2007.4.18
最近怒り心頭に発したこと



                                                                                  増田 次郎


昨晩でしたか、夜のNHKテレビニュースを見ていたところ、細菌性髄膜炎にかかった子供さんが重い後遺症

に苦しんでいるという話が報道されていました。生後半年ぐらいでこの病気にかかった坊やが、3才になった

のに座ることもできず、首も据わっていない状態でした。


この病気にはワクチンがあるそうです。

いわゆる先進国では(近隣では中韓両国でも)既にこのワクチンが使われています。

このワクチンを予防接種したことにより、米国では感染率が1/100に激減したと報じられていました。

(数字には間違いがあるかも知れません)

ところがついこの前まで日本では、このワクチンの使用が認められていなかったそうです。

厚生労働省のお役人に「どうしてですか」と質問したところ、

応対したお役人さんは「副作用が怖いから」とか、何かよくわからない弁解をしておられました。


現在はこの予防接種が認められているそうですが、接種しようと思うと料金3万円は自己負担だそうです。

最初に書いた後遺症坊やのお母さんが、公費での無料接種を訴えてビラ配りをしておられました。

どうも私にはこのお役所の対応がわかりません。少子化対策だと盛んに騒いでおられます。

それでいて折角生まれた赤ちゃんに予防接種をさせずに、後遺症による身体障害者にさせてしまった。

これでは不幸な人をつくっているたけ、何もならないではありませんか。

予算が不足して公費で接種できないのなら、天下り受け入れ先の関連団体を一つ二つつぶして、その予算を

回したらいかがです。
 

こんなことを言いたくありませんが、先日どこかの県の部長さんが研究費の補助金を着服して逮捕された事件

が報道されていましたが、厚生労働省出身の方ではありませんでしたか。

厚生労働省の職員全てが、悪徳官僚だとは思っていません。

しかし細菌性髄膜炎の予防接種の問題を見ても、こういうことが多すぎるような気がしませんか。

古くは血液製剤によるエイズ感染の問題。水俣病事件。もっと沢山あったような気がしますが、思い出せません。

最近ではタミフルによる子供さんの異常行動。少し多すぎると思いませんか。

竹村健一さんだかが前に「世界の常識は日本の非常識」といわれたことがありました。

医療、製薬の世界と厚生行政のいやな話をいろいろ聞きます。


「李下に冠を正さず」といいます。

今行政改革担当大臣が、天下り防止対策で奮戦しています。政官界が挙げてこれを阻止しようとしています。

安部総理と潮崎官房長官がバックアップして、何とか成立しそうです。


官民癒着の弊害が一番多いのは、厚生行政ではないのでしょうか。

どうかもう少ししっかりして下さい。「恥を知れ」と申し上げたいです。
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