2015.7.24
どうして安保法制を戦争法案というのか解らない



日本は絶対に戦争をしません。

こちらから戦争を仕掛け無差別爆撃を食らったら、狭い国土に人口が密集しているのですからひとたまりもありません。

向こうから戦争を仕掛けられても大いに困ります。


今回の安保法制は向こうが戦争をしかけたら、危ないと躊躇させるためのものです。

日米同盟がしっかり機能していたら、恐らく世界中にこれに勝利できる国はないでしょう。

日米同盟軍と戦って負けたら戦犯として裁かれることは間違いありません。


日本が前の戦争に踏み切ったのはABCD包囲網で、石油や石炭や、鉄鉱石など完全に締め付けられたからです。

最大の脅威である中国は自由貿易を満喫しています。周辺でやりたい放題の力による拡大を進めています。

追いつめられようとしているのは日本やフィリピン、ベトナムなどです。


フィリピンは70年前日米の激戦で国内が全て廃墟になりました。多くの犠牲者を出しました。

終戦後反日意識の非常に強い国でした。 しかし今では日本の再軍備大賛成だと言っています。

それは中国が南シナ海を我が物顔して、フィリピンとの領海要求など歯牙にもかけていません。

恐ろしいのは中国の拡張主義。一度追い出した米軍を再度誘致し、中国から国を守ろうとしています。


ベトナムはかつて米軍と激闘して、遂に南ベトナムを滅亡させました。

このとき北ベトナムを支援したのは中ソです。 今ベトナムは南沙諸島で中国と争っています。

ベトナム戦争の後、中国がベトナムに侵攻したのを覚えていますか。

ベトナムは共産政権の国ですが、今では中国と対立しています。


米国は我が儘な国です。

国益第一の国です。 貿易面ではきつい要求を突きつけてきます。 しかし民主主義国です。

ベトナム戦争の時も国内に反戦主義者を大勢抱えていました。しかし弾圧したという話は聞いていません。

戦争をして戦死者が出ると弱い国です。


中国は戦争を始めようとして、戦争反対を唱える人が出たら当然弾圧するでしょう。

中国人の大半は戦争をしたがってなどいないでしょう。

しかし最高指導部が戦争だと言ったら、民衆は逆らえないでしょう。 弾圧されるから。

チベット族やウイグル族がどういう目に遭っているか見てご覧なさい。

香港の住民が自由を守るためにどのくらい頑張っているか。


中国と結んで日本を民主主義国から圧政国家に変えようと考えている人が大勢います。

憲法学者、野党の政治家など何を考えているのか。

共産党が政権を取ったらどうなるか、かつてのソ連衛星国を見れば解ります。 よく考えてください。

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