2016.7.25
チャイナリスク
私は8月20日に米寿を迎えます。太平洋戦争が始まったときは中学1年生。
日中戦争が始まったのは私が小学校3年生の時でした。 その当時のことは鮮明に記憶に残っていました。
もちろん私は私より6才年上の兄と同様軍国少年でした。
「満蒙は日本の生命線」「米英何するものぞ」 「八紘一宇(世界は一つの屋根の下)」 「撃ちてしやまん」
今考えれば無意味なスローガンですが、当時は本気で同感していました。
父は総合商社の社員でした。
日米戦争などとんでもないこと。 戦争すれば必ず負ける。 私たちは父が非国民だと思い軽蔑しました。
結果は今更申し上げるまでもありません。何の根拠もなかったスローガンは全くの間違いでした。
中国は歴史に学べと盛んに言っています。
私はその言葉をそのまま中国に返上したいと思います。
「満蒙は我が国の生命線」=「南シナ海は中国の核心的利権」
何の根拠ももなくよその国の権利を踏みにじるのは往年の日本軍部の主張そっくりではありませんか。
昭和16年(1941年)当時日本はABCD(米国、英国、中国、オランダ)の包囲網から圧力を受け、日中戦争の
泥沼化で苦しんでいました。 やけくその開戦で半年間勝つのが精いっぱい。
後はワンサイドゲームで惨敗に至ったことは、今更言うまでもありません。
中国は軍国日本とそっくりな路線をまっしぐらに進んでいます。
今更路線を変更できないのは、当時の日本とよく似ています。
ぎりぎりの瀬戸際戦術で米国と対峙しています」
米国ないしは同盟国側の軍用機、軍艦に1発でも撃ったら、戦争が始まるかもしれません。
恐ろしいのは当時の日本国民と同様、中国人が自国の軍事的優位を信じていることです。
妥協したら共産党への不信感が抑えられなくなる。中共独裁の正当性が失われる。 かつての日本軍部の主張とそっくりです。
このままで行けばおそらくはどこかでバカが1発撃つでしょう。 時間の問題だと思います。
戦争は嫌です。
日本が戦場になる可能性が否定できません。
習近平さんを死刑にしても国土が荒れ果てたのが回復はしませんし、巻き添えで死んだ人たちは生き返りません。
私たちにできることは中国人に日本人の良さを知らせること。自分の政府が間違っていることを納得させるしかありません。
彼らに絶対勝てないこと、負けたら取り返しがつかないことを知らせなければなりません。
勝っても負けても戦争は悲惨な結果をもたらすこと。 戦争で儲けるのは邪道だということ。
これを彼らに教えなければいけません。
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