2015.5.18
これから日本を守るために
今自民党が防衛2法を制定しようとしています。
日本国憲法には平和を愛する近隣諸国の好意に依存して軍備を持たないというような趣旨のことが書かれています。
憲法を守ろうと言っている人たちは、近隣諸国のすべてが平和を愛好していると本気で思っておられるのですか。
政府は名指しで言うのを避けていますが、中国は明らかに重武装して力で日米との対決姿勢を示しています。
テレビによるとフィリピン大統領は日本の防衛力強化は大歓迎だと明言していました。
かつての戦争で国土が戦場になったフィリピンは一番迷惑を被った国でした。
その国は今では大の親日国で謝罪も何も求めていません。
日本は今まで70年間何度も謝罪を続け、色々な援助も重ねてきました。
これからも友好国に対しては、日本は頼りになる近隣諸国としてその繁栄を助けるでしょう。
近隣諸国が日本の防衛力強化を喜んでいるのに、日本国内には反対を唱えるひとがすくなからずいます。
一番それを喜んでいるのは誰でしょう。 日米が合体されると武力で圧倒するのは難しいはずです。
一国ずつなら何とかやっつけられるかも知れない。
アメリカがそっぽを向いてくれれば、日本は継戦能力が小さいから一方的にやっつけられるはず。
中国軍が、中国政府が、各個撃破なら勝ち目があると思うのは必至です。
日本が米国の軍隊を守らないと言うなら、米国人はどうして日本人のために血を流してくれるでしょう。
米国人の思いをどうして想像できないのですか。 米国人も戦争が嫌いなのは日本人と同じです。
だからイスラムステートとの戦争に地上部隊を派遣しないのです。
もうイラクやアフガニスタンの時のように軍隊は出しません。
米国の戦争の巻き添えになるという説をまじめに言っている人が大勢います。
国会議員ともあろうものがこんな明白なことが分からないとは思いたくありません。
しかし現実はそうではありません。 政府の口からはこんなむき出しな話はできないでしょう。
私は遠慮なく言わせてもらいます。
誰でも戦争はイヤです。 私もまっぴらご免です。
まっぴらご免だと言っても、日本では逮捕される心配はありません。 だが中国は違います。
政府の方針に反することを言ったら、刑務所に入る覚悟がなければならない国です。
自分の国の国民を平気で迫害する国です。あの国の軍隊はぎりぎりのところで日本に喧嘩を売ってきています。
大砲の照準を自衛艦に、空自の飛行機にあわせています。
昔の帝国陸海軍なら間違いなく戦争がはじまっていたでしょう。
自衛隊は絶対に必要のない限り、こちらから発砲することを禁じられています。
日本の自衛隊は昔の陸海軍と違って、総理大臣の指揮下にあります。
昔は統帥権は全て天皇陛下に直結していて、内閣や国会は口を出せない存在でした。
嘘つきに騙されてはいけません。 背後で喜んでいるのは誰か、中国軍の首脳でしょう。
もう一度書きます。
私は昭和3年生まれですから、戦争の悲惨さは身にしみて感じています。 力のないものは敗戦国になります。
しかし戦勝国にもなりたくありません。 勝っても負けても戦争は悲惨です。
戦争がご免だから刀を抜かずに、相手の戦意を失わせなければならないと思うのです。 目次へ