がする。勝ち点1は前向きに評価して良いと思う。もちろん勝てた試合だったけれども、そう上手く事が運んでくれないのがフットボールってヤツだから。それにJリーグファンとしては韓国の勝利も嬉しい所。柏のファン・ソンホンとユ・サンチョルのゴールが韓国にワールドカップ初勝利をもたらしたのだから、それはJリーグのレベルを証明してくれたってことだろう。 そうそう。狙ったのかは分からないけど、柱谷監督がついに解任された。とりあえず、サポーターが望んでいたことは少し時期が遅かったにせよ達成された。新外国人も補強したし、後はシーズン終了まで突っ走ってみるしかないでしょう。少しでも残留の可能性を引き寄せるべくオーケストラを第一に考えながらも行ける試合はサポートしに行くつもり。 そんな久しぶりにサッカーな一日を過ごせたのは幸せだったかな。
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2002.6.2 |
土曜日は新宿区の小学校で音楽教室。つまりは子供の前でオーケストラが演奏するというイベント。まったくヤツらは演奏中は黙ってないわ、鋭いツッコミはいれてくれるわで後になってものすごい疲れがきた。「オーケストラを指揮してみよう!」という企画では出てきたは良いけどいざ指揮台の上に立って団員全員から見つめられたら泣く子もいたり。まぁでも、すごく新鮮で楽しいものではあったかな。
で、帰ってからは日頃の疲れに音楽教室の疲れが重なって、ワールドカップもそこそこに寝続けた。ドイツのゴールラッシュも夢の中でかすかに記憶している程度。 ワールドカップはようやく今になって熱を感じ始めてきた。電車では後ろのおばちゃんが「サッカー、サッカーばかりであと1ヶ月は我慢ね」などと言っていたけれど、イングランド対スウェーデンを見ていたら大声あげ初めている自分に気がついた。チケット問題もミーハ―ファンも即席評論家もどうだっていい。ただワールドカップらしい熱、それを感じることはピッチの上で展開される試合を見ればいいだけのことだから(・・・って言ってもまだ1試合も通しで見てないんだよな)。 この頃あまり読めていないけれど、読んだ本を2冊。冷泉彰彦「9・11 あの日からアメリカ人の心はどう変わったか」と、モフセン・マフマルバフ「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」。両方とも昨年のテロに関連した本。特に今という理由があったわけでもなく、読めるときに読もうと思っていただけ。冷泉氏の方はJMMで連載していたものをまとめたものだから1回は読んだものだったけれど、やっぱり画面上で読むのと活字で読むのはその性質が異なるものらしく新しいものを読んだような感覚だった。抑えた冷静な文章の中に感情がこもっていて、レポートとして非常に良かった。モフセン・マフマルバフ「の方はアフガニスタンの状態について書いたもの。邦題に惹かれて。ちょっと違和感があるところもあるけれど、これもアフガニスタンの置かれた状況(かなり昔になってはしまったが)をよく書けてると思う。一つの事象について様々な視点、様々なレベルで多角的に見ることが必要だと思うから、これからもこの件に関しては色々と読むかも。とりあえず、キーワードは「多様性」なんだと読んでて思いつつ。
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2002.5.31 |
木曜日にオーケストラの一週間で最後の練習が終わると惰性のように金曜日を過ごしてしまい、その分だけ時間の進みが掴み所なく速いような気がする。でもその分土日の密度はいつも濃くて、明日は都内の小学校へ音楽教室に行って弾くことになっている。どんな相手だろうと人前で弾く経験を積めるのは嬉しい。
そんな中でワールドカップが開幕。前日になっても一向に気分が盛り上がったりせず、それよりは札幌が新ブラジル人を獲得したニュースの方が気になっていた。けれども今日になってみると授業もそこそこに帰ってきて、ビデオをセット。いつの間にか気持ちがそっちに向かっていたんだな、と思う。開幕戦はセネガルのこれしかない形のジャイアントキリングぶりだった模様。明日は札幌ドームでドイツ対サウジアラビア。これは見よう。やっぱり6月は寝不足になりそうな気配。
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2002.5.28 |
とりあえず、次のコンサートに向けて気分を一新。今週から7月の試験期間&東京公演に向けての自分の中でのテーマは「責任」ということにしようかと思っている。来週からは朝に駅でバイトを始めるし(恥ずかしながら自分で初めて金を稼ぐんですよ)、今度のコンサートは有料でチケットを買ってもらうわけだし、当然単位は取らなきゃいけない・・・ってことで、どれ一つとっても責任を持ってきっちり仕上げることがまずやるべきことだと思うんですよ。勿論ヴァイオリンの演奏の方はその上で感情を込めた+αを狙っていきますけど。
確かに大学はモラトリアムであると思う一方、それに甘んじているわけにはいかないとずるずると授業を自主休講した5月の経験から実感しましたね。
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2002.5.27 |
土日は学園祭。初めてのオーケストラでの演奏で、まだまだ慣れてないかな。それよりもっと技術的に精度を上げていかないといけないよなぁ。反省すべき点は数限りなくあって、バイオリンだけをやっているわけにもいかなくて、でもとりあえずは目の前の現実を少しずつ切り崩していくことしかないのではないか、と思う。とりあえず今週からは本当に授業に出るようにしようとまず低次元の目標から。先週は印刷の仕事で忙殺されてほとんど授業に行けなかったし。単位をそろえるのも下世話ではあっても重要なことには変わりないのだから。
その学園祭が終わって昨日は池袋で打ち上げ。飲んで、終電を逃して、5kmくらい先にある大学へ向かって歩いていたら空が白んできて、始発で帰宅して・・・。とにかく盛りだくさんに色々なことを経験した。傍から見れば正直バカっぽいが、そういうことも時にはあってもいいんだろうと。ま、単にダメ大学生になってきているだけですが。
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2002.5.22 |
うーん、相変わらずオーケストラ中心の生活を送ってます。まぁこれはこれから4年間続くことなのだろうけど。そんな中でも体育ではサッカーを選択していたりして、そろそろエンジンがかかってきたような感じで、シュートを打てるようになったり、パスコースが段々読めてきたりと。そんな一瞬一瞬に、後でオーケストラの練習があるのにどうしても気を緩められないのはやっぱり好きだからなんだろうと素直に思います。
近況としては、家に帰ってきては夜遅くまで「君の望む永遠」(age)をやっていることくらいかな。久々にゲームやっていて気持ちよく泣けた。充分プレイする価値のあるソフトだと思います。 色々書きたいことはあるようでないけれど、今日は酔いつつ書いているので後々後悔しないためにこれくらいにしておきます。10文字に1回くらいの割合でタイプミスを犯してますから。
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2002.5.18 |
結局ウィークデーは家でネットに触る余裕もなしか。授業にオーケストラで、日本代表の発表をリアルタイムで見ることもできなかった。あまりの疲れで寝過ごして1限が出られなくなりはじめたりと順調に堕落も進んでいますが。まぁとりあえず、充実した生活を送ってます。
久々の土曜日で少しゆっくり寝て、ヴァイオリンのレッスン帰りに町田へ行く。CDを選んだり、読みたい小説を焦ったり。大学入る前の生活に戻ったみたいで、安心感があった。やっぱり町田はホームタウンだなぁと感じましたよ。
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2002.5.12 |
札幌は柏に1−0で勝ったらしいですね。勝つタイミングの微妙さといい、今日横浜FCに負けて4位になった川崎フロンターレと同じ匂いがしてきたよなぁ。もちろん喜ばしいとは言えそうで言えないですけど。川崎は札幌じゃなかったら多分サポーターになっていたチームでしょうし。
でも、今日も結局オーケストラで冊子の印刷&製本の仕事。引き受けた以上は責任持ってやりたいし、今の優先順位に従ってやっているからサッカーはもうちょっと落ち着くまで我慢、我慢。この分だとワールドカップもあんまり見られそうにない。せめてビデオに取っておいて夏に一気に見るしかないかな。
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2002.5.11 |
ジョン・アーヴィング「熊を放つ」読了。前々から(2年くらい前だったか)読もうと思っていて何度も挑戦したけれど、いつも1/3くらいいったところで挫折してしまっていたものを今回は読みきれた。何がその要因になったかは分からないけど。言うまでもないアーヴィングのデビュー作。確かに後の作品に比べたら洗練されてない感じがするけど、若さと勢いが匂い立つって村上春樹の評は的を得ているよな。ああいう混乱した物語は大好きだよ。
今日もオーケストラの仕事で、明日も引き続き仕事。息つく暇もないっていうのはこのことだよな。とは言え、期限の迫ったレポートもかなり溜まっていて、まったくたいそうな忙しさです。
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2002.5.10 |
大学の授業のレポートを書くために、水道橋の宝生能楽堂へ能を見に行ってきた。同じ時間に東京ドームでは巨人対阪神戦だったらしく人が結構いたが、こっちの方は定員が最大で500人程度のホール。能舞台とはもっと近付きがたい雰囲気を備えたものなのかと漠然と思っていたけれど、器自体がそんなに大きくもないし、建物の中に入っていることもあり普通の舞台だな、という印象だった。
肝心の能は、本当に意外にも面白かった。高校や今受けている授業中にVTRで見た能は例外なく完全に熟睡していたのに、である。もちろんそれは、能そのものの面白さだけのものではなくて高いチケット代を払ったのだから取り返してやろうという打算やレポートを書かなきゃいけないという義務も含めてのものだけど。それに、連日のオーケストラに出ている疲れから回復のためにすっかり親しみつつあるドリンク剤のおかげかもしれない。まぁそんなことはいいとして・・・。とりあえず演目をあげておくと能が「楊貴妃」「春日龍神」、狂言が「入間川」。最初の「楊貴妃」は舞台上の動きが少ないので、少し辛い局面もあったが、途中のセリフにある「比翼連理」についてつらつらと考察を巡らせていたら複式夢幻能の如く夢と現実の狭間が薄れていくうちに終わっていた、ということにしておきましょうか。「春日龍神」は後半の龍神の舞に動きがあって見ごたえがあった。今まで昔の人はあんな緩慢な芸で楽しんでいたのだからのんびりしていたものだ、と思っていたけれど、実際に生で触れると全然違うものだとこういう芸能に関する限り何度となく実感していることを改めて感じた。狂言も素で笑って楽しめるし、大鼓と小鼓がピタッと音が揃ったときの響きは病みつきになりそうに心地いいし、もう何回か行ってみたいと思いますね。
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