S P E C T R A 発 光 す る 音 た ち
<<back

10/19 SAT @六本木 THINK ZONE 19:00start \FREE

この秋に開かれる「ルーメン・シティ展」会場の独特な空間を利用して、3組のユニークな音楽家が即興演奏を展開します。
電子楽器を駆使してポップと実験音響をミックスするヲノサトル。
ラップトップ・コンピュータで過激な音響テクノを演奏するスリップド・ディスク。
肉声を電子音のように自在にあやつるパフォーマー山川冬樹。
ちょうど光を7色に分解する分光器のように、様々な音の響きを分析し、組み立て、空間に解き放つ異色のパフォーマンス。そこに、佐々木成明、space-to-thinkらの映像がレイヤーされ、一夜かぎりの音の祝祭がくり広げられます。

ヲノサトル (Satoru Wono) ..... computer/electronics
slipped disk (Keiichiro Shibuya+Maria) ..... computer
evala.....
computer/electronics
山川冬樹 (Fuyuki Yamakawa) ..... voice/guitar
佐々木成明 (Naruaki Sasaki) ..... visual
space-to-think ..... visual

1 evala (19:00-19:20)
2 slipped disk (19:30-20:00)
3 山川冬樹 (20:10-20:30)
4 ヲノサトル (20:40-21:00)

ヲノサトル (Satoru Wono) ..... computer/electronics
明和電機や小川範子などポップスのプロデュ−ス、クラブDJやリミックスから『ヲノサトルの甘い作曲講座』や『200テクノ/エレクトロ』などの執筆まで、様々なジャンルで活動。『独身者の機械』('88 日本現代音楽協会作曲新人賞)をはじめクラシック分野での作曲作品も多数。また『SonAmbiente』('96ドイツ)『Festival Beyond Innocence』('98 神戸ジーベックホール)など、国内外での即興演奏歴も長い。最新CDは『弦楽四重奏曲』('02 STEINHAND)

slipped disk (Keiichiro Shibuya+Maria) ..... computer
今秋 ATAKレーベルからのデビューCD発売を控え、実験性とグルーヴの共存するサウンドで熱狂的な支持を集めるラップトップ・デュオ。
渋谷慶一郎は東京芸術大学在学中より現代音楽からポップスまで横断的な活動で注目を集め、98年ミニアルバム「end」を発表。映画「MONDAY」サウンドトラック、高橋悠治やオノセイゲンらとの共演、カールステン・ニコライ展でのライブやテクノクラブMANIAC LOVEへの定期的出演など、精力的な活動を展開。
mariaはモデルとして多数の雑誌、ファッションショー、広告などに出演するかたわら、DJとしても音響テクノを中心としたクールな選曲で話題を呼ぶ。

山川冬樹 (Fuyuki Yamakawa) ..... voice/guitar
クラシックギターを尾尻雅弘に師事。多摩美術大学大学院修了。学生時代より様々な音楽活動を行う一方、声、身体、記憶をテーマにサウンド/ビデオ・アーティストとして音響/映像作品やインスタレーションを制作。「明滅するイメージCOMMUTATION展」('99 横浜国際写真祭)「ふくいビエンナーレ8〜身体と記憶」('99 映像部門入賞)他、展覧会多数。歌い手としては2001年「第一回日本ホーメイコンテスト」でグランプリおよび観客賞を同時受賞。現在は倍音歌手として独自の活動を展開している。

佐々木成明 (Naruaki Sasaki) ..... visual
パフォーマンス・グループ「パパ・タラフマラ」の映像演出をはじめ、ビデオゲーム、デジタルコンテンツ、プロモーションビデオ、CMなどの分野でディレクターとして活動。映像作家としても、これまで「ヨーロピアン・メディアアート・フェステイヴァル」('90ドイツ)「芸術表現としての場」展 ('93 広島現代美術館)「ビデオアートの25年」展('97 東京都写真美術館)など国内外の美術館でメディア・アート作品を発表。武蔵野美術大学助教授。

space-to-think ..... visual
ロンドン出身・東京在住のグラフィックデザイナー/フォトグラファールシンダ・ノーブルとインタラクションデザイナー ヘンリー・ニュートン−ダンのコラボレーションによるユニット。アブストラクト・日常・再解釈をキーワードに作品を制作・発表している。空間インスタレーション、オンラインでの作品、グラフィックデザイン、映像や写真など、表現を媒介する手段は多様だが、今回の映像は音楽に即してリアルタイム操作で上演される。