2013.1.1
前途に光明が…


平成24年も後4時間足らずで終わります。

いらいらする1年間でしたが、最後に来て前途に光明が見えるようになりました。

この1年間を振り返って感じたことを少し書かせて頂こうと思います。


1.野田前総理大臣のこと

 野田さんの正直は本物でした。解散したら負けることはご本人も十分ご承知だったと思います。

  民主党にはろくな政治家はいませんでした。大臣の首をいくらすげ替えても、総理の足てまといになる手合いばかり。

  大体幹事長がひどい代物で、総理の足を引っ張るばかり。もっとよい仕事ができたはずの野田さんが何もできずに退

  任することになった責任は、あの悪党幹事長が負うべきだったと思います。  前無能文科大臣が選挙に落ちて、

  やけくそ解散だと毒づいていましたが、私には無能・汚職政治家一掃解散と映りました。

 株が上がったのも円が安くなったのも、野田さんが解散してくれたからこそです。

  鳩山、菅の両氏だったら絶対に任期一杯政権にしがみついたでしょう。

  野田さんには将来是非復活してもらいたいと思います。


2.原発即時停止キャンペーンの無責任

 現在活断層の上にある原発の調査ばかり一生懸命やっているように見えます。

  しかし経済を再生するには、問題のない原発の運転を急ぐべきではないでしょうか。運転中の大飯原発に問題がある

  なら、これは調査をしなければならないでしょう。大飯を除けば、今は停止していて問題がなさそうな発電所を先ず

  運転したいものです。今天然ガスの輸入で貿易赤字が増えています。国の経済が血を流しています。

  出血は一日も早く止めなければいけません。原発を止めたら電力料金は間違いなく上がります。電力多消費産業は

  全部国際競争力を失ってつぶれます。かつてアルミ精錬が水力発電を持っている会社を除いて全滅しました。

  幸い日本国民は賢明で、国民を騙して当選しようとした多数の悪徳政治屋を落選させました。

 核廃棄物をどこに捨てるかも問題になっています。九州や北海道には昔沢山の炭坑がありました。

  この炭坑跡の廃坑に廃棄物を埋め戻すことはできないものでしょうか。

  地下水の汚染などさまざまな障碍があると思いますが、かつて海底にも沢山の炭坑がありました。

  釧路地区や九州の端島などがそうです。ここを活用できないものでしょうか。


3.議員定数の削減

 これは容易なことではありますまい。代議士諸先生が一番恐ろしいのは選挙に落ちることです。

  私が労働組合員だった当時、スローガンの一つに合理化反対がありました。合理化即首切りと、とらえていたから

  です。国政といえども合理化は絶対必要です。議員さんの歳費は工場労働者の給料とは比較になりません。

  税金を払う国民としては、国会議員の合理化反対を黙って見ているわけに行きません。景気回復、東北被災地復興

  など当面の緊急課題にめどがついたなら、国会は是非この問題に取り組まなければなりません。

   次の選挙は必ず新しい定数で選挙をやってもらいたい。
 
   選挙制度はどう変えても完全に公平な制度はあり得ないと思います。人口が少ない地域から選出される議員を減ら

   すことは公平なように思えますが、その結果地方の人口がさらに減ったとするとこれにも問題がありそうです。


4.最近の中国の行動と憲法改正・再軍備

 最近の中国との尖閣トラブルを見れば、現在の憲法はあまりにも現実離れしています。

  中国・北朝鮮が平和を愛好しているとはとても思えません。殺人や強盗がいなければ世の中は平和ですが、現実は

  そうではありません。最近の中国の行動は70−80年前の日本、ドイツ、ソ連などの姿勢とそっくりです。

  当時の日本はまだしも八紘一宇と称して旧欧米植民地の解放をうたっていましたが、中国は自国の利益のことしか

  言っていません。中国の圧力を受けている東南アジア諸国と協力して、米国の後援を受け中国に対抗しないと東南

  アジアは中国の属国に成り下がります。憲法を改正して自衛隊を国防軍に変えないと、日本はチベットになります。
 
 私は中国の政治家の愚かさに呆れています。かつて日本人は中国にある程度親愛感を持っていました。

  しかし最近の侵略的な言動で日本人は中国に対する親愛感を全く失ってしまいました。日本を完全に敵に追いやって

  しまい、自国民に反日教育を徹底的に行い国民同士の反感をバックできないところまで持て来てしまった。

  それが中国に利益になると思っているのでしょうか。毛沢東、周恩来、ケ小平など初期の中国政治家ならこんな拙劣

  な外交はしなかったでしょう。

 このままでは中国は戦争に突き進むでしょう。過去の歴史に学べと盛んに言いますが、それはまず中国政治家が学ば

  なければならないのです。世界を敵にして戦ったものの末路は明らかです。日本は彼らの無法な行動に備えなければ

  なりません。かつて日本は国防のために国民が献金していました。今この制度ができたら私も貧者の一灯を捧げたい

  と思っています。

 ほかにも思い出すことはいろいろあります。日本が世界の中で生きて行くのは大変なことです。

  しかし日本人が世界にとって必要な人種であることは間違いないと確信しています。

  自然を大切にする、人に優しい、辛抱強い、正直であるなどなど優れた特性を持っています。

  この美しい日本の国土と平和を愛好する日本人が、世界で一定の地位を占められるように頑張ろうではありませんか。

  新しい年を迎えるに当たり、日本人は覚悟を持たなければならないと信じています。(2012.12.31)

                                                                                                                                                          目次へ