2009.3.26
政治はほったらかしで、政局ばかり
増田 次郎
毎度同じようなことばかり書きたくなるのは情けないことですが、このところ小沢民主党代表の秘書逮捕事件
(3月24日に政治資金規正法違反で起訴されました)ばかりが、テレビや新聞で騒ぎ立てられています。
その一方日本の自殺者はこの5年間毎年3万人を超えているそうです。
http://allabout.co.jp/health/stressmanage/closeup/CU20030727A/index.htm
この記事によると、自殺の原因に経済・生活が占める比率が、4人に1人に達しているといいます。
この原因の全てを政治に押しつけるつもりはありません。しかし政治家には経済問題に全力を挙げ、こういう
悲しい事態を少しでも減らす義務があるのではないでしょうか。
情けないのは話題が、秘書逮捕事件が選挙にどう影響するかばかり。政治家にもマスコミにも、自殺者の増加
や貸し渋りにあっている中小企業の人たちの思いには無関心な人が多いような気がします。
民主党にも自民党にも、この国を何とかしなければならないという人が少ないのではありませんか。国会内で
こういう議論をしない人たちは、議員を辞職して欲しいものです。
私は選挙制度を変えて、マイナス投票制度を設けて欲しいと思っています。
支持する候補者にプラスの投票をするか、逆にこの人は議員に値しないと思う候補者にマイナスの投票をする
か、選挙民にプラスかマイナスかどちらかを選択させてはどうでしょう。
プラスとマイナスのトータルで得票の多い人が当選するという制度にできないものかと思うのです。
この方式をとるとこれまで棄権していた人がマイナス投票をして、誰も当選者が出なくなるかも知れません。
こうなれば議員の定数削減などしなくても、国会議員のリストラが自然に実現します。名案か迷案かは分かり
ませんが、また憲法でそんな制度が認められるのかどうかも分かりません。
しかし今のように政治に対する不信状態が続けば、ヒットラーのような独裁者が出てきて国民の支持を集めな
いとは言い切れません。
私はあの悲惨な時代を自分の目で見ました。
日本の民主主義は1945年に日本が無条件降伏したとき、連合軍に押しつけられたものです。
当時米国は日本を降伏させるために大変な犠牲を払ったところでした。当時日本の再建を望む人は米国側には
いなかったと思います。今日本を縛っている憲法も、教育制度も、全て日本が嘗ての大日本帝国に戻らないよ
うにする手枷足枷(てかせあしかせ)でした。
当時の日本人も軍国主義にはこりごりしていました。
私も10年近く続いた暗い戦争の時代は今でも忘れていません。戦争は勝っても負けても、よいことは一つも
ありません。人間とはつくづく愚かなものだ、戦争は何としても回避しなければならないと今でも思っています。
しかし日本の周囲には北朝鮮や中国という軍備を強化している覇権主義の国が複数存在しています。
ロシアや韓国も日本固有の領土を奪い取って、絶対に返そうとしません。
うかうかしていれば、何をされるか分かりません。自分の国の安全は、国民全部で守るしかありません。
日本には政局ばかり考えて、無意味な政争を続けている余裕はないはずです。
永田町と霞ヶ関の人たちに、自分たちの責任が何かをよく考えて欲しいものです。
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