2006.6.9
小沢さんに期待す




増田さん、私はあなたの相棒として、敢えて反対意見を述べたいと思います。

私はもう一度小沢さんに期待したいのです。

小沢さんがこれまでに失敗を繰り返して来たのは増田さんが言われる通りです。

軽いお神輿を担いで陰で操ったり、政党を作っては壊す繰り返しであったり、剛腕と呼ばれるその手法は

トライ&エラーの繰り返しであったと思います。

これらは小沢さんが余りにも若くして最高権力に近付いたため、時期尚早のため、反対勢力を叩いたり、

てなづけたりの経過手段だったと思います。

小泉さんにしても自民党を離れては何も出来ないから、内部にいて権力を握ったのではありませんか。

でもその出来る範囲は極めて限定されました。


小沢さんは自民党から出ることが改革の根本だと考えて、当初に党を飛び出したので、いくつも茨の道を

辿らねばならなかったのだと思います。しかし今回が最後のチャンスです。

小沢さんもこれまでの失敗を踏まえて、本気で取り組んでいるでしょう。


「自民党を政権の座から遠ざけること」

…政官業癒着を解消して改革の実をあげるにはこれしか方法はないのです。


前回の細川政権のときには、自社さのような禁じ手が出たために、折角政権を離れた自民党が1年足らず

で復権して、世の中は変わりませんでした。

ある程度長い期間、自民党を政権から遠ざけるのが肝要なのです。

民主党は頼りなくてもその間一所懸命に改革に励めばよいのです。

社会党、共産党が出過ぎないように小沢さんが抑えなければなりません。

ある程度の期間、政権から遠ざかっていれば、自民党も浄化作用が働きます。

そうすれば、自民・民主両党で正しい二大政党政治が出来るようになるでしょう。


「小沢さんを信用できない」という見解を述べれば、守旧的な一般有権者の多くが、

「やはり自民党のままが無難か?」などと自民党離れが進みません。

それでなくても昨年の郵政改革選挙の結果として、現在自民党が何でも出来る体制を持っている危険性を

解除しなくてはならないと思います。先ず参議院から手を打って、次は衆議院と自民党を排除するべく、

小沢さんは手を打っていると見るべきです。

小沢さんを支持しましょう、期待しましょう。                              島 健二さんより





2006.6.10
読者の皆様へ

人間が百人いれば意見は百通りあります。

民主主義はその百通りの意見の最大公約数を求めようというものでしょう。

「民主主義はよくない。しかしほかの制度よりは増しだ」とチャーチルさんか誰かがいったと思います。

私もそう思います。欠点のない人間はありません。欠点だらけの人間が集まっている以上、多数決で行く

しかないのでしょう。


観光船で「おーい、人魚が泳いでいるぞ」といったら皆一斉に船の片側に寄ったので、船が転覆したとい

う話があったかなかったか。人魚が泳いでいるわけがないと、バランスをとるため反対側に移動した人も

いたのでしょうね。


ただ一つだけ付け加えておきたいことがあります。

衆議院は任期が4年。解散もありますからどう振れようとさほどのことではありません。

一方参議院は任期が6年でしかも半数の改選。

衆議院なら地滑りがあっても4年経てば全部リセットされますが、参議院はそうは行きません。

地滑りの効果は6年続きます。3年後に反対側に地滑りして、やっとパーにしかなりません。


私の意見に反対のお考えを表明された方があったのはよいことです。

私の見解は前に書いた通りで、今でもそれは少しも変わっておりません。

私の書いたことで、船がひっくり返るほど意見を変えるような方がおありになるわけはありません。

私はいうまでもなく賢い男ではありません。どうぞ皆様にいろいろ教えて頂きたいと思います。                     

                                                                                 増田次郎


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