2008.6.6
後期高齢者空騒ぎ



                                                                            増田 次郎


先日後期高齢者の件について、一言申し上げましたが騒ぎは収まっていないようです。

しつこいと思われるかも知れませんが、もう一言言わせて頂きたいと思います。

厚生労働省の調査によると、半分以上の方が保険料が減っているそうです。

事実だとすれば保険料が増えた方の中には、これまでお子さんの扶養家族になって割り勘の支払いを免れて

いた方がかなりおられるのでは?と思います。もしそうだとしたら、そういう方にはやはり割り勘を払って

頂きたいものです。私はそういう賢いことはしていなかったので、チェックしていませんが、多分保険料が

増えていないグループに入っているのだろうなと思っています。


永田町の人々は、この騒ぎを食い物にしようとしているようです。

国会議員はまたの名を選良というようですが、こんなことをしている人たちは「選悪」だと思います。

こんなことをやっている暇があったら、国会議員のリストラをやり、議員の定数を減らして頂きたいと思い

ます。リストラは給料の高い人を対象にした方が、コストダウンが効率的に行えます。女性ゴルファーのお

父上がスキャンダルまみれで、国民の血税を使っていると思うと、私のような貧乏人は腹が立ちます。


終戦前後に芋作りをしたことがあります。

里芋の親芋は小芋に栄養を上げて見る影もなくなっていたのを思い出します。
 
「年寄りは死ねというのか」といきり立っておられる方がいます。私は年寄りが若い方に席を譲って、先に

あの世に行くのは当然だと思っています。長生きして子供に先立たれるほど不幸なことはありません。

私より2〜3年年長の方が大勢戦死しておられます。私はたまたま生まれたのが遅かったお陰で、こうして

生きています。あのころ人生20年という言葉がありました。私はその4倍も生きています。

今更命を惜しもうとは思いません。

いい加減にお迎えが来ないかと思っていますが、寿命がまだ尽きておらずこうして生きています。


戦時中から敗戦直後にかけての生活は本当に大変でした。文字通り喰うに困っていました。

あのころのことを考えると、いまは贅沢な生活です。

メタボなどあのころには考えたこともありませんでした。肺ガンになるほどタバコを飲むことなどあり得な

いことでした。あのころの最大の死因は肺結核ではなかったでしょうか。メタボになるほど栄養のあるもの

を沢山食べることなどはあり得ないことでした。

お金がなければ倹約すべきです。食費を倹約するのは絶対に健康によいはずです。糖尿病などは間違いなく

治ると思います。血圧も下がるのではないでしょうか。

病人が減って健康保険財政は大いに改善されると思います。


年寄りの皆さんは、もう一度考え直して下さい。現在働いておられる方にこれ以上負担をかけないで下さい。

働ける人はもっと働いて下さい。「お前は翻訳などという特技があるから、そういうことを言えるのだ」と

お叱りを頂くかも知れません。でも「自分は昔こういう地位にあったから、そんな下等な仕事はできない」

などと仰らずに何かできることを探そうではありませんか。

文句を言っているよりその方が早いと思います。

「近頃の年寄りは」などといわれないように頑張ろうではありませんか。

どうぞ反論のある方はご意見をお寄せ下さい。議論をすることは望むところであります。

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