2011.2.15
政治家しっかりせよ、国民しっかりせよ


現在の日本の政治家は保身しか考えていないように思えてなりません。

自分の資産を増やそうと思うなら、高収入でよい生活をしたいなら、官僚や新聞記者や会社員をやめて国会議員に

なる理由はないわけです。最初に国会議員になるときは、志を持って出馬したのではないでしょうか? 

その志はどこに行ったのでしょうか? 


「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」と歌った人がいました。

スーダラ節で無責任男を演じておられた人でした。ただしこの方、植木等さんの実像は真面目な人格者だったそう

です。大半の国会議員は残念ながら「気楽な稼業」に安住しておられるような気がします。失礼ですが気楽でない

としたら、気がかりは「選挙に落ちない」ことだけでしょうね。

選挙に落ちたくない理由は、待遇がよすぎるからではありませんか。


政治家はよい「職業」であってはいけないと思います。ある意味ボランティアであるべきだと思います。

昔、井戸塀政治家という言葉があったそうです。政治に資産を使い果たし、残ったのは井戸と塀だけだったという

ことだそうです。私の知る限り、井戸塀政治家は藤山愛一郎さんだけです。巨大な財産はことごとく政治資金に消

えました。総理大臣になるため汚いお金を集める人には遂に敵わず、初志を貫徹することはできませんでした。
 

現在の政治の世界はそういうものだと思います。

そういうものだったからこそ、今日のような情けない日本になってしまったのではありませんか。

現在国会議員の待遇がよいのは、貧乏人の代表でも国会議員になれるためだと思います。しかし実際は違うようです。

労働組合の最高幹部になると行き場がなくなる。職場に戻っても使い物にならない。従って国会議員に出すという話

を聞いたことがあります。巨大労働組合が推薦すれば、当選する。参議院議員の任期は6年。二期やれば12年。

失礼ですが、大変美味しい話です。


これが国民の耳に聞えのよい政策だけを並べて、マニフェストと称して「4年間いい給料が貰えるぞ」と見てくれの

よい女性を選挙に立てる。名指しで攻撃して申訳ないが、小沢ガールズだとか言う人たちです。

数さえ集めればという小沢さんは、前記藤山さんの対極にいる人です。
 

小沢さんは法律に違反していないかも知れません。裁判で無罪になるかも知れません。

しかし「天知る、地知る、我知る、汝知る」という言葉を漢文で習ったことがあります。無罪獲得の名人といわれる

弁護士を金に飽かせて集めています。無罪になる可能性は高いでしょう。

小沢さんと弁護団に贈りたい言葉は「巧言令色、仁少なし」という言葉です。

私は「口のうまい奴にはろくな奴がいない」という意味だと思っています。


国民は選挙に当って口のうまい人に騙されないようにしましょう。

騙す奴は「元本保証」だとか「高利回り」だとか美味い話をします。世の中にはうまい話はありません。

うまい話をする人は詐欺師だと思って眉毛に唾をつけて聞くことです。

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