2016.2.6
米中戦争は避けられるのか




最近の中国は大分変調をきたしているようです。

   1.設備過剰、在庫過剰で経済がおかしくなっている模様。

   2. 株価が下落して、投資している人たちがかなりの損失を被っている模様。

   3. 人口減少、少子高齢化が大変な勢いで進んでいる模様。

   4. 都市戸籍を持っている人と農村戸籍の人の格差がひどいらしい。

   5. 習主席はアフリカなどで援助の大盤振る舞いをしているが、国民はそんな金があったらこちらに回してほしい

       と不満を募らせているらしい。

   6. 香港の政府批判書籍販売店の弾圧など、言論弾圧が強化されている模様。

   7. 米国大統領選挙でオバマ政権がかわることによる国際関係の悪化

   8. チベット、ウイグルなど少数民族の不満が拡大しているらしいなどいろいろな懸念材料が考えられます。

長年の一人っ子政策は中国の人口構成をいびつなものにしました。二人目を生んだけれどペナルティが払えず無届、

無戸籍の国民が多数いるのだとか。また農村戸籍の人が都会に出稼ぎに来てその子供がまともな教育を受けられず、

不良化しているとも聞いています。 言論統制が厳しいのは、かつての軍国日本とよく似ています。

私はその時代を知っているので、今の中国の内情が想像できます。


中国には特権階級がいるそうです。太子党といわれる人たち。トウ小平さんの一族などが良い地位にいるそうです。

どこまでが真実かよくわかりませんが、民主国家でないのですから当然不平等はあるでしょう。

外交官や軍の幹部は強面ですが、こんな矛盾を抱えて米国と戦争ができると思っているのでしょうか。

オバマさんは臆病ですがないことはあり得ません。

アメリカ人はオバマさんの弱腰にかなり不満なようです。そうでなかったらトランプさんのような人に支持が集まるとは

思えません。来年は強いアメリカが復活するでしょう。中国の知識人がそれを考えていないとは思えません。

今の中国には内憂外患という四字熟語がぴったりだと思います。

習近平さんはこの難局にどう対処するのでしょう。 あの人は本当に中国の皇帝なのでしょうか。

軍の操り人形だったとしたら。軍人の、特に青年将校の言いなりだとしたら。軍人には視野が狭い人が多いと思います。

それは軍人の悪口ではありません。軍人は戦争の専門家であるべきです。

なまじ政治的な感覚を持たれたら、戦前の日本陸軍と同じ過ちを犯します。

私は中国の軍人、特に青年将校が戦前の日本陸軍と同じように政治を支配しているのではないかと心配しています。

もしそうだとしたら米中戦争は避けられません。
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