2016.5.4
野党の責任
8月には参議院の選挙があります。
野党は盛んに安倍政権の暴走を止めないと日本は再び戦争をする国になると主張しています。
国民は果たしてそれを正しいと思っているのでしょうか。
私は現政権が言論の自由を否定しているとは思えません。
野党や朝日、毎日、東京その他のいわゆる革新系マスコミは言いたい放題。
言論の自由を圧迫されていると主張する評論家、コメンテーター、学者の人たちも自分の主義主張と違う人を
まさしくコテンパンにやっつけています。
戦前のことを少しでも知っていれば、あれが言論の自由を奪われている社会のことかどうかよくわかるはずです。
共産党がどういう組織か、私はわかっているつもりです。
私が早稲田の高等学院1年生のとき、休憩時間の教室に3年生が数人入ってきて「これからは共産党の時代だ。
俺は制服を見ればわかるように海軍兵学校の1号生徒だ。みんなよく考えろよ」とぶってゆきました。
私の同級生は90%が陸士、海兵、または高等商船学校からの復員者でした。
その連中が「ああいうやつらがいたから日本は戦争に負けたんだ」と彼らをののしりました。
私は言論の自由を否定する点で、右翼と左翼は共通点があり両極端には相通ずるところがあると確信しています。
皆さんは中国に現在言論の自由があると思いますか。戦争中の日本と同じではありませんか。
戦前の日本はほぼあれと似たような状態でした。天皇陛下は上御一人と崇められました。
しかし実際は実権を握っていたのは一部の陸軍軍人でした。これが武力を背景にして自由主義者はもちろん自分と異な
る考えを持つ人間を弾圧し、自分の考えで国を動かしたことが大日本帝国滅亡を招いたことは間違いないことです。
当時の軍人と現在の野党政治家には共通点があります。その第一が自分の考えと異なるものは悪と決めつけていることです。
社会で現実におこっていることを○か×かで判断するのは非現実的ではありませんか。
歴史的には生物の「進化論」も天文学の「地動説」も弾圧されていた時代があります。
現代では当たり前なことでも、昔は当たり前でなかった時代がありました。
宗教裁判で魔女がりにあった人もいたのです。 シールズの行動は議会政治を否定するものではないでしょうか。
野党は安倍さんの政策を暴走だと言っていますが、一方的にそれを主張してよいのでしょうか。
私は安倍さんにも至らないところがたくさんあると思っています。
しかし世の中に完全無欠な人がいますか。
私はそんな人をいまだかつて見たことがありません。
自分と主義主張の異なる人を罵詈罵倒する。そういう人を私は怪しい人だと思います。
戦争中自分と異なる主義主張をする人を非国民、売国奴と非難した人々とどこが違うのでしょう。
10年後、20年後もこの人たちの主張が正しいとはおもえません。
それを独善的に主張している人たちは怪しいと思わざるを得ないのです、
あのひと達が政権を取ったとき言論の自由が保証されるとは思えないのです。
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