2016.12.1
天皇陛下のご譲位問題
天皇陛下がご自身の高齢化と象徴としてのお仕事から退きたいと決意を明らかにされてから随分日数が経
ちました。いろいろな有識者がどうするのか「小田原評定」を続けています。
有識者は宮中の故実に詳しい人や憲法学者が選ばれているのでしょう。
しかし皆さん陛下よりずっと若い人ではないでしょうか。
選ぶなら高齢の有識者を選ぶべきだったのではないでしょうか。
天皇陛下といえども人間でいらっしゃいます。私は陛下より5歳年長の88才の老人です。
私の家内は85才ですがアルツハイマー病で私の顔も、息子の顔も、孫の顔も全く認識できません。
私の最大の心配は長生きをしすぎて認知症になることです。
認知症にならなくても下のしまりが悪くなり、いつも心配しています。
人様の前で無様なことにならないか心配しています。 人前に出なければそれでよいのです。
陛下は公人。
陛下から勲章を頂く。あるいはお招きを頂く。国民にとっては最高の名誉です。
有識者のように晴れがましい席にいつも出ている人には庶民の気持ちは理解できないでしょう。
摂政殿下から勲章を頂いた。摂政殿下の花見の宴に出席できた。もちろん名誉です。
でも陛下から直接よりは庶民としては喜びが違います。
世の中に定年のない仕事は存在しません。
生涯現役を願っていた私もついに引退を申し出、承認してもらいました。
陛下が引退を口にされた。 よくよくのことです。
83才。大変な長寿でいらっしゃいます。
人間でいらっしゃるから、それは毎日のお勤めが大変なのはわかります。
手を抜けばよいというのは陛下に対して誠に失礼。不忠この上ないことだと思います。
陛下のご意思を尊重申し上げ、速やかに幸せな老後をお楽しみいただけるよう政府各位のご尽力をお願い
するものです。 目次へ