2014.8.23
日本人の中にに戦争をしたい人がいますか? (T)
朝日新聞の「従軍慰安婦」誤報事件についての自己批判? が話題になっています。
戦前から朝日新聞は知性の新聞として定評がありました。それがいつの間にかおかしな新聞になりました。
昭和40年代の半ば頃だったと思います。
朝日新聞は「くたばれGNP」というキャンペーンを打っていました。
私は当時岐阜県の中津川の製紙工場に勤務していました。
朝日新聞は連日のように木曽川支流の上流にある製紙工場からの汚水排出をたたいていました。
それがある日突如としてその記事が出なくなりました。
名古屋通産局の職員が、ある日私の工場に用務で出張して来られました。
雑談でその方にこの話をしたところ「公害でたたいた工場の中に紙型用紙の工場があります。
あの工場がストップしたら新聞発行ができなくなります。だから新聞でたたくのを止めたのですよ」
私は中部読売新聞ができたのを期に朝日購読をやめました。
今あちこちの新聞で「集団自衛権」で日本はまた戦争をする国になると叫んでいます。
本当にそう思いますか?
私は日本が戦争に巻き込まれるのは絶対ご免です。
私が生まれたのは昭和3年。満州事変が起きたのは昭和6年。 全く記憶にありません。
いわゆるシナ事変が起きたのは昭和12年。小学校3年生の時でした。大場鎮陥落で旗行列をしました。
南京陥落。脇坂? 部隊一番乗りなどと勇ましい話を聞きました。
これが日本が泥沼に落ちる前兆だとは全く思いませんでした。 新聞はもちろん進め進めの一本槍でした。
真珠湾攻撃の昭和16年は中学校1年生の時。
日本は中国大陸の戦争が泥沼化し、物資は何でも配給で次第に国民の生活は苦しくなっていました。
バスは木炭自動車。坂道を上るのは大変でした。 ガソリンの一滴は血の一滴という標語がありました。
昼休みに校庭で宣戦の詔勅の放送を聞きました。
帝国海軍はハワイ真珠湾に決死の空襲を行い、米国太平洋艦隊に大損害を与えた。
勝つぞ勝つぞ。ラジオから軍艦マーチや敵は幾万ありとてもを聞く度に勝った勝ったと喜びました。
初めはよかったけれど、昭和17年の半ばから何となく怪しくなりました。
負け戦だなというのは何となく分かりました。 海ゆかばの悲壮なメロディが頻繁に聴かれるようになりました。
昭和19年にはサイパン島が陥落。
昭和20年には空襲が始まり、さすがの軍国少年もこれは大変だと思いました。
8月15日の玉音放送の前に、一般人の耳にも日本降伏の噂が流れていいました。
問題は戦局が絶望的になっても、その情報は強引に一般国民の耳には入れないよう厳重な情報統制が行われていました。
今の日本では考えられないことです。
しかし中国ではどうでしょうか。
中国で中央政府の、共産党の悪口が言えますか。 言ったら逮捕されて拷問にあうでしょうね。
戦前の日本と同じです。
日本の総理大臣が戦争すると言ったら、全国民からノーと言われるでしょう。
しかし中国の習近平さんが言ったら、恐らく戦争が始まるでしょう。
中国は民主主義国ではありません。 軍人の権限は非常に大きい。
戦争に勝つと思ったら、必ず来ます。
力は正義。
アメリカ恐れるに足らず。
中国の軍用機が米国の軍用機に異常接近している。
米軍が1発撃ったら戦争が始まる。
戦前の日本は満蒙は日本の生命線だといっていました。
中国は尖閣は中国の核心的利益だとか言っています。
戦前の日本軍と同じです。
勝つと思ったら必ず来ます。
死ぬのは兵隊さん。将軍は勝てば絶対に死ぬ心配はない。勲章がもらえる。偉くなれる。
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