謝るということ
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雑想ノート6/26/99より転載
謝罪、そして仲直りというのはとても難しい。
しかし、人間関係を作っていく上でこれほど重要なことも少ないだろう。
上手く謝れる人、というのはすなわちよい人間関係を築いている人であると言ってもい
いんじゃないだろうか。
謝罪する方法というのは相手によって大体3通りに分かれる。
つまり、目上か目下か対等か、である。いちいち細かくは言わないが、さらに年上か年
下かでも分かれることがあるだろう。
以上はタテマエ。実際的にいこう。
謝り方は相手が自分にとってどういう人間かで分かれるのだ。親密な交友がある相手、
利害関係だけの相手、どうでもいい相手。それぞれそれなりの謝り方がある。
でも、どんな相手であっても謝り方には少なくとも二つの大原則がある。
一つは即時性だ。しまったと思ったら正直に、かつすぐに謝る。
もう一つは正当性だ。本当に謝るべきかどうか、考える。謝るべきでないときは確かに
存在する。
つまり、謝罪とは個人の判断力と決断力が問われる非常に難しい課題なのだ。
さて、とはいえ実際には謝る機会を失ってしまうことが結構ある。
悪かったなあと思いつつも何となく言いそびれて、いまさら謝るのもちょっと・・・と
ずるずるといってしまうというのはだれでも経験があるのではないだろうか。
このときの対処は個人的には英語のことわざに頼っている。
Better late than never.
たとえやるのが遅くなったとしても、やらないよりはマシである。