2015.9.22
わかりやすい政治が必要
何事もそうですが話はわかりやすくなければいけません。
昔誰かの随筆で読んだことがあります。
哲学はなぜあんなに難しいんだと聞いたら、哲学者先生が「やさしく話したら飯が喰えなくなる」と答えたそうです。
これは冗談でしょう。 しかしいろいろな契約を読むと、細かい活字でわかりにくいことが書いてあります。
年寄りは読んでもチンプンカンプンさっぱり分かりません。かみ砕いて教えて貰わないと、どういう行為がこの契約
に違反するのか、違反したらどういう目にあうのか分かるわけがありません。
法律は国家と国民の間の契約書だと思います。
しかし契約同様ややこしい法律を、全国民に読ませようなどというのは無茶な話です。
憲法違反だといって騒いでいますが、恥ずかしながら私も全部を読んだことはありません。
読んでもいない憲法に違反しているなどという議論は、国民にとっては理解不能です。
憲法の前文だけはは私も読んだことがあります。
うろ覚えですが平和を愛する諸国民を信頼して武力を持たない、戦争をしないというようなことが書いてありました。
70年 近くたつと憲法の掲げる理念と現実とはひどく変わるものです。
中国が原爆や大陸間弾道弾を持ち、南シナ海の岩礁を埋め立てて軍事基地を建設するなんて誰が想像したでしょうか。
当時アメリカの占領軍は、日本との戦争は二度とご免だと思っていたでしょう。
しかし将来を全く読み違えていました。
改憲が不可能になるように酷い制限を課したのが、最大の誤りだったと思います。
次はこの現実離れした憲法を改正しなければいけません。
そのためには直ちにその準備をすべきです。やらなければいずれまた今度のバカ騒ぎを繰り返すことになります。
どういう形でやるか衆知を集めなければいけません。始めなければいけません。
今の憲法のどういう点が問題なのか、一度に全てを変えるのは無理でしょう。
国民がその通りだと思うことからスタートすべきです。
またぞろ戦争が近づくと国民をあおる人が出るでしょう。 その人たちを少数派にするしかありません。
今の憲法のよいところは言論の自由が保障されているところです。
思想言論の自由があれば、戦争が起こる危険はほとんどないと思います。
世界でもっとも戦争が嫌いなのは日本人です。 私も戦争だけは避けたいと思います。
しかし言論思想の自由がなくなるとしたら、戦争をしてもこれは守らなければならないと思っています。
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