2015.7.6
再び安保法案審議について



議会は議論をするためにあるのです。衆議院選挙で国民が多数党を与えた政党が提案した法案を多数党の横暴だといって、

委員会を暴力で開けないようにしたり、審議拒否をするのは民主主義の否定だと思います。

議会で反対しても自分の党の主張が通らないなら、倒閣運動をしてもう一度選挙をしろと言うのが筋ではないでしょうか。


民主党の岡田代表は集団保証は認められないと言っています。

米国を標的にするミサイルを打ち落とす必要はないと言っています。

それでは日本を標的にしたミサイルを米軍は放置してもよいことになります。しかも安倍政権が提案するから集団保証に

反対なので、将来はまた別だと言っています。 そんなことが米国民に受け入れられると思っているのでしょうか。

米国民の命も日本人の命と同じように尊いものです。よく考えてものを言ってもらいたいものです。

アメリカにも岡田さんのような人がいるでしょう。日本人がどうなろうと米軍が戦う必要はないという人が増えれば、

日米同盟は空洞化し、中国政府は日米各個撃破なら勝てると考えるでしょう。


安全保障法制は日本が戦争をするためのものではありません。侵略をされないためのものです。

日本には原爆もなければ、大陸間弾道弾もありません。外国を侵略するための武力はありません。

国民の誰が戦争をしたがるでしょう。私も戦争はまっぴらご免です。日本を敵国だと思っている人々が攻めてきて、

われわれの富を奪い、われわれを圧政の元に置くことを恐れているだけです。


中国はベトナム戦争の終結から数年後にベトナムに侵攻したことがあります。ベトナム国境から侵入して撃退されました。

南ベトナムを粉砕して ベトナム統一ができたのは誰のお陰かとの驕りが原因の侵略だったと思います。だからベトナムは

かつての宿敵アメリカと和解して、中国の南シナ海自国領土化に抵抗しようとしているのです。

皆中国の無法を恐れています。フィリピンもマレーシアもインドネシアも同じです。

日本人だけが平和国家だと言っていれば平和でいられると信じています。野党の無責任な主張に騙されてはいけません。


自民党員は自分たちの言動が国益におよぼす影響をよく考えて貰いたいのです。野党は内心自民党の言っていることが

正論だと解っているはずです。諸君の発言を利用して審議を妨害することに専念していてます。

沖縄の既存新聞の主張は確かに偏向していますが、彼らをつぶすのでなく新しい新聞を出して彼の欺瞞を明らかにして

行く道をとって貰いたいものです。沖縄を二度と戦場にしないため、那覇市に第二の天安門事件を起こさないために。


もう一度申し上げます。自衛隊は抜かずに相手を威圧する日本刀です。相手が恐れて日本への侵攻を思いとどまらせる

ための剣です。正義の戦争などありません。相手はこちらに攻める意志をはっきりさせているのです。

そうでなければどうして航空母艦が必要なのですか。 南沙諸島に軍事施設を作る必要があるのですか。

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