2017.1.14
豊洲市場騒動に思うこと



豊洲市場は昨年末にスタートするはずだったのですが、わけのわからないことになっています。

建物の下にすべて盛り土をするという前提になっていたのに、それが守られていなかった。

しかも担当者はあらゆる機会に盛り土をしていると嘘をついています。

嘘をついたのは決して許されないことです。


しかし地下空間がなかったら下から危険物質が地表に現れるまでに何年かかかっていたでしょうね。

もし地下空間がなかったら都民は危険物質に汚染された食品を食べさせられていたはずです。

地下空間を設けてそこで測定するというのは考え方としてはせいかいだった思います。


嘘をついた人が責任を取らされた。

しかしもりどの上に建物を建てるという結論を出した第三者委員会が、その欠陥提案の責任を取ったという話は聞いた

ことがありません。盛り土で危険物質が地表まで来る心配がなかったのでしょうかね。

学識経験者の皆さんにそのことをお尋ねしないといけないのではありませんか。

そこまで考えていなかったとすれば,都の処罰された役人にお陰様で非難されないで済みましたと一言あるべきではな

いでしょうか。

私はそういうことを考えない(もしかしたら都の役人に罪を着せた方が自分の立場に有利だと考えた)人はけしからんと

思います。都の役人は都知事の部下です。 部下の不正を許さないのは長として辛いことのはずです。

しかしこの人の態度からは部下を守ろうとする気持ちが考えられません。もともとの有識者会議の出した盛り土の案につい

ては見直さない。間違った結論を出した人たちについては何もせず、じぶんのぶかである役人にすべての罪を着せて世間に

おもねる姿勢を私は憎みます。


この人は都民第一といっています。

都民第一ならもともとの有識者会議の話に触れないのはおかしい。部下の都公務員の士気を考えない人が都民のためを思って

いるとは思えないのです。この人にとって都知事とは自分の政治家としてのキャリアーアップの一つのステップなのではない

かと思えるのです。


都知事閣下はどうお考えでしょうか。

閣下の目には入らないでしょうが知事の胸の内を忖度しているにんげんがいることをお忘れなく。

私は小池さんが自分の部下の責任だけを追及し、世論におもねり自分だけ正義の味方がおをしたと思っています

都知事は自分の部下を守旧派として議会の自民党と一緒くたにしてたたく道を選びました。

自分は国政に戻る。  第三極になる。  市民党には未練はない。  進退伺を出してある。

あとは自民党が決めること。  上手いことを考えたものです。


折よくオリンピック委員会会長の森さんは恰好の憎まれ役。

風見鶏の小池さんの読みは見事です。マスコミの流れを利用して次のジャンプ先は国政。

そうは問屋が卸さないことを非力な私が皆さんにわかってもらおうと思うのは無理でしょうかね。
                                             目次へ